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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

西口修平の気になる10のモノ

Nishiguchi’s Closet

西口修平の気になる10のモノ

BEAMS Fのディレクター・西口修平が2021年秋冬に注目する10のアイテムを、
ファッションインフルエンサーとしても多くの
支持を集める彼独自のスタイリングとともに紹介します。

01_Sollecitiのベルテッドコート

イタリアはリミニで約100年続く高級メーカー、<ソレシティ>のベルテッドコートは、襟裏とベルト裏にリアルレザーを使用し、カフストラップを追加した別注仕様の一着です。ショルダーラインが美しく落ちる一枚袖のコートに、ダブルのライダーズとミリタリーパンツを合わせることで、ラギッドで男らしい印象にまとめました。パンツのシルエットを太めにしたのは、二枚目になりすぎないようにリラックスした雰囲気を残したかったから。さらにクリースを入れることで、あくまでも男臭くなりすぎないようなスイリングに仕上げました。“全体的にゆるさを残したラグジュアリーなコートスタイル”とでも言ったところでしょうか。

02_Jeanikのデニムジャケット

某メゾンブランドでも使用している、軽さとタッチのバランスがよいデニムを用いた<ジーニック>のジージャンは、可動域も広く絶妙なパターンで仕上げられた一着です。ディテール自体はヴィンテージをベースにしていますが、着丈が長いのでモダンな着こなしにも合わせやすいと思います。スタイリングのテーマは“クラス感のある日常着”。マリンニットでヴィンテージの雰囲気を引き立てつつも、ウールパンツで上品に。足元には<ジェイエムウエストン>のローファーを合わせフレンチが香るコーディネートを意識しました。一枚で雰囲気のあるジージャン、是非上品な大人の方に着こなしていただきたいですね。

03_Carusoの4Bダブルフランネルスーツ

丸みのあるシルエットや低いゴージライン、4つボタンダブルという仕様に90年代のテイストが薫る<カルーゾ>の「バタフライ」。とても柔らかな雰囲気のこのスーツを50年代後半のラウンジスーツのようなラグジュアリーでありながらもリラックスした雰囲気で着こなしたいと思い、<ジョン スメドレー>のモックネックニットに<ベグ アンド コー>のドット柄ネッカチーフを合わせ、足元はルームシューズでまとめて英国的な着こなしに。色はグレーでまとめることで、シックかつモダンな印象に仕上げました。貴族的なラウンジスーツの着こなしを、コスプレにならないギリギリのラインで攻めた感じです。

04_BEAMS Fのカシミアフェアアイルニットベスト

柄、サイジング、カラーなど、すべての要素をこと細かに指定した<ビームスF>渾身のフェアアイルニットベストです。そもそも土臭さが強く出やすいこの柄にラグジュアリーな雰囲気をプラスしたかったので、カシミアのなかでも特に上質なモンゴル産カシミアを使用しました。それだけに、着心地のよさは一級品。タイドアップにフェアアイル柄のニット、ヘリンボーン柄のジャケット、そして<グレンフェル>のドネガルツイードを使用したコートという、異なる3種類の柄を組み合わせてカントリーテイストを表現していますが、ニットの上品な風合いによって、モダンな雰囲気に仕上がるように意識しました。

05_CinquantaのスエードM43

形を一から作成したビームスF完全別注のスエード製M43。U.S.アーミーのオリジナルは、ミリタリージャケットの名作とされていますが「リアルヴィンテージだとどうしてもラギッドすぎる」という意見も。その点、こちらはキメ細やかなスエード素材によって上品な印象に仕上がっているため、 ヴィンテージのミリタリーアイテムをドレススタイルに合わせるのにちょっと抵抗を感じる方にも、すんなりと受け入れてもらえるのではないでしょうか。この品のよいM43は、タイドアップしたスーツスタイルに合わせるのも面白いですね。“ヴィンテージな空気感を備えたブリティッシュアメリカン”が着こなしのテーマです。

06_Avignonのネイビースエードブレザー

“着心地のよいテーラードレザージャケット”をテーマに一から型紙を作り込んだ、ビームスF完全別注の<アヴィニョン>のスエード製ブレザー。薄くてしなやかな極上のネイビースエード素材は、まるで素晴らしい仕立ての布帛のジャケットを羽織っているかのような軽やかな着心地です。しかも、醸し出すムードがそこはかとなくラグジュアリーだからこそ、ブレザー感覚でチルデンニットの上から羽織り、<タンジェント>のユーティリティパンツを合わせたプレッピースタイルも、自然と現代的にアップデートされます。まさに、着るだけで簡単にサマになってしまう、究極のネイビーブレザーと言えるでしょう。

07_Erneのシューカットスラックス

程よい深さの股上と、ストレートに近いシューカットのシルエットが特徴の<エルネ>のパンツ。脚長効果があり、ジャンルを問わず合わせられる一本ですが、今回はドレッシーなスタイリングにしたかったので、<スティレ ラティーノ>のヘリンボーンジャケットに<ジョン スメドレー>のハイゲージタートルネックニット、足元はタッセルのベルジャンシューズでエレガントにまとめました。色数を絞った分、チーフとソックスの濃いグリーンをアクセントにして、さりげない色気を表現。70年代のフレアシルエットほど極端ではないので、試着していただければ「意外とよい」と思ってくださる方も多いのではないでしょうか。

08_Ludwig Reiterのトレーナーシューズ

オーストリアの王宮警備隊にカスタムメイド靴を供給することからその歴史がスタートした〈ルーディック ライター〉。ライニングにはドレス靴と同じ素材が使用され、快適な足入れ感と気品あふれる佇まいが特徴で、オールホワイトながらクドさを感じさせません。個人的に、大人がスニーカーを履く際はウールパンツがマストであると考えていますが、その上品な顔立ちはウールパンツとの親和性の高さを物語っています。シューズとパンツの大人らしい雰囲気によって、トップスのデニムジャケットを含めた全体のバランスが程よく上品に仕上がります。もちろん、ウールのコートとも抜群に相性がよいので、ぜひお試しください。

09_Invertereのホースライディングダッフルコート

ジョシュア エリス社の肉厚な生地をふんだんに使った、ホースライディングダッフルコート。取り外し可能なフードや、サイドベンツが特徴的な完全別注による一着です。マテリアルもシルエットも徹底してこだわったラグジュアリーなアイテムだけに、その雰囲気に負けないアイテムを組み合わせてコーディネートを組みました。クレイジーボタン仕様のカシミヤブレザーにヴィンテージのデニムを合わせることで、抜け感を演出。色味をネイビーで統一することで上品にまとめています。一見すごく重そうですが、バランスを考慮して設計しているので、きちんと肩に乗せると着心地は想像以上に快適ですよ。

10_Macalastairのカラークルーネックニット

伝統的なハンドフレーム製法を得意とするブランド<マカラスター>。同社を代表する王道のクルーネックニットは、天然の防臭性や吸湿発散性などの機能はもちろん、着心地のよさと保温性に優れているのが最大の魅力です。90年代らしい一枚袖のラグランスリーブのコートを羽織り、ニットはブラックデニムにブラウジング。適度な上品さを意識しつつも休日の街着のような肩肘はらない、ヨーロピアンな抜け感を表現しました。コートもデニムもオールブラック。そこに今シーズン注目のカラーニットを合わせることで、モダンな雰囲気を表現したコーディネートです。

Photo / Takashi Noguchi (San Drago)
Text / Shinji Mochida

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