同世代の服好き3人によるお買い物トーク。
セールもひと段落し、春夏アイテムへの気分が日に日に高まる今日この頃。そんな春夏の新作をビームスの中でも無類の洋服好き、ビームスF スタッフ間瀬、スタッフ梶、イベントプランナー久野の3名が忖度なしの本音トークでご紹介します。
久野:今日は新作アイテムについてってことだけど。
間瀬:そうだね。いつもの感じで欲しいものだけを語っていこう。じゃあ梶から。
梶:自分最初ですか。なんか緊張しますね。笑
梶:それでは最初ということで、まずは入荷してきて気になっていたスーツを。もうコーディネートのイメージまで出来てます。
久野:さすが梶。飛ばすねー。
梶:このスーツは生地が良いですよね。22年春夏シーズンのキーワードでもある「ニュアンスブルー」や「アズライトブルー」をまさに象徴するような、少しグレイッシュな色出し。ウール×リネンのさらっとして乾いた質感も艶っぽくなりすぎず、品よく着られると思います。
間瀬:そうだね。今までにはあまりなかった色の感じ。あと、このジャケットのパッチポケット仕様に対してパンツがサイドアジャスターなところもミックス感あって良いね。
梶:合わせたシャツもポイントで、こちらは<エリッコ フォルミコラ>の別注タブカラーシャツです。短くて襟先が丸い、柔らかなタブの表情が個人的に刺さりました。Vゾーンに奥行きを出せる薄く入ったグレーの色もいい感じです。いろんな合わせで重宝すると思います。
間瀬:これすごく良いよね。このなんとも言えないような色の入り方が絶妙。白には出せない魅力があってすごく洒落てる。
梶:そうなんですよ。そこにグレイッシュな、同じようなトーンのプリントタイを持ってきて、敢えてはっきりさせないようなニュアンスがかったVゾーンにしてみました。このニュアンス感が個人的には気分ですね。気を張らない、こなれたスーツの着こなしができると思います。
久野:確かに。梶っぽいかも。この<ホリデーアンドブラウン>のタイかっこいいね。
梶:良いですよね。マットな質感なのでこのスーツの生地との相性も間違いないです。このチャコールの他にもオレンジとグリーンがあって、その2つも気になってます。
間瀬:じゃあ次は自分が。自分も22年春夏は気になるものがたくさんあって・・・。もう結構コーディネートのイメージも出来てる。
久野:みんなしっかり考えてきてる。さすが。笑
間瀬:まずはこの<バブアー>。これは気になる、というより買います。笑
梶:出ました。買います宣言。でもあまり間瀬さんのイメージにない気がします。
間瀬:そうかな。でもこの「スペイ」はずっと欲しくて理想のものを探してたんだよね。そしたら今回これがズバリハマって。扱いやすいピーチスキンの生地に品のあるゴールドのファスナー、リブなしの袖、シンプルな襟裏まわり。裏地のチェックを廃してワントーンにしているところなんかもまさにイメージ通り。Dリングとか今まで展開していたものと微妙に違うんだよね。
久野:すごく細かい。これぞ間瀬さん。笑
間瀬:スーツやジャケットには間違いないアウターだけど、カジュアルにさらっと羽織ってもかっこいいよね。あとこのスリッポンも個人的に注目していて、非常に柔らかな素材と作りでスリッパ感覚で履けそう。楽なのに品がある。キメすぎない大人な足もとを演出してくれる一足かなと。
間瀬:ブラックのショートブルゾンにグレーのウールパンツ。インナーのボートネックのニットもポイントで、首元の詰まりすぎていないほどよい開き具合がリラックスした雰囲気を出してくれるんだよね。そこにカシミヤのネッカチーフを巻いてエレガントに。このカシミヤの素材感は春先ぐらいまでなら全く問題なく巻けちゃう。これはもう購入済みです。笑
久野:あー、休日の間瀬さんが思い浮かびますね。確かにこんな感じ。
梶:ブラックのトップスにナチュラルカラーのシューズを合わせてるところも間瀬さんっぽいかも。
久野:じゃあ最後は自分か。みんなコーディネート紹介してるけど自分はもうこれってアイテムでいきます。まずこの<レ ユッカス>のビットローファー。
間瀬:グイっときたね。笑
梶:それ自分も気になってました!
久野:艶っぽくもエレガントで上品な・・・ちょっと言い表すのが難しいけどこの独特な表情が個人的に堪らないポイント。女性デザイナーならではの中性的な雰囲気がコーディネートのほどよいアクセントになってくれるはず。まだあんまり合わせは考えていないけど、アイテム単体としてすごく惹かれたんだよね。
梶:確か工場は<エンツォ ボナフェ>のシューズと同じですよね。作りもすごくしっかりしてる。これはスタッフ人気も高そう。
久野:あとこのベルトとパンツ。<ベルナール ザンス>のLポケット仕様のウールパンツなんだけど、ノープリーツの締まった腰まわりにストレートシルエットに近い形が新鮮。オンはもちろんだけどオフにさらっと穿くとすごく洒落てると思う。<レグロン>のベルトはさりげないグレーのニュアンスが絶妙でいい雰囲気。このブランドは2人もよく付けてるよね?
間瀬:そうだね。何本か持ってるよ。
梶:堅くなりすぎないところがいいですよね。ちょうど良い軽さというか、抜け感を作れます。
久野:この合わせならそれこそ、このビットローファーとのマッチングは抜群じゃないかな。そうそう、こういうコーディネートがしたいんです。
間瀬:これ流れで組んでたのね。さすが。笑
梶:あ〜久野さんっぽいですね。最後にまとめてくる感じも。
久野:ということで、そろそろ時間切れみたいです。
間瀬:もう?まだまだ全然あるよ。
久野:だめです。編集する人が大変みたいなんで。そして今回ご紹介したアイテムで公式オンラインショップに載っていないものは店頭にてご予約いただけます。恐れ入りますが店舗スタッフまでお問い合わせください。
梶:最後だけきっちり締めますね!笑
久野:皆様のご来店、ご予約お待ちしております。
間瀬:久野お店いないけどね。笑
久野:それではまた次回お会いしましょう。
Photo & Writing / Kengo Motoshige