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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

Vol.04 Mr.Ryota Kaji

My 5 Stylings | 名物スタッフによる"普通の5日間"

Vol.04 Mr.Ryota Kaji

My 5 Stylings | 名物スタッフによる"普通の5日間"

スタイルを持つ男たちによる洋服を愉しんだ自由な着こなし。第4回目の今回はヴィジュアルマーチャンダイザーの梶が登場。幅広く、自由な着こなしに宿るセンスとそれを裏付ける知識量。多くの洋服好きたちから厚い支持を受ける、ビームスが誇る若きウェルドレッサーです。そんな梶の”普通の5日間”に注目します。

Day 1:Commuting
自分なりに解釈したプレッピースタイル

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「ドレス、カジュアル、モード・・・様々なテイストの装いが交じり合うビームスのオフィス。今年の3月からオフィス勤務となり、今までとは違った環境で日々刺激を受けながら仕事をしています。店舗在籍時はその店舗に合った、販売員としての着こなしというものを意識していましたが、自由度の高いオフィスでは洋服を純粋に愉しみたいという思いでコーディネートを組むことが増えました。ただ、もちろんベースはドレススタイル。そこを崩しながら崩しすぎない、そんな駆け引きも楽しいですね。この日は作業がメインの日ということもあり、ブレザーを軸としたカジュアルスタイルで。メインの〈ビームス F〉のオリジナルブレザーはロンドンのビスポークテーラー〈ベンソン & クレッグ〉から自ら釦を取り寄せ、載せた思い入れのある一着です。スウェットパンツにボーダーニットタイ、モカシンシューズの自分なりに解釈したプレッピースタイルといったイメージで合わせました。ウールパンツからデニム、スウェットまで幅広いアイテムを受け入れてくれる懐の深さはブレザーならではですね。パーソナルな、柔軟な着こなしが求められる今の時代感にもマッチするアイテムだと思います。」

  • jacket BEAMS F
  • shirt Ateliers Gauthier
  • tie ASCOT
  • pants Los Angeles Apparel
  • shoes YUKETEN
  • knit cap BEAMS PLUS
  • Backpack EASTPAK

Day 2:Work style
クラシックなものを柔軟に取り入れる

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「店舗の顔となるマネキン。この日はそのコーディネートの方針を決めるサンプルコーディネート作成の日。私にとってシーズンが始まる前の恒例であり、大切な仕事の一つです。店舗の担当と話し合いながら何体もコーディネートを組んでいく、地道でハードな作業。なので装いにも動きやすさを重視して臨みます。ダメージデニムにダンスシューズ、ウエスタンシャツという定番の合わせには敢えて英国のビスポークテーラーのレディメイドスーツを組上だけ取り入れて。このスーツは銀座店時代の先輩に”洋服の世界遺産みたいなものだから持っておいて損はないと思う。”と、背中を押され7、8年前に購入した〈ファーラン & ハーヴィー〉のものです。当時の自分ではその力強い空気感を上手く着こなすことができず、着用する機会もあまりありませんでしたが、時代の流れと個人的な気分もあってか、最近ではよく手に取ります。クラシックな直球のスタイルも良いですが、このぐらい抜いた合わせが今の自分らしいかなと。もちろん、歳を重ねていくとまた合わせの気分も変わってくると思います。その愉しみを時代とともに味わえるのもクラシックなものならではですね。」

  • jacket(suit) Fallan & Harvey
  • shirt BOLZONELLA
  • pants Levi's
  • shoes Crown

Day 3:Day off
都会的なサファリルック

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「ビームスでも定期的にオーダー会を行っている〈イガラシ トラウザーズ〉。この日は休日を利用して個人的にオーダーしていたビスポークパンツの仮縫いに赤坂のアトリエまで。映画や写真集、古着などで見かけたディテールやシルエットを伝え、それをなんとか形に出来ないかと、いつも無理なお願いを聞いてもらっています。今回のパンツも少し癖のあるディテールながらイメージ通りの仮縫い。もう何度もオーダーしていますが、その仕上がりには毎回驚かされますね。日中30度を超える猛暑だったこの時は、少し男くさいサファリルックの気分。ベージュのサファリジャケットにベージュのチノという淡く、野暮な色合わせにブラックのポロを入れることで都会的に映るよう意識しました。学生時代に購入してからずっと穿き続けている〈ビルズカーキ〉のチノは、だんだんとクタっと、理想の質感に近づいてきたお気に入りの一本です。足もとに敢えてホワイトバックスを据えることで、定番の合わせとは少しずらしているところも個人的な拘り。オリジナルのスタイルに倣いながらも、時代感や気分をのせて崩す。そんな自分なりのサファリを表現できたかなと思います。」

  • jacket Willis & Geiger
  • polo LACOSTE
  • pants Bills Khakis
  • shoes JOSEPH CHEANEY
  • bag HERMES

Day 4:My routine
今を捉えること

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「店舗のレイアウトやコーディネートの管理を行うのも私の仕事です。店頭のスタッフとコミュニケーションを取りつつ、新しく入荷したアイテムのチェックもついでに。一日中いくつもの店舗を回ることもありますが、移動する際は出来るだけ歩くようにしています。街並みや行き交う人々の装い、他のショップの雰囲気。世の中の流れを肌で感じ、掴んでいくことも洋服屋には大切だと思っています。この日はビームス ハウス 丸の内に行く予定だったので久しぶりにスーツスタイルで。ほどよくウェイトのあるネイビースーツは、国産のコットン生地に拘ってオーダーしたものです。ハリコシがありつつも、滑らかで柔らかな質感。このバランスが気に入っています。スポーティな生地に馴染ませたストライプタイやタッセルローファーなど割とベーシックな合わせですが、小紋プリントの入ったシャツでニュアンス的な捻りを入れてみました。気に入って使っているミュージックケースは6、7年前に購入したもので、クラシックでいて堅過ぎない、絶妙な存在感が自分のスタイルに合っていると思っています。そしてハードなスケジュールの合間にはお気に入りの定食屋さんに。各地の名店に行けるのも実は楽しみの一つなんです。(笑)」

  • suit(jacket & pants) LECTEUR & IGARASHI TROUSERS
  • shirt MARCEL LASSANCE
  • tie Charvet
  • shoes ALDEN
  • bag B JIRUSHI YOSHIDA

Day 5:Shopping and strolling
日常から感性を磨く

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「休日、一人の時間ができるとふらっと古着屋や古書店に。基本的には家族と過ごすことが多いので、なかなかまとまった時間が取れませんが、暇を見つけては足を運んでいます。洋服はもちろん、古い洋書や雑誌など、気になるものがあると手が伸びてしまいますね。朝から気温が高かったこの日は完全に夏の装い。70年代や90年代ファッションのリバイバルというイメージを自分なりに解釈してミックスしてみました。先輩の体験談や、映画、文献などから当時の雰囲気を掴んで現代に落とし込んでいく。その解釈の工程が好きなんです。着用するアイテムが少なく、装いがシンプルになりがちな夏は小物使いにも気を遣っています。帽子やバッグなど、ムードを上げてくれるアイテムを意図して合わせ、気分も上げて。暑いからこそ愉しめるファッションも良いですよね。この時ちょうど見つけた写真集はディスプレイのプランニング中に話が出た写真家のもの。イメージの参考になるかなと思ってついつい買ってしまい、後日仕事場に。気付けば結局休みの日も洋服のことばかり。こればっかりは好きなのでしょうがないですね。(笑)」

  • shirt STEPHENS BROTHERS
  • pants Pointer
  • shoes adidas
  • bag HUNTING WORLD
  • hat used
  • glasses guepard

Profile

  • 梶 亮太

    ヴィジュアルマーチャンダイザー

    梶 亮太 Ryota Kaji

    ヴィジュアルマーチャンダイザー

    梶 亮太 Ryota Kaji

    1992年千葉県浦安市生まれ。古着をきっかけに洋服に興味を持ち、学生時代はアルバイトとしてビームスに関わる。カジュアル店舗を経験する中で徐々にドレスクロージングの世界に魅了され、新入社員としてビームスに入社した際はドレス部門を志望。 ビームス 銀座、ビームス ハウス 丸の内、ビームスFを経て2022年3月より現在のVMD部ヴィジュアル販促課に。趣味は古着屋巡りと映画鑑賞。生粋の洋服好きとしての一面がある傍ら、二児の父としての顔も持ち、休日は家族と過ごすことが殆どのイクメン。

Photo & Writing / Kengo Motoshige

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