BEAMS F Brilla per il gusto International Gallery BEAMS Instagram Facebook Twitter Page Top

About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

ニットから始める。今、気分なコーディネート。

ヴィジュアルマーチャンダイザー、梶亮太による気分な着こなしの提案。

ニットから始める。今、気分なコーディネート。

”いつもはアウターからだけど、今日はニットを主役にしてコーディネートを考えてみる”

いつもと違った視点で、考え方で。コーディネートはそれだけで愉しく、新鮮に感じるもの。今回は梶が個人的に気になるニットを5つ選んでスタイルを構成しました。もちろん主役はニット。ヴィジュアルマーチャンダイザーならではの細かな拘りにも注目です。

素朴な風合いのニットを都会的なリラックスムードで

「素朴でトラディショナルな雰囲気が魅力の〈マカラスター〉のモックネックニット。合わせる際はこの空気感を活かしつつ野暮ったく見せない、そんなバランス感が重要です。室内で寛ぐリラックスシーンにはモノトーンベースのコーディネートでシックに見せて。近いトーンのグレーフランネルパンツに対してシルクのスカーフや表革のローファーを合わせ、色ではなく素材でコントラストを愉しんだ合わせを組んでみました。シンプルが故の洗練されたエレガンスが、こなれた大人の品格をつくってくれます。」
1
/
2
「アウターを羽織る際も基本的な考え方は同じ。オイルドコットンの男らしい〈バブアー〉にスコットランドのニットというカントリーな組み合わせを、オフホワイトのパンツで柔らかく上品に仕上げます。色のコントラストをミックス感のあるグラデーションで馴染ませてくれる、このニットがあってこそのコーディネートですね。ただ、個人的にキメすぎる装いが得意ではないので、5ポケットのディテールに足もとはデザートブーツといった、少し抜けた印象を敢えて入れています。カントリールーツなアイテムをいかに都会の無機質な空間に馴染ませるか。それがこのコーディネートのイメージです。」
1
/
2
オーセンティックをモダンに表現

オーセンティックをモダンに表現

肩幅と身幅をオーバーサイズにし、やや短い着丈の現代的なシルエットのモックネックニット。リラックス感のあるやわらかな雰囲気を出すため、無染色のウール糸を選定しメランジ調に仕上げたカラー別注商品。ほど良いネックの高さで、ネッカチーフやストールを巻いても上品な首元を演出してくれるひと品です。

引き立てる色と素材感がコーディネートの主役

「重たいトーンになりがちな秋冬シーズンの装いを、温かみのある風合いと馴染み良い発色で華やかに彩ってくれるのがシェットランドニット。それでいて素朴な風合いが派手さを消し、柔らかく見せてくれます。グレーとホワイトの淡いモノトーンに、ナチュラルなパープルを挿してほんのりと色気をプラスしたこのコーディネートは、ツイードのブルゾン、ベイカーパンツというヘヴィーなアイテム同士の組み合わせ。そんな中にはハイゲージのクリーンさではなく、シェットランドの素朴さがすんなりと馴染んでくれます。唐突な色を唐突に見せない、柔らかな風合いと発色を活かした合わせです。」
1
/
2
「いつものインナー使いから少し変化をつけたい。そんな時に役立つのが肩掛けスタイル。移動や時間帯で気温差があるシーンにも重宝するテクニックです。ブラウンのチェックジャケットにデニムという男らしいコンビネーションに、ニットならではの丸みのある甘さを添えることで全体を柔らかく纏められます。タブカラーのシャツをノータイで合わせているところも細かいポイントで、肩掛けというキメたムードの中に、ほんの少しのキメすぎない抜け感を作ってくれます。前で結ぶスタイルもありますが、個人的には形を気にせず垂らすぐらいが丁度良いかなと。」
1
/
2
風合い豊かなシェットランドニット

風合い豊かなシェットランドニット

シェットランド島最古のニットファクトリー〈ジャミーソンズ〉の糸を使用したクルーネックニット。上質な素材による美しい発色と、温かみのある素朴な風合いが魅力です。80年代の〈ビームスエフ〉のオリジナルニットからインスパイアされた1枚は、汎用性が高くオンオフ兼用で活躍します。

冬に愉しむマリンスタイル

「春夏のイメージが強いボーダー。ですが、冬に着るマリンスタイルも格好良いんです。オーセンティックなピーコートとの合わせは、モダンな配色と上質な素材使いで洗練された大人の印象に仕上げています。カシミヤのニットキャップ、フレンチムードのヨットダービー、ヘヴィーな質感でいて甘い配色のガンジーニット。シンプルでありながらどことなく高級感がある、そんなリュクスなムードがデイリースタイルを上質なものへと昇華してくれます。」
1
/
2
「今の気分ではウールパンツも取り入れたいところです。がっしりとした質感のニットにフランネルの起毛感は間違いない組み合わせ。ガンジーニットが持つ本来の力強さを活かしつつ、品良く纏めてくれます。ブラックベースの配色ならモノトーンライクなシックさを演出できるところもポイントですね。都会のリラックスムードにもすっと馴染んでくれる、丁度良い塩梅のマリンテイストが秋冬シーズンに映えてくれると思います。シルクのスカーフだけ微妙に素材感をずらしているところも、さりげない大人のハズしです。」
1
/
2
ナチュラルなボーダー使いで大人っぽく

ナチュラルなボーダー使いで大人っぽく

上質なウール素材を使用し、滑らかな肌触りが魅力のボーダーニット。別注の配色により、モダンシックな佇まいに仕上げています。アームホールにゆとりを出すことで1枚着はもちろん、ブルゾンやコートのインナー使いにも好相性。シーズンの着こなしを品良く格上げするひと品です。

背景に馴染んだ色遣いで

「美しい銀杏の葉が街を彩る季節。そんな時はやはりブラウン系のアイテムを纏いたくなります。スエードブルゾンのダークブラウンからナチュラルカラーのパンツにかけて緩やかなグラデーションで構成することで、スポーティなテイストのアイテムを品良く装ったコーディネート。足もとはセオリー通り、スエードのブルゾンからずらした表革のコインローファー。ベルトとシューズは合わせることがセオリーとされますが、トップスは逆。素材をずらしていくことで、合わせすぎない統一感が生まれます。」
1
/
2
「ニットのケーブルを柄と捉えると、このコーディネートはパターンオンパターンのマッチング。考え方はシャツとタイの関係性と同じで、柄の大きさをずらし、同系色で合わせると煩く見えず、馴染ませられます。甘く編まれた〈グランサッソ〉のニットは、絶妙なトーンのブラウンとしっとりとした糸使いが肌馴染み良く、大人のリラックススタイルと好相性。インナーはもちろん、一枚でもサマにしてくれるアイテムです。ケーブルならではの柔らかさとスエードのクタっとしたしなやかさ、ハードなレザーソファ。異なる質感が交ざり合う、こんなシーンもこなれていて面白いですね。」
1
/
2
甘く、柔らかなムードが魅力

甘く、柔らかなムードが魅力

柔らかな肌触りとアクセントとなるケーブル編みが魅力のタートルネックニット。合わせやすいベーシックカラーに加え、日本人にもフィットするよう考えられた、バランスの良いネック廻りとスマートなシルエットが現代的な装いを演出します。1枚着でのリラックスシーンからインナー使いのレイヤードスタイルまで、幅の広い着こなしをモダンに見せてくれるアイテムです。

知的にカラーを取り入れる

「タートルの温もりは欲しい。でもクルーの抜け感も取り入れたい。そんな印象を叶えてくれるのがこのモックネックのバランス感。やりすぎない見え方が絶妙で、どんなスタイルもこなしてくれる汎用性の高さが魅力です。注目度の高い今シーズンは、カラーバリエーションの豊富さも見逃せないポイント。中でもこのターコイズカラーが気になりますね。合わせはシンプルにブレザーと。コントラストをつけつつ、同系色で装うことでブルーの持つクリーンな知的さをさらに引き立てられます。」
1
/
2
「アンサンブル的着こなしも今気分に映ります。カラーコントロールは先ほどのブレザーと同じながら、トップスはニット同士のレイヤードで、より柔らかくリラックスした空気感を演出してみました。タートルネックでも合いますが、ほんのりと抜けた印象のモックネックの方が軽さを出せて相性は良く感じます。パンツはシンプルにハウンドトゥースをベースに考えていたところ、撮影寸前で捻りを加えたくなり、やや複雑なチェックに変更。王道ではなくずらしていく、個人的な好みを反映させました。(笑)」
1
/
2
ベーシックをシーズナルに

ベーシックをシーズナルに

ソフトタッチで滑らかな肌触りの上質なウール素材を使用したモックネックニット。ネック周りや着丈の長さにまでこだわった、モダンなフィッティングを採用しています。ジャケットやブルゾンなどのインナー使いにも好相性。豊富なカラーバリエーションで、幅広い着こなしをさりげなく格上げするひと品です。

Profile

  • 梶 亮太

    ヴィジュアルマーチャンダイザー

    梶 亮太 Ryota Kaji

    ヴィジュアルマーチャンダイザー

    梶 亮太 Ryota Kaji

    1992年千葉県浦安市生まれ。古着をきっかけに洋服に興味を持ち、学生時代はアルバイトとしてビームスに関わる。カジュアル店舗を経験する中で徐々にドレスクロージングの世界に魅了され、新入社員としてビームスに入社した際はドレス部門を志望。 ビームス 銀座、ビームス ハウス 丸の内、ビームスFを経て2022年3月より現在のVMD部ヴィジュアル販促課に。趣味は古着屋巡りと映画鑑賞。生粋の洋服好きとしての一面がある傍ら、二児の父としての顔も持ち、休日は家族と過ごすことが殆どのイクメン。

Fashion Direction / Ryota Kaji
Model / Yuma Sawai(BEAMSF SHINJUKU STAFF)
Photo & Writing / Kengo Motoshige

Share

Other Posts

もっと見る