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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

私が〈リングヂャケット〉で仕立てる理由

私が〈リングヂャケット〉で仕立てる理由

国内屈指のファクトリー〈リングヂャケット〉。その仕立てに魅了されるビームススタッフたちの拘りを、自身のオーダーアイテムとともに紐解きます。

「ものとしての佇まいは然ることながら、その圧倒的な着やすさが絶対の魅力。」

ビームスの洋服好きたちは口を揃えてこう語ります。
同ファクトリーが〈ブリッラ ペル イル グスト〉のオリジナル重衣料の縫製を手がけていること、その拘りについては以前の記事にてご紹介済み。そんな中、敢えてオーダーで仕立てる意図とは。ビームスきっての洋服好き3名が語ります。

ビームス ハウス 丸の内 間瀬 裕介

「一昨年のオーダー会にて誂えたハウンドトゥースのスーツ。ビームス 銀座にて〈リングヂャケット〉のオーダー会が開催されると聞き、いの一番に誂えた一着です。長い歴史に裏打ちされた卓越した縫製技術と、時代の流れを汲んだ柔軟性が同ブランドの素晴らしい点だと思っていますが、最大の魅力はやはり日本人のための仕立てであるというところでしょうか。イタリアのテーラーリングに倣いながらも、ただ真似するのではなくそれを日本人の体型に合わせた独自の仕立てへと昇華しており、圧倒的な着用感を誇る一着を作られます。さらに一切の妥協なく、一着一着丁寧にものづくりを行なっている日本人らしい職人気質な点も尊敬すべきところですね。このスーツは、〈ビームス F〉ハンドメイドラインの形をベースに仕立てたもので、生地は英国の老舗〈フォックス ブラザーズ〉の“クラシックフランネル”より選びました。白黒のハウンドトゥースというやや主張の強い柄でありながら、フランネルの起毛感が絶妙に柔らかくこなしてくれており、品の良いクラシックさを見せてくれます。着崩した際にほどよい抜け感を出せる、ダブルブレストの形に載せているところも私なりの拘りです。」
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「今日のコーディネートはこの柔らかなクラシックさを活かすべく、コントラストをつけるのは避けるように全体的にニュアンスあるカラーで纏めました。ウールシルクのストライプタイに足もとのスエードチャッカブーツ、そして起毛感あるハウンドトゥースのフランネル。それぞれのアイテムの素材感を合わせていくことで、温かみのある柔らかなムードに仕上げています。シャツに付けたカラーバーもポイントで、ダブルブレストの重厚感ある雰囲気をさらに引き立てられるよう意識しました。
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  • suit RING JACKET〈BEAMS F〉
  • shirt Paul Stuart
  • tie Paul Stuart
  • shoes CROCKETT&JONES
  • belt used
  • pocket square SIMONNOT GODARD
  • collar bar used

ビームス 六本木ヒルズ 齋藤 龍治

「幾多ものサルトやファクトリーの仕立てを経験してきましたが、"着心地"という面ではこの〈リングヂャケット〉が一番と言っても過言ではないと思います。柔らかな肩まわりから前振りの袖のライン、吸い付くようなのぼり。立体的で重厚感ある佇まいながら、ストレスのない軽い着心地は唯一無二ですね。このガンクラブチェックのジャケットは〈ビームス F〉ハンドメイドラインの形に載せて誂えました。所謂フィレンツェモデルとされ、ゴージの低いワイドラペルにダーツのないフロントデザインと、独特なディテールが特徴的。実はこのフロントダーツを排したデザインも相当な技術を必要とするもので、自然なシェイプと綺麗なシルエットを出すことが非常に難しい。それを見事に形にできるというところからも〈リングヂャケット〉の仕立てのクオリティが伺えますね。スコットランドの生地メーカー〈ラバット〉のガンクラブチェックは鮮やかなグリーンのペーンがほどよいアクセントとなり、カントリーでいながら上品さも感じられ、非常に気に入っている一着です。」
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「ジャケットの生地からベージュ、グリーンを素直に拾い、合わせていったコーディネート。それでいて色のトーンやアイテムの素材感をずらし、シンプルながら奥行きがあるような、深みのある印象を狙いました。全体的にカントリーなテイストなので、シャツを潔く白で抜いているところも品良く見せるポイントです。スポーティで重たいアイテムを重ねつつ軽く着こなせるのは、やはり〈リングヂャケット〉の持つ柔らかさ故でしょうか。」
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  • jacket RING JACKET〈BEAMS F〉
  • shirt International Gallery BEAMS
  • tie NICKY
  • trousers IGARASHI TROUSERS
  • shoes George Cleverley
  • belt International Gallery BEAMS
  • pocket square Drake’s

〈Brilla per il gusto〉ディレクター 小林順平

「“究極のベーシックスーツを作りたい。”そんな想いで誂えたのがこのスーツです。シンプルであればあるほど、そのもの本来の良さが問われます。テーラードアイテムの場合はそれが顕著に表れ、素材はもちろん何より重要なのが作り手。そこで私が選んだのが〈リングヂャケット〉でした。殺しと呼ばれる技法を駆使し時間をかけて作られる一枚襟に、着用感とシルエットを向上させるそら豆型のアームホール、柔らかないせ込みと前肩の仕様。どこを取っても一切の手抜きなしの、拘りに拘り抜いたものづくりを貫いている日本が誇る仕立て屋です。様々蘊蓄はあるのですが、個人的に最大の魅力と捉えている点が“品の良い甘さ”。日本のテーラーは、お国柄か整っていることの美しさが前提のように感じ、堅い雰囲気の仕立てが多い印象ですが、〈リングヂャケット〉の作りにはその堅さを抑えつつどこかインポートのような甘さ、柔らかさが漂います。このニュアンスは技術があっても上手く表現できるものではないので、数多くの作り手の中でも稀有な存在と言えますね。このチョークストライプのスーツは前述したように、究極のベーシックがイメージ。故にディテールやシルエットは遊ぶことなくクラシックに抑えています。またドレスダウンにも対応できるよう、生地には〈カノニコ〉のフランネルを選び、ニットなどとの相性も意識して作りました。」
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「ベーシックなスーツのキリッとした表情を活かすべく、コーディネートは無地のタブカラーシャツにドットタイというオーセンティックなアイテムでシンプルに。そんな中でもシャツのベージュ、タイのブラックというモダンなカラーマッチングでほんのり時代感を取り入れ、今の気分のスタンダードというものを表現しました。年を重ねても変わらず、その時々のスタンダードを自分なりに愉しめる。これがクラシックなものの良さだと思っています。」
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  • suit RING JACKET〈Brilla per il gusto〉
  • shirt GUY ROVER
  • tie BEAMS F
  • shoes CROCKETT&JONES
  • belt BEAMS F
  • pocket square used

〈RING JACKET〉 ORDER FAIR

1954年、大阪にて『注文服のような着心地の既製服』というコンセプトのもとに設立された<RING JACKET(リングヂャケット)>。今日に至るまで立体的かつ着心地の良い服を作り続け、現在では世界中のウェルドレッサーに愛されています。
今回のオーダー会では、豊富なバリエーションの生地をご用意。〈BEAMS F〉、〈Brilla per il gusto〉の2レーベルより、スーツもしくはジャケットを個人オーダーして頂けるイベントです。自分だけの特別な一着を、この機会にいかがでしょうか。

開催期間:2023年2月23日(木)〜3月5日(日)
開催店舗:ビームス 銀座 ビームス ハウス 梅田

スーツ:生地種類 約800種類
価格 ¥198,000〜(税込)
納期 2023年5月下旬(状況により遅れる場合がございます。)
ジャケット:生地種類 約400種類
価格 ¥143,000〜(税込)
納期 2023年5月下旬(状況により遅れる場合がございます。)

Photo & Writing / Kengo Motoshige

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