He is a 10.
Vゾーンが昔から“個性の窓”と呼ばれてきたように、
クラシックな装いとは自分の内面を映し出す鏡のようなもの。
多様性が叫ばれ、“個の時代”と言われる今、
ビームスが提案するクラシックスタイルは、新たなフェーズへと進化する。
カノニコ社のアーカイブ生地を使用した〈ブリッラ ペル イル グスト〉のグレンチェックスーツ。立体感を演出するタブカラーシャツにジグザグパターンのネクタイを合わせることで、クラシカルなムードを表現。ベルトとシューズのブラックスエードでフレンチのエスプリを添えて。
〈マッキントッシュ〉に依頼して、英国調でクラシックな印象のハウンドトゥース柄の生地を載せ替えた別注バルカラーコート『バルフィールド』。王道のネイビーフランネル地のチョークストライプスーツやペイズリータイと組み合わせることで、ブリティッシュなムードが一層香り立つ。
〈デ ペトリロ〉のなかでも、センツァインテルノやマニカカミーチャといったナポリ仕立ての醍醐味を随所に詰め込んだ『ポジリポ』。大柄のウィンドウペーンのパープルをインナーのニットで拾いつつ、爽やかなホワイトパンツをチョイスすれば、色気あふれる秋冬の装いが完成する。
〈ティト アレグレット〉に別注を依頼したブラウンのシングルジャケット。カンポーレ社の350g/m のヘビーな生地は、軽やかなナポリ仕立てとの相性も抜群。ブラウンをベースにしつつ、要所でピンク等を用いた温かみあふれる色使いが、秋冬の街角を華やかに彩る。
端正な印象を与えるライトグレーのシングルスーツ。V ゾーンに立体感を与えるホワイトのタブカラーシャツ。装いに都会的な洗練さを添えるブラックスエードのシングルモンクストラップシューズ。そこにブラックに暖色系のストライプが配されたタイが今季的な気分をプラスする。
高い人気を誇る〈インバーティア〉のヘリンボーン生地を載せた別注ダッフルコート。ホワイトジーンズやブラックスエードのシューズを合わせることで、フレンチアイビースタイルを表現。インナーに合わせた今季の気分であるブルーニットが、定番のスタイルをモダンに昇華する。
マルゾット社のブラウンフランネルをナポリ仕立てによって軽やかに仕立て上げた〈ティト アレグレット〉の別注スーツ。インナーに柔らかなトーンのピンクのタートルネックを、そして足元にはブラウンスエードのダービーシューズを合わせるだけで、肩肘張らない大人のスーツスタイルに。
〈ビームスF〉でも継続して人気のリングヂャケットのハンドラインのスーツ。パンツをサイドアジャスターにするなどクラシックな味付けを随所に施した一着には、ブラウンのニット&スエードブーツでシックにまとめつつ、首元のスカーフでさりげなく洒落っ気を表現するのが今季的。
フォックスブラザーズ社の大柄のグレンチェック柄を採用するジャケットに〈ドレイクス〉に別注を依頼したシャンブレーシャツを合わせ、チェーンモチーフのプリントタイをオン。トップスを華やかにした分、パンツは静謐なムードのホワイトのコットンパンツで絶妙な匙加減をキープ。
ここ数シーズン注目を集めているブレザーをトラッドなスタイルに落とし込んだスタイル。〈ビームスF〉のブレザーはリングヂャケットのなかでも最高峰に位置付けられるハンドラインであり、見慣れたはずの組み合わせながら、従来のそれとは一線を画す洗練さを演出してくれる。
Photo / Shunya Arai [YARD]
Styling / Akihiro Shikata Hair / Kenshin
Model / Daisuke [Donna], Setsu [Wizard], Verner [Wizard],
Fabien [Ascend], Andrei [West]