
5人のスタイリストが提案する5つのスタイル-僕にとってのビームス ドレス-
〈ビームスF〉や〈ブリッラ ペル イル グスト〉に代表されるビームスのドレスレーベルは、世の中的にはどんなふうに映っているのでしょう?
そこで5人の有名スタイリストに、ビームス ドレスのイメージをヒアリング。そのうえで、それぞれのスタイリストが提案してくれた5つのルックには、これまでとはひと味違うビームス ドレススタイルがありました。
01 / Styling by 小林 新
「いい意味で エグさを感じる」
他のセレクトショップが提案するドレススタイルってお洒落な優等生ってイメージが強いけど、ビームス ドレスはちょっと違うよね。スーツにエキゾチックレザーを合わせたり、派手なチーフを挿したり……。そういう絶妙な〝際どさ〟を持ち合わせている感じ。

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1978年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後、2006年に独立。現在は雑誌、音楽、広告などを中心に活動。洋服にとどまらず、その周辺にある美術などもスタイリングの一環と考え独自の職人的な視点を持つ。
02 / Styling by 池田 尚輝
「ハードルが高くて 当たり前」
最近買った〈ジョージクレバリー〉のローファー。僕は普段革靴を履かないのでいつ履くのが正解なのか悩ましいですが、これがいい意味で気取っていてかっこいい。そんな、かっこつけるためのものが並ぶ、世にいう紳士服売り場と一線を画す場所が僕にとってのビームス ドレスです。

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1977年生まれ。長野県出身。坂井達志氏に師事し、2000年の独立後は、雑誌、広告、テレビ等で活動。洗練されたドレスからミックスしたカジュアルまで、幅広いジャンルを手掛ける。
03 / Styling by オク トシヒロ
「ど真ん中 ストレート」
そんなに変化球があるイメージがなくて、その正統さがビームス ドレスのいいところ。オーセンティックなドレススタイルだからこそ万人の受け皿になっているんじゃないかな。いろんなスタイルに落とし込めるっていうか……。変なクセがないからこそ普遍的でかっこいいんだよね。

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1977年生まれ、鹿児島県出身。2006年独立。固定観念にとらわれず、遊びのあるミックススタイルが得意。ドレスやストリートの垣根を超えて、自在なミックススタイリングで、ファッションの面白さを伝えている。
04 / Styling by 荒木 大輔
「花」
学生の頃から通っていた場所。華やかで大人感があって、とにかく早くそんな大人になりたくて、昔からの憧れを抱いていたんだよね。今は自分もだいぶ年をとったから、あの頃よりはビームス ドレスの服が等身大で着られるようになったかな。

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1976年生まれ。群馬県出身。1997年に熊谷隆志氏に師事。2001年に独立し、以後メンズファッション誌、ミュージシャン、俳優、ブランドのルックブック等を幅広く手掛ける。米国文化への造詣も深い
05 / Styling by 村上 忠正
「あったらいいな、が必ずある場所」
〝僕の仕事そのもの〟かな。雑誌のスタイリングやタレントさんの衣装探しにリースで回っているときに「こんなアイテムがあったらいいのに」って思ったものが必ずある場所。結局、最後のピースを探しに必ず足を運ぶのがビームス ドレスなんだよね。

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1969年生まれ。 東京都出身。 鈴木卓爾氏より独立後、スタイリストとして活動を開始。メンズ人気雑誌『LEON』や『OCEANS』などをはじめ、広告やカタログなど幅広いジャンルで活躍中。サーフィンの腕前は玄人跣