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ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

〈ブリッラペルイルグスト〉が提案する2025-26AWスタイル -温もりという優しさに包まれたなら-

2025_26 AUTUMN WINTER VOL.12

〈ブリッラペルイルグスト〉が提案する2025-26AWスタイル -温もりという優しさに包まれたなら-

"高感度より好感度"をモットーに掲げる〈ブリッラペルイルグスト〉。時代のムードを意識しながらも、好感を与えるこれからの季節ならではの温かみも採り入れる。
そんな地に足の着いたこなれた装い10選を紹介します。

半歩先の匙加減って?
現在進行形で「スーツが似合う人」を体現するやり口

「昔からスーツは〝男の戦闘服〟と呼ばれてきましたが、昨今はビジネスシーンの装いも大きく変化し、スーツは戦うためだけのものではなく、愉しむための装いにもなりつつあると感じています。特に起毛感のあるチョークストライプのスーツは、ビジネスからカジュアルダウンしたスタイリングまで幅広く装いを愉しむことができるアイテム。スーツにタートルネックなどのニットを合わせるスタイルは今や定番となっていますが、今季の個人的なお勧めは、ウエスタンシャツとの組み合わせです。昔からあえてスーツにこの手のシャツを合わせるスタイルはありましたが、シャツの形や色目はそのままに、素材を今季注目のコーデュロイに変えるだけで新鮮かつ上品な佇まいになります。」


旬な色との付き合い方は?
大人の色気を纏うために必要な抜き差しの塩梅

「ここ数年、ドレスクロージングの世界でも色を採り入れた提案が多くなってきていますが、どのブランドにも共通して言えることが〝さりげなく色を採り入れる〟ということです。前面に色を打ち出すというよりも、このジャケットのようにチェックの色にピンクを織り交ぜるなど、ほのかに薫るぐらいのニュアンスが今のムード。柔らかなピンクのジャケットとの繋がりを考え、シャツはベージュをピックアップしています。もちろんこの組み合わせだけでも成立しますが、よりピンクを際立たせるためにニットを肩掛けして、ジャケットのピンクに目線がいくようにコーディネートしました。ピンクが可愛くなりすぎないように、パンツはブラックで引き締めてバランスを取っています。」


引き際より引き算の美学?
羽織るだけでサマになるパターンドコートは盛らずシンプルに

「〈ブリッラ ペル イル グスト〉が大切にしていることのひとつに、〝難しく考えなくても大人がサラッと羽織るだけでサマになる〟というコンセプトがあります。今回ご紹介するパターンドコートも然り。これだけで十分に存在感があるので、まさに〝難しく考えなくてもサマになる〟一着です。スタイリングはあまりコテコテにならないよう都会的な着こなしを意識しました。ただ、モノトーンだけだと味気ないので、コートのブラックの色を拾ってネクタイはブラックに。そして、Vゾーンでもモダンさを演出するためにベージュを多用しています。少しだけ着こなしにスパイスを利かせることでコートの存在感が一層際立ち、よりこなれて見えるのではないでしょうか。」


先入観に囚われてない?
今年のブラウンは粗野じゃなくて洗練のムードで

「今シーズン、非常に重要なカラーとして挙げられるのが〝ブラウン〟です。なかでもチョコレートブラウンと呼ばれるような濃いブラウンが新鮮。そこに定番のベージュなどではなく、ブラックを合わせることでモダンに着こなすのがポイントです。ドレスブランドだけでなくカジュアルブランドも大きく打ち出しているので、今後大きな流れになってくるのは間違いありません。薄手のブラックコーデュロイのトラッカーをレイヤードで挟むことでシンプルになりすぎず、都会的なムードも演出してくれます。ブラウンのカセンティーノやコーデュロイ、そしてレイヤードなどコッテリする要素が多くなってくるので、パンツをウールにしてカジュアルさと上品さのバランスを取っています。」


オフに必要な上品さって?
リラックスしつつ品良く見えるためのほんの少しの気配り

「ビジネスシーンでは節度ある装いを求められるからこそ、カジュアルシーンでは和らいだムードでいたい。けれど、大人だから上品にも見せたい。社会的立場のある大人だからこその欲張りは、とても大切であり、自然なことだと思います。そんな方にお勧めしたいのが、ミドルゲージのニットにベスト、そしてドローコードパンツというスポーティな装い。軽快さを感じさせながらも、ウールなどの天然素材で着こなしを構成したり、ニットに表情感を持たせるためにメランジを選んだりと、ほんの少しの気配りで装いの印象は大きく変わってきます。そして全体をライトグレーのワントーンで統一することで、和らいだ雰囲気ながらも着こなしを品良くまとめることができるというわけです。」


「いつも通り」で安心?
定番だからこそアップデートは常日頃から欠かさずに

「ピーコートというアイテムもネイビーにホワイトという色の組み合わせも、大定番だからこそ今の時代のムードをどう採り入れるか、が非常に重要になります。ピーコートは、イタリアでも人気が高まってきているアウターブランド〈モンテコーレ〉。シンプルなピーコートにウール見えするストレッチ素材を採り入れたり、前身頃に取り外しできるダウンをポイントで使用したりと、現代的にアップデートされた一着です。着こなしも定番のネイビーのピーコートにホワイトのパンツですが、インナーもオフホワイトにして白の分量を増やすことで、新鮮さを演出しています。アイテムもシルエットも着こなしも、少しアップデートするだけで、懐古的ではなく、今の時代の装いを表現できるのです。」


この色、どう使えばいい?
大人のスタイルには必要不可欠なベージュとの上手い付き合い方

「今やメンズドレスでは欠かせないカラーとなった"ベージュ"は、今シーズンも多くのアイテムに落とし込まれています。なかでもパーカというカジュアルなアイテムにロロ・ピアーナのペコラネラ(無染色)の生地を使用した〈サンニーノ〉のアウターは、落ち着いたトーンで配されたグレンプレイドが非常に洒落た印象。遠目には柄に見えないような佇まいなので、インナーにアーガイルを持ってきてもうるさくなりすぎないのもありがたい。今回は、トップスをベージュで統一することで、全体の調和を図っています。トップスがパターン・オン・パターンなので、引き算でパンツはシンプルにホワイトでバランスをとりました。」

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潔いって言われたくない?
ネイビーワントーンという新たな潮流に身を任せて

「ここ数シーズン、多くのブランドが積極的に採り入れているのが、ネイビーワントーンのスタイルです。近年のドレススタイルは、ラグジュアリーさを感じさせる着こなしやアイテムが主流になってきています。ワントーンのように色数を絞ることで洗練されたムードを演出できることと、色をネイビーにすることで採り入れやすいことが、注目を集めている要因。色が落ち着いているので、レザーブルゾンをコートにレイヤードしてもうるさくなりすぎず、着こなしに統一感を生むことができます。お手持ちのアイテムもネイビーワントーンのスタイリングにしてみるだけで、新鮮さを感じていただけると思います。」


概念も時代によって変わる?
柔和な色使いで魅せる今の時代のムードを反映した大人の色気

「時代の移り変わりとともに、色気の概念も変化。以前の艶感を前面に打ち出した色使いやスタイリングから、今は和らいだ印象で大人の余裕から生まれる色気が求められるように。例えば、ジャケットであれば、はっきりとした強い色ではなく、グレーとベージュを混ぜたような柔らかな色調が今の時代感を上手く表現しています。さらに、それをコーデュロイにすれば温かみも生まれ、秋冬の着こなしにも溶け込みやすくなる。ベージュやブラウン、ブラックとの相性は言わずもがなですが、今回はジャケットのもつ柔らかさを強調するために、今シーズンのキーカラーのひとつであるグリーンをスモーキーな色使いで採り入れました。」


ハードな男にはご用心?
武骨になりがちなムートンは質と色を吟味してクリーンに

「冬の定番であるムートンアウターは、ともすると男臭くなりすぎてしまうこともあるため、色使いと素材感には細心の注意を払わなければなりません。そういった意味では、ハードさを感じさせない、柔らかくしなやかなムートンを使用し、色使いも従来のブラウンよりも甘いマロンカラーでムートンピーコートを表現しているあたりは、さすがイタリアを代表するレザーブランド〈エンメティ〉。スタイリングもコートのもつ柔らかく優しい世界観に合わせて、ベージュとホワイトに色を絞りました。濃い色でメリハリをつけて引き締めるのではなく、全体のトーンを揃えることで上品な雰囲気に。パンツはベージュだとぼやけてしまうので、ホワイトのパンツで濃淡差をつけています。」

Photo / Osami Watanabe [Sammy Studio]
Styling / Junpei Kobayashi [BEAMS] & Akihiro Shikata
Hair / Kotaro Text / Junpei Kobayashi [BEAMS]
Model / Pierre [CINQ DEUX UN]

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