

〈BEAMS JAPAN〉は、東京の島々の魅力を発信する東京都の「東京宝島」事業に協力し、
伊豆諸島と小笠原諸島の11の島のライフスタイルと特産品を紹介する
ポップアップショップ『東京宝島商店』を開催します。
東京には、太平洋に浮かぶ11の有人島があります。
伊豆諸島には大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島の9島、
小笠原諸島には父島・母島の2島。どれも東京都の一部であることを知っていても、
行ったことはない人が多いのではないでしょうか。
「東京宝島」と呼ばれるこれらの島々を訪れた〈BEAMS JAPAN〉のバイヤーたちが、
少し海を渡った先で見つけたたくさんの宝物と心豊かなライフスタイルを、期間限定で新宿のBEAMS JAPAN店内に登場する『東京宝島商店』でご紹介します。



ITEM
大島
OSHIMA


都心から高速船で105分、飛行機で25分とアクセスが良く、「行きつけの島」として楽しめる大島。活火山の「三原山」には日本唯一の「裏砂漠」があり、海ではサメの大行列やウミガメの産卵を見ることができます。山と海の魅力が満載の大島は酪農も盛んで、飼育牛の多さから昭和初期には「ホルスタイン島」とも呼ばれていました。ミネラルたっぷりの青草を食べて育った牛のミルク。おおらかな島の風土を感じさせる「大島牛乳」の味わいを、ぜひ楽しんでください。
- <善菓子屋> 牛乳煎餅¥500(税別)
- 大島牛乳 200ml¥160(税別)
利島
TOSHIMA


周囲8kmにも満たない利島では、300人の島民が家族のように暮らしています。島の歴史は長く、6,000年前の縄文時代から人類が存在し、島独自の方言も醸成されてきました。大きな伊勢エビやサザエなど、海の幸が豊富な一方で、平な土地が少なく水も手に入りにくかったため、椿を植えてその油で年貢を納めていました。今では椿の数は20万本。8割を椿林が占めます。苗木を植えてから実を収穫できるまで15〜20年かかる椿。いま島に咲くのは、100年間大切に育てられてきた花です。
※左から
- 神代椿 -金- つばき油¥1,800(税別)
- 神代椿 -銀- つばき油¥1,800(税別)
- 神代椿 -雫- つばき油¥5,000(税別)
新島
NIIJIMA


7kmの白砂が続く「羽伏浦海岸」を持つ新島は、人とのつながりを大切にする島です。オープンマインドな島民性から、来島者が交流できる体験がさまざまに用意され、誰もが島の仲間になれます。特産品は溶岩が固まってできたコーガ石。イタリアのリパリ島と新島でのみ産出される世界でも珍しい石で、塀や壁、暖炉、花壇、火鉢など、島のいたるところで使われています。コーガ石のモヤイ像もあちらこちらに点在。特産品の「新島ガラス」は、コーガ石が原料のオリーブ色のガラスです。
※左から
- <新島ガラス>流水の一輪差し¥3,500(税別)
- <新島ガラス>波のしずく一輪差し¥1,200(税別)
- <新島ガラス>魚子グラス¥2,000(税別)
- <新島ガラス>ワイングラス¥5,000(税別)
- <新島ガラス>ストレートグラス¥1,500(税別)
- <新島ガラス>丸手延べ皿¥2,000 (税別)
- コーガ石のモヤイ像 S¥2,400(税別)
- コーガ石のモヤイ像 M¥3,200(税別)
- <新島ガラス>ローリングウェーブ
(オブジェ)¥5,000(税別) - コーガ石のモヤイ像 L¥4,000(税別)
式根島
SHIKINEJIMA


式根島には、古き良き日本の島の原風景が残されています。そこに暮らす人々は親切で優しく、子どもたちは元気たっぷり。紺碧の海と青い空、24時間無料開放の温泉、緑豊かな大自然など、心も身体も開放できる環境は、新しい時代のワークスタイルにおすすめです。そんな式根島で「あめりか芋」を使ったお宝を見つけました。あめりか芋は、貯蔵することでねっとりとした甘みが増す、蜜芋タイプのサツマイモ。自家用に栽培されているため、本州では見かけることのない希少な品種です。
- <有限会社 おくやま> 焼酎「地鉈(じなた)」¥3,200(税別)
- <パン工房「帆風(パンプー)>あめりか芋のパウンドケーキ¥ 1,800(税別)
神津島
KOZUSHIMA


「神が集まる島」が転化したという説もある神津島。この島では、水や漁師にまつわる神話や神事、お祭りが受け継がれ、島中から溢れ出る湧き水が、心も身体も潤します。海底は岩礁からなる複雑な地形で、温暖な黒潮が流れる好漁場。この黒潮に育まれた真っ赤なキンメダイが神津島のお宝です。身は引き締まり、上質な脂が乗っています。神津島のキンメダイ漁では大量に捕獲できる網を使いません。資源を保護するために、50個の釣り針をつけたテグスで釣り上げています。
※左から
- 焼金目鯛¥730(税別)
- 神津島産 海薫る魚醤 キンメダイ¥2,200(税別)
- きんめの骨せんべい¥730(税別)
三宅島
MIYAKEJIMA


三宅島は過去に約20年周期で噴火を繰り返し、自然・歴史・文化の中心には火山が存在しています。噴出した溶岩は三宅島の独特な地形を形成し、火山灰によって豊かな土壌をつくり出しました。そんな火山の恩恵の元で育ち、古くから島民にとってかかせない食ペ物となっている“明日葉’'は、豊富なミネラルや食物繊維と特有の成分「カルコン」を含む健康野草です。その昔、穀物が育ちにくい環境においてもピタミン不足や栄養失調にならなかったのは、島のいたるところに自生する明日葉を日常的に食していたからだと言われています。
※左から
- 焙煎あしたば茶¥670(税別)
- 三宅島のあしたば味噌汁フリーズドライ(5個(食)入り)¥870(税別)
- あしたば炊きこみごはんの素¥720(税別)
御蔵島
MIKURASHIMA


周辺にミナミハンドウイルカが生息することから、イルカウォッチングやドルフィンスイムで人気の御蔵島。島民約300人の小さな島は、上質なツゲ(黄楊・柘植)が採れる宝島です。磨き上げると美しい光沢が出るツゲは、肌触りが良く、クシや将棋の駒などに使われる高級木材。森林資源や水が豊富で「美庫島」とも呼ばれる御蔵島では、密度が高くて滑らかな肌触りのツゲが採取されます。江戸時代より高級ツゲの産地として注目され、珍重されてきたお宝です。
※左から
- <ふくまる商店>御蔵島八角箸¥4,000(税別)
- <ふくまる商店>バランスイルカゲーム¥3,600(税別)
- <ふくまる商店>イルカの箸置き¥660(税別)
- <ふくまる商店>イルカのカードスタンド¥570(税別)
八丈島
HACHIJOJIMA


定期航空便で羽田空港から55分の八丈島は、豊かな降雨と光により頻繁に虹の出る「虹の島」です。かつては「東洋のハワイ」と呼ばれたように気候は温かく、シイタケやくさやなど特産品も豊富に揃います。そんな島で出会ったお宝は、絹織物の「黄八丈(きはちじょう)」。自生する植物を使った草木染めで、黄・樺・黒の3色を基調とします。黄八丈は高い染色技術を持って作られるため、発色は鮮やかで「孫の代まで色褪せない」と言われてきました。独特の雅味(がみ)と光沢がとても魅力です。
※左から
- <黄八丈めゆ工房> 黄八丈小物入れ¥6,400(税別)
- <黄八丈めゆ工房> 黄八丈小物入れ¥3,800(税別)
- <八丈民芸やました> 黄八丈カードケース 黒¥4,000(税別)
- <八丈民芸やました> 黄八丈カードケース 黄¥4,000(税別)
- <八丈民芸やました> 黄八丈プレイスマット中¥3,500(税別)
- <黄八丈めゆ工房> 黄八丈長財布¥22,000(税別)
青ヶ島
AOGASHIMA


青ヶ島は、八丈島から船で3時間のところにある伊豆諸島最南端の宝島。火山の外輪山自体が島であるため断崖絶壁に囲まれ、島内に内輪山を擁します。ドローンでその姿を収めたくなる、世界でも珍しい二重カルデラの孤島。郷土芸能や郷土料理が色濃く残され、芋焼酎「あおちゅう(青酎)」もそのひとつになります。使われる黒麹は、蒸した大麦にオオタニワタリというシダ植物を被せて繁殖させた黒カビ。約170人の島民のうち杜氏は8人で、作り手によって味わいはまったく異なります。
- <青ヶ島酒造> 青酎 池の沢¥3,600(税別)
- <青ヶ島酒造> あおちゅう 広江マツ¥5,400(税別)
父島
CHICHIJIMA


竹芝桟橋から船で24時間。辿り着いた父島は亜熱帯の別世界で、動植物がありのままに生きています。約200年前まで人が住んでいなかった小笠原諸島は無人島(ぶにんしま)と呼ばれ、1830年に定住した欧米人と太平洋諸島民が、ボニン(無人)アイランドと名付けました。吸い込まれそうなボニンブルーの海に囲まれた父島。ここではコーヒー豆のお宝を分けていただきました。小笠原諸島は、明治11年に日本で初めてコーヒー豆が栽培された場所。いまでも大切に育て、一粒ずつ手摘みしています。
- <野瀬農園>コーヒー焙煎豆¥1,500(税別)
- <野瀬農園>バニラビーンズ¥1,500(税別)
母島
HAHAJIMA


本州の南1,050kmに位置する母島は、船で26時間かかる最も遠い宝島です。南洋踊りや太平洋戦争の遺構など、文化や歴史に触れられるこの島では、人、植物、動物、すべてが「らしく」生き、ともに過ごす喜びを分かち合っています。そんな母島からのお宝は、パッションフルーツやマンゴーなどとともに育てられているカカオ。高温多湿の小笠原諸島の気候はカカオの育成に最適で、2010年から栽培が始まりました。試行錯誤を繰り返して2013年に初収穫。生産量は徐々に増えています。
- <平塚製菓> TOKYO CACAO 2020¥2,500(税別)
11島の酒・水


東京宝島で造られる焼酎を島民は「島酒」と呼びます。流人が鹿児島の芋焼酎製法を伊豆諸島に伝えたことが始まりで、現在では伊豆諸島には焼酎蔵が9つ、小笠原ラムが1つと、合計10の蔵元があります。どれも島の風土を反映させた、各島の酒文化を伝えるお宝です。ぜひ、この機会に「島酒」を味わってみてください。
※左から
- <有限会社谷口酒造>御神火 麦¥1,900(税別)
- <農業法人 利島ファーム株式会社>さくゆり 華¥2,500(税別)
- <株式会社宮原・新島酒蒸留所> 嶋自慢 麦¥1,600(税別)
- <株式会社宮原・新島酒蒸留所> 神引 麦
※参考商品(店頭展示のみ・販売無し) - <有限会社 おくやま>焼酎 地鉈(じなた)¥3,200(税別)
- <神津島酒造株式会社>盛若 樫樽貯蔵 麦¥2,000(税別)
- <三宅島酒造株式会社> 復刻版 雄山一 麦¥2,000(税別)
- <樫立酒造株式会社>島の華 麦¥1,600(税別)
- <八丈興発株式会社>情け嶋 麦¥1,450(税別)
- <八丈島酒造合名会社>八重椿 芋・麦¥1,500(税別)
- <坂下酒造有限会社>黒潮 芋・麦¥1,450(税別)
- <青ヶ島酒造合資会社>青酎 池の沢¥3,600(税別)
- <青ヶ島酒造合資会社>あおちゅう 広江マツ¥5,400(税別)
- <小笠原ラム・リキュール株式会社>パッション・リキュール¥2,900(税別)
- <小笠原ラム・リキュール株式会社>
海底熟成ラム Mother¥6,000(税別) - <御蔵島農業協同組合>御蔵の源水(水)¥300(税別)
SHOP INFO


ビームス ジャパン1Fにポップアップショップ「東京宝島商店」がオープンします。島民の暮らしに寄り添う商店の雰囲気を〈BEAMS JAPAN〉の目を通して再現。各島から直送された特産物を用いて11の島の魅力を紹介しながら、今回の商品を販売します。また、テレワークの普及とともに増加傾向にあるワーケーション(仕事+休暇)をイメージしたスペースも設置します。ニューノーマルにおける生活シフトのご提案です。