矢藤 ジョー

＜:colon＞よりシャープな襟と、ボディ前面の大き目な見返しが特徴的なオープンカラーシャツ。〈:colon（コロン）〉ファーストシーズンのみでリリースされたモデルを、この度International Gallery BEAMS限定で復刻しています。細く、長めに設計された袖口は大人っぽく、上品に見えるデザイン。また、裾部分のスクエアカットは全体をすっきりとしたボックスシルエットに見せています。

父の日ギフト〈Brilla per il gusto〉オリジナルのショートスリーブシャツ。生地はコントラストの強いパターンではなく、大人の方が着用しやすいよう色調を抑えたものを厳選しています。春夏のカジュアルスタイルを格上げすることはもちろん、1枚での着用からジャケットやブルゾンのインナー使いにも好相性な1着です。

＜:colon＞より太いウエストバンドが特徴的な、ドレスパンツ工場が仕立てるテーパードシルエットのイージーパンツ。〈:colon（コロン）〉のパンツには珍しいヒップ側のパッチポケットがカジュアル、モードなムードを漂わせています。テキスタイルは、伸縮性のあるソロテックス混紡糸を用いたポリエステル、ウールのブレンド素材。スラックスのような落ち感、とろみが美しい1本です。

＜FITFOR＞よりスキッパー型のニットポロ。ボディは程良いウエイト、テンションで編み立てられたドライタッチなコットンニット。繊維に付着したバクテリアやウイルスをスピーディに減少させるポリジン・バイラルオフ（TM）加工も注目のスペックです。

キルティングのようなステッチが印象的な＜IG＞のシャツを着用。整ったシルエットやステッチワーク、剣ボロ仕様など随所まで拘られたポイントが点在していますが黒なのでこれらディテールは不確かです。けれどもそれがよくないですか。自分が黒をこの上なく好きな理由はこのステルス性の高さです。歳を重ねていくうちにディテールがバレるのがちょっと気恥ずかしかったりします。だからこそ黒を出発点にとてつもない工程数のパターンワーク、ディテールが盛り込まれているプロダクトを見るとその内なる狂気性や禁欲的な姿勢に惹かれてしまいます。

袖を捲ると表れるアトランダムなボーダーが特徴のカットソーを着用。予めレイヤード感が演出されているトップスは多く見かけますが、このように縦でもなく横でもない斜めの視点で人為を排したアプローチがとても好みです。

別に存在していたかどうかは知らない(反実仮想)。68年のパリの学生たちはこうなんじゃないかというステレオタイプなイメージ構造で発想するとこういうレイヤードになるよね？って感じのスタイリング。本来はジャケットなんか羽織りたいですけど、当時は学生運動や会議で忙しいですから着ないのがリアルみたいな感じです。

68年「パリ五月革命」時のシチュアシオニストらによるカルチェラタンの街中の壁を彷彿とさせるグラフィティーアートが特徴の＜veni vedi vici＞のトップスを着用。パリの人たちのグラフィティー表現はアイロニー、プロパガンダに終わらないウィットに富んだメッセージがあるのがとても好きです。それは「状況の構築」。そしてそれによる「日常生活の革命」が根ざしています。

これからの時期に重宝するポリエステル100%＜IG＞のストライプシャツ。スイススタイルなカラーパレットが知性を感じさせます。

ウォッシュナイロンならではの自然なたわみがどのようなアイテムにもフィットします。リネンやウールのようなプリミティブな生地に対しても気楽に合わせられます。

＜:colon＞よりフロントのインプリーツが特徴なスタンドカラーシャツ。一見プレーンな印象ですが、随所に施されたディテール等は見れば見るほど楽しめる一着。後から押し寄せてくる快楽。

バンドのオフィシャルデザインである本モデルのグラフィックは、名盤『DIRTY』に収録される『100%』のタイトルロゴと、写真家『ケビン・カミンズ』が手掛けるバンドメンバー（キム・ゴードン）の写真がコラージュされています。

＜Insonnia Projects＞よりデビューフルアルバムの「CONFUSION IS SEX」のアートワークのTシャツを着用。。ノーニューヨークの系譜を感じるノイズの扱い方、そして広め方。変則チューニングやロックに対する郵便的脱構築の態度表明は後世へも脈々と継承されています。

＜Insonnia Projects＞より脅迫状フォント×ロックといえば彷彿とさせる表象。80年代のコンサートのフライヤーを起こしたTシャツです。

フロントヘムのカッティングが特徴的なカットソーを着用。SFとユースカルチャーな配色であることから元来ボーダーの持つ最大公約数表象に対して見事脱臼を施し別のモチーフへと認知の書き換えすることに成功。 限界の存在論化への一途。

IGオリジナルよりワッシャーナイロンブルゾンを着用。よくよく考えると不思議なもので自然科学の知より生まれしナイロン繊維が人文科学的なワッシャー(皺、モアレ、揺らぎを善とする)詩的表現と組み合わさった現代的な生地だと思います。まるでJ.Dillaサウンドのビートの揺らぎから生まれる美意識と通底します。人間はカントでいう"統制的"理念の如く図らずもグルーヴに帰着してしまうのかもしれません。

＜FITFOR＞のスウェットフーディを着用。無論、着心地の良さ由来の全能感。繊維に付着したバクテリアやウイルスをスピーディに減少させるポリジン・バイラルオフ（TM）加工も注目のスペックです。

＜:colon＞よりエラスティックイージーパンツ。開放的な商品名とは打って変わり、知性から生まれる品性を纏ったような機能的なリルドレッシーなパンツです。

＜Barbour＞のアーバンライン『Heritage＋ Collection』よりジャングルファティーグモチーフのデニムジャケット。パラフィン加工とデニム、ミリタリーモチーフという当ブランドの得意とする技術をベースに対象への読み替えは伊達じゃない。

春夏らしい清涼感のある＜:colon＞マルチストライプのシャツ。特徴は柄だけに留まらず、前身2つのフラップのパッチポケットを配しています。その他ガゼット補強やスプリットヨークの採用等。オブジェクトorメタにパースペクティブを展開してみても非の打ち所がない逸品。これぞタイムレスな価値提供ではないでしょうか。