WHY
長らくお目にかかることができなかった傑作ローファーですが、そこは深~い縁を持つビームス。当時のディテールを忠実に再現しながら、ちょっとだけアレンジを加えて復刻させちゃいました。それがご覧の一足。じつはチゼルトウの生みの親ともいわれる〈ジョージクレバリー〉らしいわずかにスクエアに削ぎ落されたトウや、底まで伸びた窓なしのサドルデザイン、トゥマッチすぎないロングノーズなど、当時のまんまの佇まいにそこはかとない風格が漂っています。
インソールの箔押しロゴも懐かしい~って人多いんでない?
DETAIL
堅牢性に優れたグッドイヤーウェルテッド製法の英国靴と聞くと、それはもう骨太で無骨で質実剛健なイメージを抱くかもしれませんが、ジョージクレバリーはひと味違います。パット見て気づくのは、サイドから甲を跨いで反対側の底まで伸びたローファーならではの意匠、サドル。しかも一般的に中央に設けられる飾り窓もありません。一目見てそれとわかるデザイン性も名門の地位を後押ししているのでしょう。最後になりましたが、じつはこのシューズ、足馴染みがよすぎるアンラインド仕様。ソフトなレザーの風合いと軽快な履き心地が存分に楽しめるというわけなんですね。〈ビームスF〉らしいアレンジも抜かりありませんね。