BEAMS

5アイレットのキャップトゥシューズ

( BEAMS F )

頼りになることこの上なし、な

紳士靴界不動のセンター

5アイレットのキャップトゥシューズ

BEAMS F

  • 紳士靴において絶対に外さない一足、それは“黒のストレートチップ”である、と識者は口を揃えます。またの名をキャップトウと呼びまして、つま先部に一文字のステッチが走る、トウにキャップ状の革が一枚被さっているかのようなデザインが特徴です。紳士靴における基本の「キ」を挙げるとすれば、コレがソレ。慶事も弔事も、いわんやビジネスシーンにおいてをや。満場一致でオールOKなデザインがコレ、と覚えてください。
  • WHY

    いい靴とは何ぞや。

    その道の入門編、第一歩としても

    そのぶん、正直に申し上げて派手さは毛ほどもありません。でも、“黒スト”にもピンからキリまでが存在します。穴飾りとか色味とか、デザインによるごまかしが利かない黒ストにこそ、靴作りの巧拙や品格がダイレクトに現れるんですね。ピンキリの“ピン”の代表格たる雲上紳士靴メーカーの逸品には軽く10万円〜の予算が必要ですが、〈ビームスF〉のオリジナルはその半額。ただし見た目の高級感はちっとも引けを取りません。そりゃあロングセラーにもなりますって!! でもいったい、どうしてピンキリのピンに魅せられるの? そこんとこを下にて懇切丁寧にご説明しましょう。

    王道オブ王道のストレートチップですが、ピン立ちの風格を醸すためには細部の仕上げがモノを言います。例えば普段は見えてこない靴底部からしても、縫い糸を露出させずに隠す“ヒドゥンチャンネル”と、土踏まず部分を黒く塗った“半カラス”仕上げに。ウエスト部が引き締まって見える視覚効果があります。加えて内足側がくびれた“ベベルドウエスト”という、フィットを高めつつエレガントに魅せられる、注文靴の分野で編み出された技法も施しています。ちなみに今季から木型がリニューアルされ、5アイレット&丸みのあるトウへと模様替え。より汎用性が高まりました。

  • DETAIL

    無意識に気になる

    細部にこそ神が宿る

    見逃せないのがコバ部分の仕上げ。アッパー側から見下ろしたときのコバ(アウトソール)の張り出しが少なく、ソールのボリュームを感じさせない上品な仕上がりに。高級車でもホイールが汚れていたら、プアーな感じがするでしょ? レザーシューズの場合はコバが美しいかどうかが。唸るようなストレートチップです。

    アッパーの素材には仏の名門、アノネイ社のVOCALOUレザーを採用。老舗タンナーの高級レザーで、このキメ細やかさは無二の輝き!

    端正な後ろ姿にもご注目を。美しい玉ねぎシェイプで人間本来のカカト形状に近づけつつ、ヒールはやや逆台形形状になった“ピッチドヒール”を採用。日本屈指の靴工場が製靴するからこその、エレガントのお手本に仕上がっています。

( Staff Snap & Voice )

本格的なドレスシューズを踏襲したデザインを引き立てるため、コーディネートはモヘアスーツ×白シャツ×グレンチェックのネクタイをあわせてクラシックにまとめました。タキシードスタイルの足元にも最適だと思います。

細田 瑞貴(ショップ スタッフ)

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