今、日本を熱狂の渦に巻き込むスポーツ、バスケットボール。目まぐるしく攻守が入れ替わるトランジショナルな展開は手に汗を握り、1秒たりとも気の抜けないスリリングな試合の末には数々のドラマが誕生してきました。

アルバルク東京は、2016-17シーズンのB.LEAGUE創立以来、2度の優勝歴を誇る格式高きチームです。堅守から生まれる電撃のような速攻は幾度となくネットを揺らし、クラブ名の由来である“勝利を運ぶ箱舟”のとおり、日本の首都に本拠地を置くチームは選手・スタッフ・ファンが一丸となって、勝利の二文字を追求してきました。

アルバルク東京と〈BEAMS SPORTS〉は、そんなクラブの伝統、犠牲心、献身性、そしてファンの熱量が宿った“ユニフォーム”に敬意を示し、サプライヤーである〈adidas（アディダス）〉の協力の下、2023-24シーズンのユニフォームを唯一無二のアートピースへと昇華しました。

通常、ユニフォームはシーズン終了のブザーを境に、思い出と共に仕舞われるものです。今回の取り組みでは、チームの象徴であるユニフォームを記憶以上の存在としてアーカイブするべく、2023-24シーズンにいくつもの試合を戦う選手着用の競技用ウェアを特別にリメイクし、新たな価値を吹き込みます。

リメイクユニフォームは、アルバルク東京のロスターに名を連ねる13名の選手それぞれのホーム＆アウェイのユニフォームを裁断し組み替えた後に、選手自らが選んだ糸によって繋ぎ合わせています。また、このユニフォームは特別なフレームに額装され、フロントにグラフィティで表現されたプレーヤー名、アルバルク東京のロゴ、シリアルナンバーを施することで世界で1着しか存在しないアートピースとなり、ユニフォームの新たな価値を創生しています。

そして、このまたとない作品を選手とファンで共有したいという思いから、2024年3月26日（火）より、各選手につき1点限定でオークションサイト「HATTRICK」に出品。対となるアートピースは選手個人の手に渡るため、選手と当選者のみが所持する作品となります。また、オークションに先駆け、2024年3月23日（土）、24日（日）に国立代々木競技場 代々木第一体育館で開催される千葉ジェッツ戦にて、アートピースの展示をするほか、今回のプロジェクトのために撮り下ろしたイメージムービーも放映が決定しました。

今回のプロジェクトにともない、アルバルク東京よりアディダス公式選手のザック・バランスキー選手と小酒部泰暉選手にユニフォームへ対するそれぞれの思いを語ってもらいました！

#10 ザック・バランスキー

#10 ザック・バランスキー

今シーズンからキャプテンを任されていますが、ここでは皆が優勝を目標に高いモチベーションを維持しているので、僕はみんなが過ごしやすい空間を作り、コミュニケーションの取りやすいキャプテンでいるように心がけています。一方で、フランチャイズプレーヤーはチームの顔であり、バスケ選手の憧れでもあるので、僕もそれに恥じないようなプレーヤーでありたいと思っています。

自分のユニフォームがフレーミングされているのを見ると、特別な気持ちになりますね。僕のユニフォームにはピンク色のステッチを使用していますが、これはピンクリボン活動にトリビュートを捧げたものです。活動を始めたキッカケは、母や姉、妻など身近な女性を大切にしたいと思ったから。実際に乳がんの早期発見に繋がった人もいて、ファンやサポーターがいないと成立しない職業だからこそ、ただバスケ選手としてプレーするだけではなく、競技以外でも恩返しをしたいと思っています。そうした絆のある大切なファンと、お互いに1of1を所有できるのは嬉しいですね。

アルバルクのユニフォームを着るということは、日本のトップチームのユニフォームを着ることと同意義です。だからこそ、毎試合勝たなければいけない使命感もありますが、同時にそれだけでは物足りず、プレーで恩返しする過程でエネルギーを与えるような使命を感じています。また、世界が注目する東京を本拠地としている以上、東京の文化のひとつとして、今まで以上に確立した存在になりたいです。

#75 小酒部泰暉

#75 小酒部泰暉

特別指定選手として加入してからアルバルクで過ごしたキャリアを振り返ってみると、デビュー戦の感情は特別なものでした。1年目はプレータイムを与えてもらうことさえ大変なので、コートに立った瞬間は「ここからプロのステージが始まるんだ」という実感が湧き、ワクワクする感情が込み上げてきたと記憶しています。

こうして自分のユニフォームが額装されると、率直にカッコいいなと思う一方で、どこか恥ずかしさもありますね（笑）。アルバルクはファンの皆さんが本当に心温かく、どんなときでもプレーしやすい環境を提供してくれて、そのファンの方と特別なものを共有できるのは、これ以上にない幸せです。

僕自身、連覇の実績があるチームでプレーするということに大きな覚悟を持っています。アルバルク東京のユニフォームに袖を通すからには、自分がどれだけ勝ちに繋がるプレーをできるか。それを僕自身はもちろん、コーチを含むチームも、ファンも求めてくれています。今年は本当に優勝を狙えると思っているので、泥臭いプレーやディフェンスなど、数字に残らないところでもチームに貢献し、優勝のために自分ができることを遂行したいです。

#10 ザック・バランスキー（Zack Baranski）

#10 ザック・バランスキー（Zack Baranski）

ポジション：SF/PF（スモールフォワード/パワーフォワード）
生年月日：1992年12月18日
身長/体重：193cm/93kg
出身地：アメリカ合衆国
出身校：東海大学

＞＞選手プロフィール詳細

#75 小酒部 泰暉（Taiki Osakabe）

#75 小酒部 泰暉（Taiki Osakabe）

ポジション：SG（シューティングガード）
生年月日：1998年7月15日
身長/体重：187cm/88kg
出身地：神奈川県
出身校：神奈川大学

＞＞選手プロフィール詳細

また、今回のプロジェクトを監修し、BEAMSでも指折りのアルバルク東京ファンである〈Ray BEAMS（レイ ビームス）〉のディレクター、長塚理紗も本企画を振り返り、制作工程やデザインのインスピレーションを明かしてくれました。

アルバルク東京が優勝にかける強い思いを持った精鋭揃いのプロ集団であることは、コートサイドで観戦している時にもひしひしと伝わってきます。黒は王道で、ベーシックなカラーである一方で、意外と似合う人は限られています。洗練された印象や力強さを与える色なので、黒を着こなし、背負えるチームはこのアルバルク東京以外に考えられません。

今回のプロジェクトでユニフォームを選択したのは、選手とファンを繋ぐ“絆”の象徴だと感じたからです。しかし、そのユニフォームもシーズンが終われば、新しいデザインに生まれ変わってしまいます。この企画でリメイクの手法を採用し、1点物のアートピースへと昇華した理由は、それぞれに様々なエピソードがあるホームとアウェイを繋ぎ合わせることで、シーズンという長い戦いをひとつに紡ぐと同時に、元々特別な存在であるユニフォームに新たな価値を宿してアーカイブしたいという思いからでした。こうした理由から額装も厚みのあるアクリルにすることで、目には見えない熱量や思い出も閉じ込めています。

実際に選手が着用したユニフォームを手に取ると、背番号のかすれなど、プレーした証が随所から感じられました。また、チームとファンの双方にとってものすごく価値のあるユニフォームを一旦解体することには計り知れないプレッシャーがあり、押し潰されそうになった瞬間があるのも事実です。ですが、実際に額装されたアートピースを手に取り、選手から直接感想を聞き、発表が近づくにつれて、その不安は大きな自信や期待へと変わっていきました。東京を代表するチームにふさわしい前例のないプロジェクトとなりましたので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。

“Art Meets Ambition.”、アートがチームの野心や大志と交わる瞬間を表現した渾身の企画。同じ東京を拠点とするアルバルク東京と〈BEAMS SPORTS〉だからこそ誕生したアートピースとなりますので、是非ムービーや試合会場における展示から、溢れんばかりの熱い想いを体感してください！

◼︎ALVARK TOKYO 2023-24　ALVARK TOKYO・BEAMS SPORTS・adidas ユニフォームアート

◼︎ALVARK TOKYO 2023-24　ALVARK TOKYO・BEAMS SPORTS・adidas ユニフォームアート

※オークションに出品されるのは、HOME（黒）のユニフォームの割合が多いデザインの物になります。

オークション販売場所/期間
HATTRICK （ハットトリック）
URL：https://auction.hattrick.world/top/1495
Vol.1　2024年3月26日（火）13:00 〜 2024年4月4日（木）22:00
Vol.2　2024年4月5日（金）13:00 〜 2024年4月15日（月）22:00
※ビームスでの取り扱いはございません。
※最新情報は、アルバルク東京の公式WEBサイトおよび各種SNSをご確認ください。

アートユニフォームの展示
場所：国立代々木競技場 第一体育館
住所：東京都渋谷区神南２丁目１−１
期間：アルバルク東京 対 千葉ジェッツ
2024年3月23日（土）13:10〜（試合開始16:05）
3月24日（日）11:40〜（試合開始15:05）

ALVARK TOKYOとは

東京を活動拠点とするB.LEAGUE B1・東地区所属のプロバスケットボールクラブ。1948年、前身となるトヨタ自動車株式会社男子バスケットボール部として創部以来、トップリーグ制覇4回、天皇杯制覇2回を誇り、2016年Bリーグ発足後にもリーグ2連覇、日本勢初となるアジア制覇を成し遂げている日本バスケットボール界をけん引するクラブ。

公式サイト：https://www.alvark-tokyo.jp/
公式X：https://x.com/ALVARK_TOKYO?s=20
公式インスタグラム：https://www.instagram.com/alvark_tokyo