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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

装いに新たなムードを吹き込む次なる一手 西口修平のアップデートに 欠かせない10の存在

Nishiguchi’s Closet

装いに新たなムードを吹き込む次なる一手 西口修平のアップデートに 欠かせない10の存在

〈ビームスF〉のFは“Future”の頭文字。いわばビームスの未来が託されたレーベルを担う西口修平が提案するクラシックスタイルは、常に進化しています。
そして世界基準の目線で選りすぐった新作アイテムは一点加えるだけで、装いを洒脱にアップデートしてくれるのです。

01_BEAMS Fの 「ハンドライン グレーフランネルスーツ」

「ビジネスの大定番であるグレーフランネルのスーツ。流行とは無縁ゆえ、高品質なものを備える価値もあります。そこでご用意したのが、ドーメル社の生地『15.7』を用いた新作です。スーパー160’sの極細ウールを4プライでしっかりと織り上げたフランネルは、ウール本来のハリコシを持ちながらも、カシミヤに匹敵する柔軟さを兼ね備えています。仕立てはリングヂャケット社のハンドラインであり、快適さと凛々しい仕立て映えを同時に味わえる一着です」

「スーツ自体がクラシックなので、シックになりすぎないように、淡いミントグリーンのシャツとテールグリーンのペイズリータイで彩りを加えました。どこかフレンチの薫る装いです。鮮やかなチーフはヴィンテージです」

02_RAFFA MOLINAの「チロリアンニットジャケット」

「日本でも注目されているフレンチアイビーを意識し、チロリアンジャケットをペルーのニットメーカー〈ラッファ モリーナ〉に別注しました。工場も国有の社会主義国ゆえに現存しているという、希少な古いパール編みの機械を用い、あえて数を多めにした白蝶貝ボタンやシックなパイピングにより、民族色の強いチロリアンを都会的に寄せています。サラッとカーディガン感覚で羽織っただけで洒落た雰囲気になり、他では見ないアイテムゆえ差別化にもなるでしょう」

「着こなしについても街着としてシンプルに着るのがお勧めです。パイピングのブラックを拾ったモックネックにネッカチーフ、オリーブのワイドパンツで都会的にまとめました。特別な着こなしをしなくても大人っぽく、なおかつ今っぽく着こなせるアイテムだと思います。

03_CHEANEYの「フルブローグシューズ」

「クラシックカジュアルの足元は長らくローファー一択でしたが、クラシックを愛する男としてはそろそろ正統なレースアップを履いていただきたいなと。そこで〈チーニー〉に完全別注したのがこのフルブローグです。1970年代のヴィンテージがベースで、内羽根ながら張り出し気味のコバや大きめのパーフォレーションでカジュアルに合わせやすい表情。素材はフルグレインの最上級スエードです」

「カジュアルに合わせられるレースアップが狙いなので、クリースを入れたカーゴパンツにコーディネートしました。トップスはツイードのジャケットにシェットランドセーターで英国調ですが、こんな緩さのある装いの足元にぴったりです」
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04_LORENZONIの「ハーフモックネック」

「この秋冬のニットのネックは、クルーネックよりも大人っぽく、モックネックより窮屈感のないものがいいなと。しかし、探してもなかなかなく、イタリアの〈ロレンツォーニ〉に完全別注したのがこちらです。絶妙なネックに加え、裾と袖のリブを2cmほどにし、カットソーのようにモダンに着こなせる一枚。同社がゼニア・バルファ社に別注した3プライの14ゲージ糸で高密度に編んだ生地は、丈夫で毛玉になりにくく手洗いも可能です」

「長袖Tシャツを大人が一枚で着るのは難しいですが、ニットなら大人らしく、上品に着られます。シンプルなニットをパンツにタックインして、L字ポケットやリングベルトでアクセントを加えました」

05_INVERTEREの「リバーシブルコート」

「昨年に引き続き提案する完全別注のリバーシブルコートですが、今回のポイントは色。オイスターホワイトのコットンギャバジンと、ライトグレーのヘリンボーンウールを組み合わせました。素材は、インド長綿を使用した高密度撥水ギャバ、もう片面は英国マラリウス社の ウールヘリンボーン生地を使用しています。オイスターホワイトは、グレーとの相性が良く、冬の都会的な装いを引き立たせます。」

「チャコールのヘリンボーンジャケットにモックネック、フェードしたブラックデニムというグレーのワントーンに羽織り、グラデーションを表現しました。袖の折り返しや襟立てでグレーを見せるのも良いのではないでしょうか」

06_BARBOURの「ウォッシュド オールドビデイル」

「クラシックカジュアルの定番ブルゾンとして、根強い人気がある〈バブアー〉のフィールドジャケット『ビデイル』。その初期モデルを復刻し、洗いをかけて防水オイルを適度に落とした完全別注モデルです。ベタ付きを軽減した着やすさとこなれ感が特徴的なこちらの一着は、カジュアルはもちろんのこと、スーツスタイルにもマッチします。」

「タイドアップしたデニムのウエスタンシャツにジーンズ、ツイードジャケットへ羽織ったブリティッシュアメリカンスタイルです。あえて洋服屋らしく、コッテリとした装いに仕上げました。」

07_INVERTEREの「ヘリンボーンダッフルコート」

「〈ビームスF〉の定番である〈インバーティア〉の別注ダッフルコートは、肩幅からアームホールの深さ、着丈など随所をアレンジしています。今季はフレンチトラッドの定番素材、ジョシュア エリス社のパイルカットヘリンボーンをビームスが推すティールブルーに別注して使用しました。非常に上品かつモダンに仕上がっており、トラッドなアイテムながらも新鮮な雰囲気で着こなせます。初めての方はもちろん、すでに別の色の同型ダッフルをお持ちの方にもお勧めです」

「3つボタン段返りのネイビーブレザーにクレリックBDシャツ、ポルカドットのシルクスカーフ、濃いネイビー系のブラックウォッチ柄パンツというコーディネート。鮮やかなブルーのダッフルコートを羽織ることで、モダンなフレンチトラッド風にまとめました」

08_CORDINGSの「ハンティングベスト」

「今季注目のレイヤードスタイルに、大活躍するベスト。こちらは英国の〈コーディングス〉に直接出向き、ムーン社のツイードで別注したハンティングベストです。防寒性を考慮した立ち襟や長めの着丈、襟裏と胸ポケットにあしらった補強用スエードなど、他にはないザインがユニークで、個性を演出するのにもうってつけです。アランセーターやキルティングジャケットに羽織ったり、コートのインナーに着たりするのもいいですね」

「タイドアップしたデニムのウエスタンシャツにジーンズ、ツイードジャケットへ羽織ったブリティッシュアメリカンスタイルです。あえて洋服屋らしく、コッテリとした装いに仕上げました。」

09_EMINENTO BY H.OSAKUの「2プリーツトラウザーズ」

「パンタロナイオ(パンツ仕立て職人)としてビスポークパンツを手掛ける尾作隼人氏が、日本のパンツメーカーであるエミネント社と組んでつくった既製ラインのパンツです。尾作氏のパンツは2インプリーツで前身頃がとても狭く、前から見るとシルエットが細く綺麗に見えるのが特徴。コットンのように見える素材は高密度に織ったウールのギャバジンで、ビシッとクリースを入れてはいていただきたいですね。あらためてドレスパンツの美しさを実感できるモデルと言えるでしょう」

「トップスはビッグアーガイル柄のニットにショールカラージャケットを羽織った、ニット・オン・ニットのカジュアルコーディネート。デニムなどを合わせがちな装いですが、綺麗なウールパンツにすることで大人らしく見えます」

10_FUMIYA HIRANOの「ウインドウペーンジャケット」

「日本のブランドのなかで特に注目している〈フミヤ ヒラノ〉のジャケットは、かのウィンザー公が好んだようなネイビー×ホワイトのウインドウペーン生地を使用。しっかりと織り上げたツイーディな日本製ファブリックであり、サヴィル・ロウの名店で修行した平野さんらしい、構築的な英国調の仕立てがよくマッチしています。日本人の体型に合うようパターンメイキングされた、モダンブリティッシュスタイルのジャケットです」

「高いウエスト位置から裾に向かって若干フレアする、所謂イングリッシュドレープを生かすべく、ハイライズな〈リー〉のブーツカットジーンズを選択。タートルもタックインし、プロポーションを引き立てました」

西口修平が語る クラシックスタイルの現在

「近年のファッション全体にいえることですが、コロナ禍以降、ファッションの大きな“流れ”というものがなくなったように感じています。かつては世界規模で形成されていた流れですが、現在では多様化、細分化されるようになりました。そうした状況のなかで、どのようにして〈ビームスF〉というレーベルを組み立てていけばいいのか。その軸となるのは、やはりレーベルのコンセプトである“進化するクラシック”であり、細分化したクラシックそれぞれの動向を把握し、取り揃える必要があるでしょう。


そのために、現在はイタリアだけでなく、イギリスやフランスにも視察及びバイイングに行っています。イタリアには世界中のブランドが集う展示会ピッティ・ウォモがありますが、そこで見られるのはあくまでイタリアを中心とした傾向であり、実際にイギリスやフランスに足を運ぶと、やはり微妙に傾向が違うのです。だからこそ、滞在する日数も含め、各国をバランスよく見られるように意識しています。


世界的にクラシックスタイルがカジュアル化していることは間違いないですが、各国に目をやるとそれぞれの傾向があり、どんなスタイルが一番格好いいのかと聞かれると、決め込みたくないというのが正直なところです。コレと決め込むと、どうしてもそこにお客様の嗜好や市場が傾倒してしまうもの。そうした傾倒、偏向を生むのは、細分化した現在のファッション、クラシックにおいては好ましくないことだと思うからです。

そもそも日本ではアイビーやフレンチ、ブリティッシュなどとスタイルをカテゴライズしがちですが、それらが通用するのはいまや日本だけです。国別のカテゴライズ自体が時代錯誤であり、意味をなさなくなっていると感じています。また、数年前からいわれている“ミックススタイル”という言葉もありますが、それすらも現在は的を射ていないように思います。なぜなら、さまざまな国のアイテムをミックスして装うのはいまや普通のことであり、ひとつのスタイルとして括るほどのものではなくなっているからです。


ではいまの時代、装いの基準とすべきものは何かというと、“自分らしさ”に尽きると僕は思っています。各国のショップスタッフや業界人も、大まかな傾向はあるにしても、装いにおいて大切にしているのはそれぞれのパーソナリティだと感じています。そしてそれが一番いまっぽい、時代にマッチしていて格好いいと思うのです。本来自分らしさとは、ファッションを楽しむうえで最も大切なものであり、必要不可欠なもの。それがルールやカテゴリーに縛られがちなクラシックスタイルでは、日本において長らく二の次となってきたことは否めません。しかしながら、それも傾向が細分化したことによってルールやカテゴリーが意味をなさなくなり、ここにきて自分らしさが重要視されるようになったと感じています。


ゆえに〈ビームスF〉においても、お客様一人ひとりが自分らしいスタイルを見つけられるラインナップを心掛けています。目指すのは、来れば必ず自分らしいアイテムと出会える場です。イメージとしては都会に溶け込むようなスタイルを装えるアイテム。休日には郊外へ出掛けるような、ライフスタイルにマッチしたクラシックアイテムを今季は取り揃えています。いずれにしろ、カテゴリーを無理に作らず、自由に提案したいというのが気分。ぜひ、自分自身の個性を優先し、もっと自由に着てみてください。きっと、これまでにないクラシックの愉しさを味わえるはずです」

Photo / Satoshi Kuronuma [aosora] Styling / Shuhei Nishiguchi [Beams]
Text / Yasuhiro Takeishi [City Writes] Special Thanks / Issei Inada

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