2026 AUTUMN WINTER VOL.14
中村 達也のトレンド解説 〜2026年秋冬編〜
"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。
今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。
本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。
2026 AUTUMN WINTER VOL.14
完璧に装うこと、それは誠 実さの表現。
しかし判で押したような予定調和の装いより時には不完全こそが完璧さの母になったりもする。
大切なのは、確固たる“軸”をもつこと。
そこさえ決まれば、自分が見える。相手を想える。
お仕着せでない、本当に完璧な装いが見えてくる〈ビームスF〉が掲げる6つのエレメントを手掛かりに自分自身の軸を探しに出かけよう。

イタリア、イギリス、フランス、アメリカ、日本etc. いま〈ビームスF〉にはかつてないほど多彩なテイストのテーラリングが揃う。各国の文化と作り手の感性によって生まれた品々は、実に多様な表情を見せる。そのうち、あなたの個性と最も共鳴する一着はどれだろうか?装いの柱となる服だからこそ、じっくり時間をかけて選んでみよう。


オーセンティックとは「本物」という意味。その響きはあまりにも魅力的ゆえに、時には懐古趣味への誘惑にもなる。しかし、“いまこの時”に輝いてこそ真の本物。過去と現在の文脈を読み解きながら時代を超越するマスターピースの新たな活用法を見出す。オーセンティックには、無限の可能性があるのだ。


どれほど見慣れた服でも、素材が変われば印象一変。アップデートのカギであり、同時にクオリティの要でもあるからこそ〈ビームスF〉はマテリアル選びに並々ならぬ情熱を傾けている。見て、触れて、着て、そのたびに琴線に触れるような素材。目の肥えた大人こそ、違いをわかっていただけるはず。

〈ビームスF〉にとってのコンテンポラリーとは“視点”。常に基調とするクラシックをどう切り取り、表現するか。そこに、“いま”のムードが映し出される。クラシックたるドレスクロージングの実像はひとつではない。ステレオタイプにとらわれず、それでいて地に足の着いたスタイルを提案する。それが〈ビームスF〉の理念だ。


〈ビームスF〉のクラフツマンシップとはいわば信頼関係の結晶。ディレクター・バイヤーと作り手が同じ目標を共有し、互いをリスペクトしながら高みを目指す。ともに掲げるのは、“お客様に喜ばれるひと品を”という目標。だからこそ、かつてないほどのクオリティが叶う。伝統の技と心が生む満足感を堪能してほしい。


小粋な洒脱も、上品な遊び心も、大人の余裕がなせる業。基本を熟知し、応用を楽しむ感性も備え、それでいてあくまでさりげなく。そんな精神的ゆとりが、エスプリというエレガンスになって現れる。〈ビームスF〉にとって、それは単なる流行ではなく、普遍的な装いの流儀なのだ。


クラシックは、世代を超えて受け継がれるもの。その魅力を、〈ビームスF〉ディレクター西口修平・バイヤー間瀬裕 介と、『MR_BEAMS』のメインスタイリストを務める四方章敬が語り合う。

四方 このパートでは、西口さん・間瀬さんが組んだルックを僕が着せ付けました。なので客観的にスタイリングを見られたのですが……今季の〈ビームスF〉、なかなか攻めてますね!
間瀬 我々の中核はあくまでクラシック。とはいえ伝統を継承していくためには、新たな可能性に挑戦し続けることが大切だと思うんです。
西口 決して突飛なものではなく、伝統の文脈に沿った進化。なので、これまでの軸はブラしていません。今季のルックも、一点一点のアイテムはあくまでクラシック。それらを色や素材でアップデートしたり、合わせ方を変えたりすることで新しさを表現しているんです。
四方 クラシック好きこそ”こうきたか!“と膝を打つ提案だと思います。それと印象的だったのは、若いモデルが着てもよく映えていたこと。”服に年齢が追いつかない“というジレンマを全く感じませんでした。
間瀬 今回は服ありきでなく、モデルの佇まいに合わせてルックを組みました。結局、装いは着る人で決まりますからね。ある人にとっては完璧な服装でも、別の人が着るとそうはならなかったりする。なのでこれを見て、若い世代の方にも”ファッションとしてシンプルに格好いいな“と思っていただけたら本望ですね。
四方 西口さんは歳を重ねるにつれて、クラシックの捉え方になにか変化はありましたでしょうか?
西口 やっぱり若いときは肩に力が入っていましたね。ファッションで自己表現したいという欲求も強かったですし、”これは経験しておかないと“という義務感から背伸びしたことも多かった。それが経験と年齢を重ねていくと、”自分らしさ“というものがなんとなく掴めてくる。ひとりよがりが抜けて、会う人やシーンに合わせたさりげない表現ができるようになる。周りが広く見えてきて、自分自身にも自然体で向き合えるようになってきたと思います。
間瀬 視野が広がると装うことが楽しくなりますね。少なからず存在するクラシックのルールや制約も、心地よく付き合えるようになります。
西口 そんなクラシックの多様性に寄り添う〈ビームスF〉でありたいと常に思っています。商品の広がりと奥行き、それらをまとめる編集力、お客様ひとりひとりに合わせた提案力。いずれも世界に誇れるレベルと胸を張れます。ですから安心して、〈ビームスF〉に全てをお任せください。