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About Us

ビームスが思う理想の男性像

"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。

今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。

本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。

中村 達也のトレンド解説 〜2026年秋冬編〜

2026 AUTUMN WINTER VOL.14

中村 達也のトレンド解説 〜2026年秋冬編〜

静かな品格、今の空気。その交差点へ。

「今季は、ドレッシーな装いからリラックス感のあるカジュアルまで、さまざまなテイストを自由に組み合わせるのがポイント。すべてを大きく変えるのではなく、どこかに旬の要素を一点採り入れるだけでも、着こなしは新鮮に映ります。まずは自分らしいスタイルの延長から、トライしてください」

エグゼクティブ クリエイティブディレクター
中村 達也


DOUBLE-BREASTED
堅苦しくない新しいダブルの話

日本人にとってダブルブレストのスーツやコートには、昔から堅いイメージがありました。クラシックな印象が強くなるのか、現在はそれも薄れており、この秋冬はぜひ試していただきたいデザインです。ここ数年スーツ&ジャケットだけでなく、コートやニットなどカジュアルアイテムにまで見られます。それは近年着こなしがシンプルになるなかで、シングルでは物足りなさがあり、ディテールのあるダブルのほうが見た目のアクセントがあるから選ばれているという側面があるでしょう。またダブルブレストというとブリティッシュのかっちりしたイメージもありますが、現在はリラックス感のあるものも出てきており、従来のイメージとは違った幅広いスタイルで楽しんでいただけるはずです。

極細繊維のファインウールにカシミヤをブレンドすることで、柔軟かつ軽量で温かいダブルフェイスのビーバー生地で仕立てたダブルブレストのコート。ややオーバーサイズなシルエットで、美しいドレープが楽しめます。オールネイビーのワントーンコーディネートが上品な印象を醸し出します。


TROUSERS
いまの装いを更新する、2本のトラウザーズ

今季注目したいボトムスは2本あり、そのひとつがワイドパンツです。ヨーロッパでは数年前から少しずつ見られるようになっており、今季は多くのブランドが提案しています。これは80年代のスタイルが注目されている影響で、テーパードからワイドな裾幅までバリエーションも多彩。スリムなパンツを穿いてきた人にも、ぜひ挑戦してほしいパンツです。もうひとつはカーゴパンツで、これまで細身ばかりでしたが、今季は太めの提案も多く見られました。ドレスとは違う、旬のカジュアルパンツとして打ち出されています。カーゴもほとんどのパンツブランドが提案していて豊富に選べるので、好みの一本を探してみてください。



WIDE

ワイドパンツは、リラックス感のあるシルエットと装いに生まれる余裕が今の気分に合う一本。トップスを選ばず、クラシックにもモダンにもなじみ、長く続いたスリムシルエットの反動もあり、今季は注目を集めています。

国内ではビームスのみが取り扱うパンツブランド〈オルテロ〉。今季から展開する1プリーツのワイドストレートモデルは、千鳥格子柄の別注生地を使用。メリノウール製の上質なフランネルで、肌触りも滑らか。腰周りに程よいゆとりを持たせ、膝下はすっきりと直線的に落ちます。



CARGO

カーゴパンツは、脚部に配した大きなポケットを特徴とするミリタリー由来のパンツ。無骨な印象がありながら、近年はシルエットや素材を洗練させ、ジャケットにも合わせられる都会的な一本として注目されています。

シルエットの美しさに定評のある〈ブリリア〉。カーゴパンツもやや細身のテーパードシルエットが非常に美しく、テーラードジャケットとの相性も抜群です。生地はストレッチコットンツイルで、ストレスのない穿き心地。高めのカーゴポケットが、洗練された印象をさらに高めてくれます。


DOUBLE FACE
軽くてしなやかなダブルフェイス

数ある生地のなかでも何年かに一度、必ず注目されるのがダブルフェイスです。接結という技法で生地を手縫いで合わせたものであり、裏地が不要なことから、軽く柔軟で上品に仕上がるのが特徴。イタリアのブランドが好む生地であり、数シーズン前から流行している“クワイエットラグジュアリー(控えめな贅沢感)”の流れを汲み、今季の注目生地となっています。コートからジャケット、ブルゾンなど、多様なトップスに使用されているのも特徴です。また保温性に優れたファインウールやカシミヤを用いており、軽量で丸みのある綺麗なシルエットが出るのもダブルフェイスの良いところです。大人らしくエレガントに装える逸品揃い。一度羽織って、その快適さを実感してみてください。

ファインウールの最高峰スーパー180ʼsウールを二重織りして両面起毛し、湯洗いや剪毛工程を経て仕上げた国産メルトンを使用。裏地不要の無双仕上げゆえとても軽やかです。


CORDUROY
あらためて新鮮に見えるコーデュロイ

英国の雰囲気を感じさせる素材として、この秋冬に幅広く提案されているコーデュロイ。ここ数年のヨーロッパでは、春夏はシアサッカー、秋冬はコーデュロイが定番となっています。特に今季は英国調の流れが加わったことで昨年以上に豊富にラインナップされている印象です。なかでも畝がやや太く、ぱっと見でコーデュロイであることが伝わりやすいものが多くなっているのも特徴と言えるでしょう。ジャケットやスーツをはじめ、シャツジャケットやチョアジャケットなどのカジュアルアイテムにも広がっています。一点採り入れれば今季らしいブリティッシュテイストが装えるので、気負わずにトライしてほしいですね

超極細ウールの代名詞であるドラゴ社の『スカイフォール』シリーズの三者混コーデュロイを用いたスーツ。“硬くて重い”というコーデュロイの既成概念を覆す、驚くほどの軽さと柔らかさです。絶妙な光沢も上品。


MULINE
表情豊かなムリネニットで冬の装いが楽しくなる

色々なところで今季はブリティッシュというキーワードが打ち出されていますが、それはサヴィル・ロウに代表される、古典的なブリティッシュだけではありません。英国テイストをスタイルのどこかに採り入れるような傾向であり、そのひとつがムリネニットです。スコットランドのニットメーカーが昔からやっている杢糸を使ったニットのことで、実はイタリアのメーカーからも少し前から提案されていましたが、それほど注目されてきませんでした。今季はとても多く、なかでもイタリアのメーカーはキレイな色を使うので、あらためて注目されています。元々はブリティッシュカントリースタイルのアイテムですが、洗練されていて土臭さもなく、現代的に着こなしやすくなっているのでおすすめです。

スコットランド産のスーパージーロンラムズウールを用い、オリジナルパターンで編み上げた〈ドルモア〉のセーター。ブルーが基調のムリネニットが美しく、インナーとしてはもちろん一枚でもさまになります。


NEW PATTERN
着こなしに変化を加える柄はこの3つ

柄においてもこの秋冬はブリティッシュの傾向が強く、ガンクラブチェック、ヘリンボーン、グレンプレイドという、英国を代表する伝統的なパターンが注目されています。しかもどちらかというと大柄で、柄自体を誇張して目立たせる傾向が見られました。ジャケットからコート、ニット、サファリジャケットまでラインナップしていますが、素材自体を一見ツイードのようで、現代的なカラーネップ入りやプリント柄もあります。そして軽く柔らかい生地が主流となっており、見た目はあくまで本格ブリティッシュながらも、着心地はコンフォートというのが、時代の求める英国調であると思います。



GUN CLUB CHECK

スコットランドの貴族が、19世紀に狩猟クラブ(Gun Club)の装束に用いたことが端緒とされる「ガンクラブチェック」。2色以上の糸を用いたとてもシンプルなパターンであり、シェパードチェックとも呼ばれます。

クラシックなバルマカーンコートをベースとする〈マッキントッシュ〉の代表作『バルフィールド』のリバーシブルコート。チェック柄ウールコットンの裏面は撥水高密度コットンギャバジンゆえ、美しいドレープも魅力。



HERRINGBONE

壁や床などの模様として、ヨーロッパで16世紀頃より用いられてきたヘリンボーン。その名はニシンの骨という意味で、形状が似ているために命名されました。耐久性に優れ、ミリタリーやワークウェアに用いられています。

シェットランドウールを用い、幅広のヘリンボーン柄に編み上げたVネックベスト。今季らしいブリティッシュテイストを醸す一枚です。上品なシャツとスカーフを合わせれば土臭くなりません。



GLEN PLAID


正式名称を「グレナカート プレイド」というグレンプレイドは、 19世紀にスコットランドのアーカート渓谷で考案され、アーカート一族が継承してきたタータンの一種。かのウィンザー公が好んだ柄としても知られます。

英国ウィリアム ・ハルステッド社に別注した、エクリュ×ブラックのグレンプレイドで仕立てたハンドメイドラインのスーツ。ヴィンテージ風の味わい深い表情です。随所の手縫いで美しい仕上がり。


NON-LAPEL JACKETS
新たな可能性を示す2つの選択

カジュアルなジャケットは2つの傾向があり、そのひとつがスタンドカラーです。日本ではフレンチの流れと捉えられますが、イタリアでは2000年代前半のリバイバルという流れ。テーラードジャケットのラペルを立てるとスタンドカラーになるタイプも多くなっています。もうひとつがトラッカージャケットであり、ヴィンテージデニムにも人気が集まっています。イタリアのブランドはレザーなどデニム以外の素材の提案が多く、コートやジャケットのインナーにしたり、タイドアップしたりと、着こなしも幅広くなっています。一着あるとかなり重宝するので、ワードローブに加えてみてください。かつてのようなアメリカンカジュアル一辺倒ではない、大人らしい上品なスタイルで楽しむのが現代的です。



STAND COLLAR JACKET

13世紀フランスの貴族が着た装束が発祥といわれるスタンドカラー。首を覆うことで首元からの風の侵入を防ぐ機能性を備え、ミリタリーやワークなどの実用服や、いわゆる詰襟として各種の制服に採用されました。

水を湛えたような柔らかな光沢と奥行きのある表情が魅力の、コットンベルベットを用いた『アルベルト』。素材の豊かな質感を生かした端正な佇まいながら、しなやかな着心地も兼備。装いに季節感と品格を添え、カジュアルからドレススタイルまで幅広く活躍します。



TRACKER JACKET

元はアメリカのデニム製ワークウェアだったものが、とくにトラック運転手に好まれたことから「トラッカー」と呼ばれるようになったショートジャケット。現在はデニムに限らず、多彩な素材で提案されています。

〈エンメティ〉の得意とする柔軟で軽やかなゴートスエードを用いたトラッカージャケット。一見デニムに見えるインディゴカラーが合わせやすい一着です。ニットにグレーパンツなどエレガントなアイテムと好相性。



TONE ON TONE
同系色で上品な印象を醸すのはこの6色

色の打ち出しに関しては、ここ数年続いている“クワイエットラグジュアリー”の影響が今季も見られます。発色のいいビビッドなカラーではなく、スモーキーで深みのあるカラーが多く、ライトトーンからミディアムトーンが主流。そうしたカラーを差し色としてではなく、メインカラーとしてアウターやパンツに用い、コーディネートも同系色のトーンオントーンで上品にまとめるのがお勧めです。これも控えめな上品さを追求した“クワイエットラグジュアリー”の流れといえるでしょう。なお、同系色なので色合わせの必要はほぼないですが、色のトーンが同じアイテムを合わせると違和感があるので、トーンを微妙にずらすのが秘訣です。



CAMEL

2026年秋冬も継続する“クワイエットラグジュアリー”の象徴的カラーがキャメルです。上品かつリッチな雰囲気に見えるのが特徴。ダブルフェイス生地との相性が良く、併せた提案も多く見かけます。

アルタクルーナ〉の定番素材であるスペイン産ムートンを用いたフルジップブルゾン。襟のシェアリングとボディ
カラーが絶妙に調和しており、上品かつラグジュアリーな一着に仕上がりました。ベージュのクルーネックをインナーにすれば、高級感が引き立ちます。



BROWN

ネイビー、グレーに並ぶベーシックカラーであり、今季最も提案されているブラウン。トーンも多彩なものが揃っていますが、ワントーンのコーディネートなど、都会的に見せるパターンが主流となっています。

ネイビー、グレーに並ぶベーシックカラーであり、今季最も提案されているブラウン。トーンも多彩なものが揃っていますが、ワントーンのコーディネートなど、都会的に見せるパターンが主流となっています。



GREEN

深みのあるダークグリーンから明るいライトグリーン、スモーキーな色調まで、幅広いトーンのアイテムが登場するグリーン。注目のムリネニットもグリーンが多く、装いのメインカラーとして提案されています。

深みのあるダークグリーンから明るいライトグリーン、スモーキーな色調まで、幅広いトーンのアイテムが登場するグリーン。注目のムリネニットもグリーンが多く、装いのメインカラーとして提案されています。
  • Coat ¥160,000(inc.tax) TITO ALLEGRETTO
  • Jacket ¥95,000(inc.tax) BRERAS
  • Knit ¥45,000(inc.tax) DRUMOHR
  • Pants ¥35,000(inc.tax) BRIGLIA 1949



BORDEAUX

ほとんどのブランドが提案していると言っても過言ではないボルドーは、今季を象徴するトレンドカラー。ドレスからカジュアルまでジャンルも問わず、また差し色ではなく装いのメインカラーとしての提案が新鮮です。

ほとんどのブランドが提案していると言っても過言ではないボルドーは、今季を象徴するトレンドカラー。ドレスからカジュアルまでジャンルも問わず、また差し色ではなく装いのメインカラーとしての提案が新鮮です。



NEUTRAL

アイボリーやオフホワイトなどのニュートラルカラーは、ここ数年続くラグジュアリーテイストの代表的カラー。非常に上品で、リッチな印象もあります。今季のブリティッシュの流れとは対極的なカラーと言えます。

アイボリーやオフホワイトなどのニュートラルカラーは、ここ数年続くラグジュアリーテイストの代表的カラー。非常に上品で、リッチな印象もあります。今季のブリティッシュの流れとは対極的なカラーと言えます。



GRAY

ライトグレーからミディアムグレーの柔らかなトーンを中心に提案されているグレー。これもクワイエットラグジュアリーの流れで、洗練されたエレガントな印象です。都会的なイメージで着こなしてみてください。

ライトグレーからミディアムグレーの柔らかなトーンを中心に提案されているグレー。これもクワイエットラグジュアリーの流れで、洗練されたエレガントな印象です。都会的なイメージで着こなしてみてください。


NECKWEAR
首元にニュアンスを添えるストール&スカーフ

世界的な暖冬により、防寒目的の巻き物の必要性は低くなっています。ですが、やはり首元がさびしいと感じ、アクセサリー感覚で身につける洒落者は少なくありません。ネクタイをしなくなったことも、物足りなさを感じさせる要因です。現在の巻き物は色柄や巻き方もさまざまで、自由に楽しめるのも特徴。そういった面では、採り入れる難易度はけっして高くないでしょう。私の経験上、これほど幅広いバリエーションの巻き物が注目されたことはいままでありませんでした。それほど巻き物が、この秋冬は外せないアクセサリーとなっている証しともいえます。さらりと首に巻くだけで洒脱に見えるので、試してみてください。

近年はネクタイだけでなくネックウェアも注目されている、 1981年にイタリアはミラノにて創業した〈ジエレ〉。手描き風の柄が味わい深いストールは、柔らかなタッチのウール製で軽やかなつくりであり、多彩な巻き方が楽しめるはず。閉じたコートの上から巻くのも新鮮です。


OUTERWEAR
大人の装いを支える信頼の2アウター

二極化と私たちが捉えている今季のアウター。そのひとつであるオーバーコートは、リラックス感が重視される、昨今のファッション傾向から注目されてきたアイテムで、チェスターフィールドやバルカラーなどの定番を含め、コート全般に見られる傾向です。また、もうひとつのアウターが、オーバーコートと対極的なショートブルゾンです。軽快でスポーティに見えるデザインが中心ですが、レザーやミリタリー、ドライビング、さらにトラッカーもこの流れに含まれます。80年代のテイストがリバイバルしていることから脚光を浴びているアイテムでもあり、タイドアップに羽織るといった当時流行した着こなしも併せて注目されています。



OVERCOAT

バルカラーやチェスターフィールドなどに加え、ダッフルなどもゆったりとしたシルエットにより、今季的に着こなせます。

バルカラーとチェスターフィールドをミックスしたような〈タリアトーレ〉の新型コート。英国調の柄でありながら柔らかな素材感と綺麗なドレープが魅力。コートにとって重要な部分であるショルダーラインが非常に美しいのも特徴です。



SHORT BLOUSON

オーバーコートとは対照的な、着丈が短くスポーティなブルゾン。ミリタリーやドライビングなどカテゴリー別のバリエーションが豊富であり、好みのデザインが選べます。

クラシックなフライトジャケットをベースに、ギリシャ産ラムスエードでラグジュアリーに昇華した別注ブルゾン。スエードの表情が相まって、柔らかでリッチな雰囲気を醸します。同系色のニットで上品に着こなすのがポイントです。

Photo / Osami Watanabe [Sammy Studio]
Styling / Akihiro Shikata
Hair / Kotaro
Text / Yasuhiro Takeishi [City Writes]
Model / Olivier [Exiles], Eduard [Donna]

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