2026 AUTUMN WINTER VOL.14
THE TEN.BRILLA PER IL GUSTO 2026-27AW COLLECTION
"MR_BEAMS"とは、ファッションをきちんと理解しながらも、
自分の価値観で服を選べる
"スタイルをもった人"のこと。
と同時に、決して独りよがりではなく、
周りのみんなからも「ステキですね」と思われる、
そのスタイルに"ポジティブなマインドがこもった人"のこと。
今回立ち上げたオウンドメディア#MR_BEAMSには、
私たちビームスが考える理想の大人の男性像と、
そんな理想の彼が着ているであろうステキな服、
そしてMR_BEAMSになるために必要な
洋服にまつわるポジティブな情報がギュッと詰め込まれています。
本メディアを通じて、服の魅力に触れていただいた皆様に、
ステキで明るい未来が訪れますように……。
2026 AUTUMN WINTER VOL.14
「今季は、ドレッシーな装いからリラックス感のあるカジュアルまで、さまざまなテイストを自由に組み合わせるのがポイント。すべてを大きく変えるのではなく、どこかに旬の要素を一点採り入れるだけでも、着こなしは新鮮に映ります。まずは自分らしいスタイルの延長から、トライしてください」
エグゼクティブ クリエイティブディレクター
中村 達也
日本人にとってダブルブレストのスーツやコートには、昔から堅いイメージがありました。クラシックな印象が強くなるのか、現在はそれも薄れており、この秋冬はぜひ試していただきたいデザインです。ここ数年スーツ&ジャケットだけでなく、コートやニットなどカジュアルアイテムにまで見られます。それは近年着こなしがシンプルになるなかで、シングルでは物足りなさがあり、ディテールのあるダブルのほうが見た目のアクセントがあるから選ばれているという側面があるでしょう。またダブルブレストというとブリティッシュのかっちりしたイメージもありますが、現在はリラックス感のあるものも出てきており、従来のイメージとは違った幅広いスタイルで楽しんでいただけるはずです。

今季注目したいボトムスは2本あり、そのひとつがワイドパンツです。ヨーロッパでは数年前から少しずつ見られるようになっており、今季は多くのブランドが提案しています。これは80年代のスタイルが注目されている影響で、テーパードからワイドな裾幅までバリエーションも多彩。スリムなパンツを穿いてきた人にも、ぜひ挑戦してほしいパンツです。もうひとつはカーゴパンツで、これまで細身ばかりでしたが、今季は太めの提案も多く見られました。ドレスとは違う、旬のカジュアルパンツとして打ち出されています。カーゴもほとんどのパンツブランドが提案していて豊富に選べるので、好みの一本を探してみてください。
ワイドパンツは、リラックス感のあるシルエットと装いに生まれる余裕が今の気分に合う一本。トップスを選ばず、クラシックにもモダンにもなじみ、長く続いたスリムシルエットの反動もあり、今季は注目を集めています。

カーゴパンツは、脚部に配した大きなポケットを特徴とするミリタリー由来のパンツ。無骨な印象がありながら、近年はシルエットや素材を洗練させ、ジャケットにも合わせられる都会的な一本として注目されています。

数ある生地のなかでも何年かに一度、必ず注目されるのがダブルフェイスです。接結という技法で生地を手縫いで合わせたものであり、裏地が不要なことから、軽く柔軟で上品に仕上がるのが特徴。イタリアのブランドが好む生地であり、数シーズン前から流行している“クワイエットラグジュアリー(控えめな贅沢感)”の流れを汲み、今季の注目生地となっています。コートからジャケット、ブルゾンなど、多様なトップスに使用されているのも特徴です。また保温性に優れたファインウールやカシミヤを用いており、軽量で丸みのある綺麗なシルエットが出るのもダブルフェイスの良いところです。大人らしくエレガントに装える逸品揃い。一度羽織って、その快適さを実感してみてください。

英国の雰囲気を感じさせる素材として、この秋冬に幅広く提案されているコーデュロイ。ここ数年のヨーロッパでは、春夏はシアサッカー、秋冬はコーデュロイが定番となっています。特に今季は英国調の流れが加わったことで昨年以上に豊富にラインナップされている印象です。なかでも畝がやや太く、ぱっと見でコーデュロイであることが伝わりやすいものが多くなっているのも特徴と言えるでしょう。ジャケットやスーツをはじめ、シャツジャケットやチョアジャケットなどのカジュアルアイテムにも広がっています。一点採り入れれば今季らしいブリティッシュテイストが装えるので、気負わずにトライしてほしいですね

色々なところで今季はブリティッシュというキーワードが打ち出されていますが、それはサヴィル・ロウに代表される、古典的なブリティッシュだけではありません。英国テイストをスタイルのどこかに採り入れるような傾向であり、そのひとつがムリネニットです。スコットランドのニットメーカーが昔からやっている杢糸を使ったニットのことで、実はイタリアのメーカーからも少し前から提案されていましたが、それほど注目されてきませんでした。今季はとても多く、なかでもイタリアのメーカーはキレイな色を使うので、あらためて注目されています。元々はブリティッシュカントリースタイルのアイテムですが、洗練されていて土臭さもなく、現代的に着こなしやすくなっているのでおすすめです。

柄においてもこの秋冬はブリティッシュの傾向が強く、ガンクラブチェック、ヘリンボーン、グレンプレイドという、英国を代表する伝統的なパターンが注目されています。しかもどちらかというと大柄で、柄自体を誇張して目立たせる傾向が見られました。ジャケットからコート、ニット、サファリジャケットまでラインナップしていますが、素材自体を一見ツイードのようで、現代的なカラーネップ入りやプリント柄もあります。そして軽く柔らかい生地が主流となっており、見た目はあくまで本格ブリティッシュながらも、着心地はコンフォートというのが、時代の求める英国調であると思います。
スコットランドの貴族が、19世紀に狩猟クラブ(Gun Club)の装束に用いたことが端緒とされる「ガンクラブチェック」。2色以上の糸を用いたとてもシンプルなパターンであり、シェパードチェックとも呼ばれます。

壁や床などの模様として、ヨーロッパで16世紀頃より用いられてきたヘリンボーン。その名はニシンの骨という意味で、形状が似ているために命名されました。耐久性に優れ、ミリタリーやワークウェアに用いられています。

正式名称を「グレナカート プレイド」というグレンプレイドは、 19世紀にスコットランドのアーカート渓谷で考案され、アーカート一族が継承してきたタータンの一種。かのウィンザー公が好んだ柄としても知られます。

カジュアルなジャケットは2つの傾向があり、そのひとつがスタンドカラーです。日本ではフレンチの流れと捉えられますが、イタリアでは2000年代前半のリバイバルという流れ。テーラードジャケットのラペルを立てるとスタンドカラーになるタイプも多くなっています。もうひとつがトラッカージャケットであり、ヴィンテージデニムにも人気が集まっています。イタリアのブランドはレザーなどデニム以外の素材の提案が多く、コートやジャケットのインナーにしたり、タイドアップしたりと、着こなしも幅広くなっています。一着あるとかなり重宝するので、ワードローブに加えてみてください。かつてのようなアメリカンカジュアル一辺倒ではない、大人らしい上品なスタイルで楽しむのが現代的です。
13世紀フランスの貴族が着た装束が発祥といわれるスタンドカラー。首を覆うことで首元からの風の侵入を防ぐ機能性を備え、ミリタリーやワークなどの実用服や、いわゆる詰襟として各種の制服に採用されました。

元はアメリカのデニム製ワークウェアだったものが、とくにトラック運転手に好まれたことから「トラッカー」と呼ばれるようになったショートジャケット。現在はデニムに限らず、多彩な素材で提案されています。

色の打ち出しに関しては、ここ数年続いている“クワイエットラグジュアリー”の影響が今季も見られます。発色のいいビビッドなカラーではなく、スモーキーで深みのあるカラーが多く、ライトトーンからミディアムトーンが主流。そうしたカラーを差し色としてではなく、メインカラーとしてアウターやパンツに用い、コーディネートも同系色のトーンオントーンで上品にまとめるのがお勧めです。これも控えめな上品さを追求した“クワイエットラグジュアリー”の流れといえるでしょう。なお、同系色なので色合わせの必要はほぼないですが、色のトーンが同じアイテムを合わせると違和感があるので、トーンを微妙にずらすのが秘訣です。
2026年秋冬も継続する“クワイエットラグジュアリー”の象徴的カラーがキャメルです。上品かつリッチな雰囲気に見えるのが特徴。ダブルフェイス生地との相性が良く、併せた提案も多く見かけます。

ネイビー、グレーに並ぶベーシックカラーであり、今季最も提案されているブラウン。トーンも多彩なものが揃っていますが、ワントーンのコーディネートなど、都会的に見せるパターンが主流となっています。

深みのあるダークグリーンから明るいライトグリーン、スモーキーな色調まで、幅広いトーンのアイテムが登場するグリーン。注目のムリネニットもグリーンが多く、装いのメインカラーとして提案されています。

ほとんどのブランドが提案していると言っても過言ではないボルドーは、今季を象徴するトレンドカラー。ドレスからカジュアルまでジャンルも問わず、また差し色ではなく装いのメインカラーとしての提案が新鮮です。

アイボリーやオフホワイトなどのニュートラルカラーは、ここ数年続くラグジュアリーテイストの代表的カラー。非常に上品で、リッチな印象もあります。今季のブリティッシュの流れとは対極的なカラーと言えます。

ライトグレーからミディアムグレーの柔らかなトーンを中心に提案されているグレー。これもクワイエットラグジュアリーの流れで、洗練されたエレガントな印象です。都会的なイメージで着こなしてみてください。

世界的な暖冬により、防寒目的の巻き物の必要性は低くなっています。ですが、やはり首元がさびしいと感じ、アクセサリー感覚で身につける洒落者は少なくありません。ネクタイをしなくなったことも、物足りなさを感じさせる要因です。現在の巻き物は色柄や巻き方もさまざまで、自由に楽しめるのも特徴。そういった面では、採り入れる難易度はけっして高くないでしょう。私の経験上、これほど幅広いバリエーションの巻き物が注目されたことはいままでありませんでした。それほど巻き物が、この秋冬は外せないアクセサリーとなっている証しともいえます。さらりと首に巻くだけで洒脱に見えるので、試してみてください。

二極化と私たちが捉えている今季のアウター。そのひとつであるオーバーコートは、リラックス感が重視される、昨今のファッション傾向から注目されてきたアイテムで、チェスターフィールドやバルカラーなどの定番を含め、コート全般に見られる傾向です。また、もうひとつのアウターが、オーバーコートと対極的なショートブルゾンです。軽快でスポーティに見えるデザインが中心ですが、レザーやミリタリー、ドライビング、さらにトラッカーもこの流れに含まれます。80年代のテイストがリバイバルしていることから脚光を浴びているアイテムでもあり、タイドアップに羽織るといった当時流行した着こなしも併せて注目されています。
バルカラーやチェスターフィールドなどに加え、ダッフルなどもゆったりとしたシルエットにより、今季的に着こなせます。

オーバーコートとは対照的な、着丈が短くスポーティなブルゾン。ミリタリーやドライビングなどカテゴリー別のバリエーションが豊富であり、好みのデザインが選べます。

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THE TEN.BRILLA PER IL GUSTO 2026-27AW COLLECTION
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THE 6 ELEMENTS
The Axis of BEAMS F
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