BEAMS的ナゴヤの巡り方 A BEAMS GUIDE TO NAGOYA

知る、遊ぶ、楽しむ Know,Play,Have Fun ”魅力ある”ナゴヤ白書知る、遊ぶ、楽しむ Know,Play,Have Fun ”魅力ある”ナゴヤ白書

“もっとも魅力に欠ける都市”として
一躍有名になってしまった名古屋市。
しかし周辺の都市を含め、当たり前すぎるネタが
全国的には“かなり自慢な”ネタって結構多い。
そして、地元民ですら知らない魅力に溢れてる!
そんな“ナゴヤ自慢”を紹介!

TOPIC 1 MANGA ARTIST HERITAGE

東山動植物園のコアラロゴは
漫画家・鳥山明氏のデザイン

1984年11月20日、日本で初めてコアラの展示を開始した東山動植物園。
「コアラを盛り上げたい」思いから、子どもたちに大人気の漫画「Dr.スランプ」の作者で、愛知県出身の鳥山明氏にデザインを依頼し、シンポルマークを作った。
ちなみに、アフリカゾウ舎の大きな壁画は、 2011年「巨大壁画プロジェクト」のため、漫画家の江川達也氏(千種区出身)が原画を製作し、約33万ピースのタイルを使って完成したモザイクアート。
名古屋には有名漫画家遺産がいっばい!

取材協力/東山動植物園 
www.higashiyama.city.nagoya.jp/

NAGOYA UNESCO CITY OF DESIGN

ユネスコに認められた
デザイン都市・名古屋

1989年(平成元年)の「デザイン都市宣言」以後、デザインを核としたまちづくりを推進している名古屋。
世界3大デザイン会議やデザイン博覧会の開催など、他府県にはない実績が多く世界からの評価が非常に高い。
また、ユネスコ創造都市のネットワークを活かした、世界中の若手クリエイターや研究者との交流が盛んで、文化度が高い街となっているのも特徴。

取材協力/名古屋市観光文化交流局 文化歴史まちづくり部 文化振興室
(名古屋市観光文化交流局文化振興室内)

TOYOTA ART MUSEUM and MUSEUM

豊田市にはマニア垂涎の館が
2つも存在している!

東京・駒場の初代「日本民藝館」の一部を移築した「第一民芸館」を筆頭に、1870年代に名古屋で開催された博覧会の貴賓館として建造された「旧井上家西洋館」などが自然豊かな公園内に点在する「豊田市民芸館」。
そして、2004年のMOMA(ニューヨーク近代美術館)のリニューアルを手掛けたことで知られる建築家・谷口吉生氏の最高傑作として名高い「豊田市美術館」。
この二つを見るためだけに豊田市を訪れても損はない!

天野博之さん
[豊田市民芸館 館長]

地域人文学研究所代表理事、
とよた五平餅学会の学芸員でもある。

現代美術と
日用品の美を
感じられる2館に
ぜひお越しください
KABUKI no NAKAMURAYA

芸どころの名古屋!
歌舞伎の中村屋発祥の地

日本の伝統芸能“歌舞伎”。大名跡でもある「中村屋」の初代中村勘三郎は、名古屋市中村区の出生。
尾張中村は「中村屋発祥の地」として中村屋一門にも公認されている。その縁を大切にした18代目中村勘三郎が、2006年襲名披露全国巡演で初の名古屋公演だった「平成中村座」を同朋高等学校で開催。2017年には豊國神社を有する中村公園に「初代中村勘三郎生誕記念像」が建立され、同年、18代目勘三郎の長男・勘九郎、次男・七之助による記念のお練りを開催した。

近藤一夫さん
[宮司]

豊臣秀吉を祀る神社で、秀吉公生誕の地でもある
「豊國神社」の宮司。

地域伝統芸の
名古屋萬歳を
イメージした像です
NAGOYA CUISINE

名古屋めしを生み出した
コラボレーション発明王

長い間、加工貿易で世界と伍してきた日本のお家芸“コラボレーション”。食文化においてその元祖と言われているのが、ここ名古屋。スパゲッティ×あんで、あんかけスパゲッティ。トースト×小倉あんで、小倉トースト。
喫茶店×書店で、漫画喫茶。また、名古屋人のソウルフード“スガキヤ”では、フォークとスプーンが合体し、ソニー創業者・盛田昭夫氏の実家、盛田酒造が酒店の活性化のため日本初のコンビニ業態を提案するなど、様々なコラボレーションが名古屋で誕生している。

SANEIKETSH

三英傑に出会える交差点がある!

戦国時代を天下統一へと導いた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ゆかりの土地であることは言わずもがな。
毎年秋に行われる「名古屋まつり」の郷土英傑行列では、豪華絢爛な三英傑に出会えるが、名古屋市内には常に会える場所がある。それが、名古屋最古の商店街がある「円頓寺」交差点。
2013年に地元の有志が寄贈したもので、交差点・東西南北の角に設置されている。三英傑なのに交差点の四つ角。
残る一つは誰…?ぜひ足を運んで確かめてみて。

KAMOSHIBITO KUHEIJI

パリの三ツ星レストランで愛飲される
名古屋市緑区生まれの日本酒

約10年前に起きた日本酒の輸出ブーム。
周りがアメリカに目を向けている際、名古屋市緑区にある萬乗醸造15代目・久野九平治は、“料理と一緒に楽しむ日本酒”を広めるため、美食の街フランス・パリにターゲットを定めた。その結果、「ギー・サヴォワ」や「リッツ パリ」などの三ツ星レストランに認められ、“ワイングラスで日本酒を楽しむ”というスタイルを確立!現在は日本酒とワインの価値の差を埋めるため、原材料である米作りに注力し、フランス米で作る日本酒や、自社畑のブドウで醸すワインまでを手掛けている。

取材協力/株式会社寓乗醸造・醸し人九平次

RETRO ARCHITECTURE

1日では廻りきれない!
名古屋ならではのレトロ建築

大半が第二次世界大戦の名古屋大空襲で焼失してしまった名古屋の近代建築物。しかし、現存する建築物はユニークで個性的なものばかり。
その代表が、上層の日本風建築様式が下層の西洋風建築様式の上に建つことで、欧米に対する戦時中の日本思想を体現した帝冠様式の「名古屋市役所」(1933年)と「愛知県庁舎」(1938年)。
ちなみに、日本国内で市役所と県庁舎が立ち並ぶ光景は名古屋だけ! 他にも、珍しい景色が見られる噴水や、日本最古の屋上観覧車なども必見!

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名古屋市役所(左)と愛知県庁舎(右)。

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大理石の石柱を配した噴水塔の上部から落水することで、風向きによって異なる水しぶきが周囲の池に水景を作り出す落水式の「鶴舞公園噴水塔」(1910年)。
近年「Pokémon GO」の聖地とされたことで一躍有名に。

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濃尾平野ならではの眺望ゆえ、愛知県は観覧車の総数が全国最多! 国内に現存する日本最古の屋上観覧車(1956年)は名古屋栄三越の屋上にある。

北川啓介さん
[名古屋工業大学大学院 教授]

専門は、建築計画、建築意匠、
まちづくり、ものづくり文化論。

名古屋には
自慢すべき建築物が
たくさんあります
YOMEIRI TRUCK

名古屋人は常に前向き!

新婦側の家から嫁入り道具を運ぶ「嫁入りトラック」は、紅白幕や松竹、鶴亀などの縁起の良いデザインを施した、ご近所に嫁入りを知らせる名古屋婚の習わし。もし、狭い道路で車と行きあったり路上駐車があったりしても、嫁入りトラックは絶対にバックはしない!
これは常に前向きな名古屋人気質の表れ!?

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