ビームス ジャパン5階のfennica担当スタッフです。ミリタリー、ワーク、スポーツといったメンズウェアならではのアイテムを中心にご紹介致します。
<天童木工(テンドウモッコウ)>へ<fennica(フェニカ)>が別注オーダーを掛けて実現したチェア。 「plywood(プライウッド)」技術で成形された美しくシンプルなデザイン。 持ち手部分がくり抜かれた楕円形の背もたれが特徴的な丸みを帯びたやわらかいフォルムは、小さな子供達が怪我をしづらく、軽量で持ち運びがしやすいようにとの思いを込めて設計されています。 3歳~8歳程度のお子様が日常用の椅子、お絵かきなどお遊び用のちょっとしたテーブルとして使用するのはもちろん、洗練されたデザインはインテリアとしても大活躍。リビングやベッドルームではサイドテーブル代わりや書籍、観葉植物を置くシェルフとしてお使いいただくのも素敵です。 「Little Red Chair(リトル レッド チェア)」のデザインの起源は1967年、東京・成城にある「ゆかり文化幼稚園」の新校舎を建築家・丹下健三氏が設計した際に、一緒に作られた子供椅子。 当時の物は3歳~5歳程度の子供用に設計されており、現行のものより一回り小さく、背もたれの立ち方が若干異なり、持ち運び用の穴もありませんでした。 その後改良が施され、2002年には<天童木工>のカタログ掲載規格品「T-3117WB-NT型・キッズチェア」として販売されることに。 「ゆかり文化幼稚園」では、これまで数回に渡って補充が行われ、現在でも現役で使用され続けていることが、そのデザイン性・機能性・完成度の高さを物語っています。 今回<fennica>が別注ポイントとしてこだわったのは、温かみのある色味「NR色塗装(=朱色系の赤色)」。 <Charles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)>による初期の「plywood」デザインの名作、背もたれにくり抜かれたハートの意匠が印象的な「Child's chair(チャイルズ チェア)」へのオマージュとして、 発色の良いこのカラーリングをリクエスト。双方のオリジナルに勝るとも劣らないすばらしい出来栄えは、正に傑作。長い年月を共にお過ごしいただきたい、おすすめの逸品です。