Mars89とAIAIAIのヘッドフォン。
Mars89 and AIAIAI headphones
「ビームス レコーズ（BEAMS RECORDS）」がフルラインナップで展開している、デンマーク発のヘッドフォンメーカー＜AIAIAI（アイアイアイ）＞。なかでもプロにも人気があるのが、パーツごとに組み合わせをアレンジできる『TMA-2』シリーズです。愛用者のひとりとして知られるMars89さんに、カスタムしている愛用品の話はもちろん、最新作の『TMA-2 Studio Wireless+』や『TMA-2 Move Wireless』を試してもらい、製品の魅力をいま一度探ってきました。
AIAIAI(ai-ai-ai) is a Danish headphone manufacturer whose full lineup is sold by BEAMS RECORDS. The "TMA-2" series is particularly popular among professionals, as each part can be arranged in different combinations. We asked Mars89, who is known as one of the users of the series, to talk about his favorite customized product, as well as to try out the latest "TMA-2 Studio Wireless+" and "TMA-2 Move Wireless" to find out the appeal of the products once again.
PROFILE
Mars89
（DJ、プロデューサー、コンポーザー）
東京を拠点に活動するDJ、プロデューサー、コンポーザー。ブリストルのレーベル「Bokeh Versions」からリリースするなど、UKの音楽シーンにも精通し、東京から世界へ自身のクリエイションを発信している。2019-20 AWコレクションで＜アンダーカバー＞の音楽を担当すると、同ブランドとのコラボアイテムも発売し、＜ルイヴィトン＞や＜アディダス＞のムービーにも楽曲提供するなど、ファッションシーンにおいても話題を集めている。
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＜AIAIAI＞のデザイン性やブランドの姿勢に魅力を感じた。
ー いつ頃から＜AIAIAI＞のヘッドフォンを使っているんですか？
Mars89：いつから使い始めたのか、わからないぐらい愛用しているんですよね。最初に手にした＜AIAIAI＞のヘッドフォンは、『TMA-1 Ghostly Edition』（アメリカのインディレコードレーベル「Ghostly International」との限定コラボモデル）。ゴーストリーのロゴがスピーカーユニットに付いていて、全体がマットブラックのワントーンでスッキリとまとまっているのが好印象でした。
ー 『TMA-1 Ghostly Edition』が2014年にリリースされたので、その頃あたりから＜AIAIAI＞のヘッドフォンを使っているということになりますね。
Mars89：そうなりますね。使っているうちにケーブルが断線してしまって、その後『TMA-2』に買い替えました。セッティングは最初に使っていたものを可能な限り踏襲しつつアップデートしながら使い続けています。
ー 選ぶ上で、デザイン性も重要でしたか？
Mars89：最初に＜AIAIAI＞を選んだ理由として、デザイン性のよさというのはもちろんありました。普段から黒い服を着ることが多いので、そこにマッチするカラーとしてマットブラックが最適だなと。個人的に1番好きな色です。あとはシンプルでブランドロゴが主張していないというのもポイントでしたね。
ー それはDJとしてプレイする上でも大切な要素のひとつだったと。
Mars89：そうですね。やはり人前に立つわけなので、自分のスタイルに合うものでないと。同時に、自分がいる空間にも馴染むようなデザインであることが重要だと思い、＜AIAIAI＞を使っています。
ー 現在、お使いのヘッドフォンをどのようにカスタムされているのか教えてください。
Mars89：ヘッドバンドは『H03』にしています。ぼくは髪がだいたい坊主なので、こういうクッション付きの方が頭の形に柔らかくフィットして使い心地がいいです。スピーカーユニットは『S02』で、ケーブルは以前展開されていた『C07』ですね。いわゆるコイル状のケーブルではないんですけど、引っ張られるような感じもなく、軽くしなやかで使いやすいです。イヤーパッドは＜YAXI＞の分厚いものに変えて、しっかりと外界の音を遮音できるようにしています。自分がかけるような音楽だと、しっかりと低音が聴きとれるものじゃないと難しいので、耳への圧力が強いパッドが重要なんです。
ー ＜AIAIAI＞の『TMA-2』シリーズはモジュラーシステムを採用していて、ユーザーの好みに合わせてカスタムできるというのも魅力的ですよね。「ビームス レコーズ」では店頭で組み合わせを試せるようにしています。今日はいくつかパーツも持ってきてみました。
Mars89：コードも取り回しやすかったですし、いろいろなイヤーパッドが試せるのはいいですね。どこかが壊れても、パーツごとに交換できて、低コストで同じヘッドフォンを長く継続的に使用できるというのも、＜AIAIAI＞を使うようになった理由のひとつです。ビーガンレザーやリサイクル素材を使ってプロダクトを製作していたり、廃棄する際も地球環境に優しい取り組みを行なっているという、サステナブルなアクションを取っているブランドであることも、自分にとっては重要な要素でした。
『TMA-2』はモジュラーシステムを採用しているのが特徴。接続方法や頭部のフィット感を決めるヘッドバンド、接続方法や音の傾向を決めるスピーカーユニット、耳への当たりを変えるイヤーパッド、有線接続時に使うケーブルと、3〜4つの部品をユーザーの使用用途に合わせてセレクトできる。
ー 音楽的嗜好からはいかがでしょう。＜AIAIAI＞のヘッドフォンはマッチしましたか？
Mars89：自分が特にDJ用のヘッドフォンに求める音は、キックやハットといったリズムの軸になる部分がしっかり聴きとれることなんです。そこで正確にリズムを取りながら、DJをやっているので。そういった意味でも、＜AIAIAI＞のヘッドフォンは自分のスタイルにも合っていると思います。
ー 低域がパワフルかつクリアに聴こえるスピーカーユニット『S02』を、使用されているのはそんな理由からなのかもしれませんね。DJだけでなくご自身で作曲もされていますが、曲づくりはどういったところからインスピレーションを受けることが多いのでしょうか？
Mars89：ダンスミュージックから、というのはもちろんあるんですけど、同じぐらい映画のサウンドトラックからも影響を受けています。ぼくの音楽は、森林など自然の中に馴染む音楽というよりも、とある都市を想像して、そこにどういう人が生きているのかということを考えながら、その世界のサウンドトラックをイメージしてつくることが多いんですよね。楽曲だけで完結させるのではなく、その音が鳴っている空間に抽象的なストーリーを与えるための楽曲という感じです。同時に、キックの音の低さや、シンセやハットの高さ、パンの振り方に関しては、身体がどこに動くのか、聴く人の意識をどう動かすのかということを考えています。
ー では、DJをやっているときは、どういうことを考えたりしているんですか？
Mars89：同じく、リズムでどう身体を動かすのか、ということは考えますね。あとは、フロアにいる人が普通に楽しむ以上に、なんかもうよくわからないような状態になってほしいんです（笑）。
ー なるほど（笑）。音楽で我を忘れるような感じですか？
Mars89：人間を超える、じゃないですけど、身体性とか精神性ってだけじゃなくて、両方が合わさって別の次元にいくということができたらいいなと思っています。その感覚は作曲においても同様で、リスナーをどこに持っていこうかって考えが根底にありますね。
制作時や移動時、シーン毎に使い勝手のいいワイヤレス。
ー 今回は、事前に『TMA-2 Studio Wireless+』をお渡しして使っていただきましたが、いかがでしたか？
Mars89：制作用として使い始めたんですが、非常に使い勝手がいいですね。普段使用しているものは低音が強調される分、耳へダイレクトに音が響く感覚があるんですけど、『TMA-2 Studio Wireless+』はイヤーパッドが耳を覆う型になっているので、耳へのプレッシャーも少なく、スタジオでスピーカーから音を聴いているときのバランス感に近い感じがあります。圧迫感が少ない割に比較的低音も逃げないですし、中音域以上も取りやすくてステレオ感もいい。すごくバランスよく感じましたね。
ー お使いのヘッドフォンではスピーカーユニットに低音重視の『S02』を使用していましたが、『TMA-2 Studio Wireless+』では原音に忠実で解像度の高い『S05』を使っているので、その違いは大きいですよね。つけ心地はいかがでしたか？
Mars89：最初に手で持ったときは、ちょっと重いかな…と思ったんですが、着けてみるとイヤーパッドでしっかり固定されるので、頭にのしかかるような感じはあまりなく、制作している段階では気になりませんでしたね。これもヘッドバンドにクッションが付いていて、長時間着けていても疲れにくいです。あと、ワイヤレスというのは、やっぱり大きかったです。
ー これまで、ワイヤレスのヘッドフォンを使ったことはありましたか？
Mars89：実は有線のものばかりだったんですよ。なので、『TMA-2 Studio Wireless+』を使って最初に思ったのは、ケーブルがないから動き回れるし便利だなってことでした。
リッチー・ホウティンと3年の歳月をかけて誕生した『TMA-2 Studio Wireless+』。ヘッドフォンアウトに付属のトランスミッター『X01』を接続することで、無線でも低遅延で音を楽しめる。最大80時間以上の再生が可能なBluetooth接続、付属のコイル状Hi-Fiケーブルで有線接続にも対応。
ー 制作時にも動けるという点がポイントだったと。
Mars89：そうですね。ちょっとループをつくって、聴きながら歩き回ったり、ちょっと他の作業をしたり。ダンスミュージックでは身体性が大事なので、座っているより、立って動きながら聴いた方が、次の展開や足りないパーツが思いつきやすかったりするんですよ。
ー 『TMA-2 Studio Wireless+』は世界初の独自技術『W+Link』を搭載していて、付属のトランスミッターを併用することで、ワイヤレスでもレイテンシー（遅延）を感じさせない仕様になっています。
Mars89：試してみて、たしかにレイテンシーは特に感じませんでしたね。ただ、自分が制作している音楽においては、そこまでレイテンシーに対して神経質に向き合っているわけではないんです。PC側の設定で、レイテンシーをケアしようとすると、変に負荷を与えてしまってノイズが出ちゃったりするので。
ー 逆に、レイテンシーが気になるような作曲を手掛けているクリエイターの方であれば、この機能は非常に心強い味方になるかもしれませんね。
Mars89：その通りだと思います。DJをするときに使ってもいいかもしれませんね。バック・トゥ・バックするときなんかは、2人ともケーブルが付いていると、ブースの中でくぐりながら動かなければいけなかったりするので。そういうときにスッと動けるのもスムーズでいいと思います。
ー 一方で、『TMA-2 Move Wireless』はいかがでしょうか？ Bluetooth5.0対応で最大40時間の連続再生が可能なモデルです。
Mars89：これはすごく軽量なのがいいですね。密閉するような質感で、低音が強く聴こえるかと思ったんですけど、想像以上に音がフラットに聴こえるな、というのが第一印象です。こちらもオーバーイヤー型なので、ダイレクトに聴こえるというより、すごく自然に音が届いているような感覚がありました。
ー 普段使用されているヘッドフォンとは音の傾向も異なり、ワイヤレスになりますが、どういう局面で使うのに適していると思いましたか？
Mars89：着け心地もいいし、耳へのプレッシャーも少ないので、飛行機や新幹線など、長時間の移動の際に使うにはぴったりだと思います。しっかりと外側から押さえてくれるので、遮音効果も高いでしょうし、遠征のときに音楽や動画を楽しむのもよさそうです。ぼくは普段からイヤフォンではなくヘッドフォン派なので、使い勝手が良いヘッドフォンだと感じました。
ー 今回、＜AIAIAI＞のヘッドフォンに合うようなプレイリストもつくっていただきました。Mars89さんのルーツにある音楽も多くリストアップされているのかと思いましたが、どうでしょう？
Mars89：そこまで深く考えてつくったわけではないんですが、言われてみるとたしかにUKのアーティストが多いかもしれませんね。やっぱり普段から自分が聴いている好きなアーティストの音楽が集まってくるので、どうしても自分好みなプレイリストになってくるんですけど（笑）。
ー このプレイリストは、どんなシーンで聴くのがおすすめですか？
Mars89：外で動きながらいい感じに響くものにしたいというイメージがありました。都市の夜、移動中に聴くBGMといった雰囲気でセレクトしています。
ー 最後に、今後の活動や作品について教えてください。
Mars89：ニューEP『Night Call EP』が「Sneaker Social Club」からリリースされるのですが、そのプレオーダーがスタートしています。あと、もうすぐ発表があるんですが、アルバムもリリース予定ですね。形態はレコードの予定です。ファッションブランドとのジョイントワークもあって、楽曲提供を行っているので、近いうちに発表されると思います。どれも、各所から詳細がリリースされると思うので、宜しければチェックしてみてください。
INFORMATION
＜AIAIAI＞のアイテムは「ビームス レコーズ」店頭、または公式オンラインショップからご覧ください。
PROFILE
Mars89
(DJ, Producer, Composer)
Mars89 is a DJ, producer and composer based in Tokyo, and is well versed in the UK music scene, releasing music on the Bristol label Bokeh Versions, and transmitting his own creations from Tokyo to the world. He was in charge of the music for Undercover 2019-20 AW collection and also launched a collaboration item with the brand. He has also provided music for movies for Louis Vuitton and Adidas, and has become a hot topic in the fashion scene.
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I was attracted to the design of AIAIAI and the brand’s attitude.
ー How long have you been using AIAIAI headphones?
Mars89：I’ve been using them for so long that I don’t know when I started. The first pair of AIAIAI headphones I got were the “TMA-1 Ghostly Edition” (a limited collaboration model with the American indie record label Ghostly International). The Ghostly logo is attached to the speaker unit, and I was impressed by the clean, matte black one-tone color scheme.
ー The “TMA-1 Ghostly Edition” was released in 2014, so you’ve been using AIAIAI headphones since around that time, right?
Mars89：Yes, that’s right. The cable broke while I was using them, so I replaced it with the “TMA-2″. I’ve continued to use the same settings as I used in the first one as much as possible while updating them.
ー Was design also important in your choice?
Mars89：One of the reasons why I chose AIAIAI in the first place was, of course, because of its good design. I usually wear black clothes, so I thought matte black would be the perfect color to match. It is my personal favorite color. I also liked the fact that it was simple and didn’t have a strong brand logo.
ー That was one of the most important factors for you when you play as a DJ.
Mars89：That’s right. Since I stand in front of people, I need something that fits my style. At the same time, I think it’s important that the design fits in with the space I’m in, which is why I use AIAIAI.
ー Please tell us how you customized your current headphones.
Mars89：I use the “H03” headband. My hair is usually shaved, so this kind of cushioned headband is more comfortable and softly fits the shape of my head. The speaker unit is “S02“, and the cable is “C07”, which was previously available. It’s not a coiled cable, but it’s light, flexible, and easy to use without feeling like it’s being pulled. I changed the ear pads to thicker ones from YAXI so that I can block out the background noise. For the kind of music I play, it’s hard to DJ without being able to hear the bass clearly, so it’s important to have pads with strong pressure on the ears.
ー The “TMA-2” series by AIAIAI is appealing because it uses a modular system, and it can be customized to suit the user’s tastes. At BEAMS RECORDS, you can try out different combinations in the store. We brought some of the parts with us today.
Mars89：The cables are easy to handle, and it’s nice to be able to try out different ear pads. One of the reasons I started using AIAIAI is that even if any part breaks, it can be replaced part by part, and the same headphone can be used continuously for a long time at a low cost. The fact that AIAIAI is a brand that takes sustainable actions, such as using vegan leather and recycled materials to make its products, as well as taking environmentally friendly measures when disposing of them, was also an important factor for me.
The “TMA-2” is characterized by its modular system. The headband determines the connection method and the fit of the head, the speaker unit determines the connection method and the tendency of the sound, the ear pads change the contact with the ear, and the cable is used for wired connection. 3 to 4 components can be selected according to the user’s needs.
ー As for your musical tastes, do they match with the AIAIAI headphones?
Mars89：The kind of sound I’m looking for in headphones, especially for DJs, is to be able to hear the core of the rhythm, such as kicks and hats. That’s where I keep the rhythm while DJing. In that sense, I think the AIAIAI headphones are well suited to my style.
ー That may be the reason why you use the speaker unit “S02”, which has a powerful and clear low frequency range. You not only DJ, but also compose your own music. Where do you get most of your inspiration?
Mars89：Of course, I am inspired by dance music, but I am also influenced by movie soundtracks as well. Rather than making music that fits in with nature, such as a forest, I tend to imagine a city and think about what kind of people live there, and imagine the soundtrack of that world. It’s not a complete piece of music by itself, but rather a piece of music that gives an abstract story to the space where the sound is coming from. At the same time, I think about where the body will move and how it will move the listener’s consciousness in terms of the low sound of the kick, the height of the synths and hats, and the way the pan is swung.
ー So what do you think about when you’re DJing?
Mars89：Likewise, I think about how to move the body with the rhythm. Also, I want the people on the floor to be in a state where they don’t know what’s going on anymore than they would just enjoy it (laughs).
ー I see (laughs). So it’s like you lose yourself in the music?
Mars89：It’s not that I want to transcend humanity, but I’d like to be able to go beyond just physicality and spirituality by combining both of them to go to another level. This feeling also applies to my compositions, which are based on the idea of where I want to take the listener.
A wireless system that is easy to use in different situations, such as during production or when traveling.
ー This time, we gave you the “TMA-2 Studio Wireless+” to try using beforehand, but how did you feel about it?
Mars89：I started using it for production, and it’s very easy to use. The one I usually use emphasizes the bass sound, so I feel the sound resonating directly to my ears, but the “TMA-2 Studio Wireless+” has ear pads that cover the whole ears, so there’s less pressure on the ears, and it feels more like the balance you get when listening to sound through speakers in the studio. There’s less pressure on the ears, but the bass doesn’t escape either, and it’s easy to get the midrange and above, so the stereo feeling was good. I felt it was very well balanced.
ー Your own headphones use the “S02” speaker unit that is full of punchy bass, but the “TMA-2 Studio Wireless+” uses the “S05”, which is faithful to the original sound and has high resolution, so there’s a big difference. How did you feel wearing them?
Mars89：When I first held them in my hands, I thought they might be a little heavy, but when I put them on, the ear pads held them in place. They didn’t feel like they were resting on my head, so it didn’t bother me when I was working. The headband is also cushioned, so you won’t get tired even if you wear it for a long time. Also, the fact that they’re wireless was a big plus.
ー Have you ever used wireless headphones before?
Mars89：Actually, I’ve only used wired ones. So the first thing I thought when I used the”TMA-2 Studio Wireless+” was that it was convenient to move around without cables.
The “TMA-2 Studio Wireless+” was born after three years of work with Richie Hawtin. By connecting the included transmitter “X01” to the headphone out, you can enjoy the sound with low latency even wirelessly. The TMA-2 Studio Wireless+ can be connected via Bluetooth for up to +80 hours of playback, or via a wired connection with the included coiled hi-fi cable.
ー So, the ability to move during production was a key point for you?
Mars89：That’s right. I can make a little loop and walk around while listening to it, or do some other work. Physicality is important in dance music, so it’s easier for me to come up with the next development or missing parts if I stand and listen while moving rather than sitting.
ー The “TMA-2 Studio Wireless+” is equipped with the world’s first “W+Link” technology, which, when used with the included transmitter, eliminates latency even when wireless.
Mars89：When I tried it out, I didn’t feel any latency at all. However, in the music I produce, I’m not that nervous about latency, because when I try to take care of latency in the PC settings, I end up overloading the PC and noise comes out.
ー On the other hand, if you’re a type of composer who’s concerned about latency, this feature could be a great help.
Mars89：I think that’s right, and you can use it when you’re DJing. When you’re doing back-to-back sessions, if both of you have cables attached, you’ll have to move through the cables in the booth. I think it’s good to be able to move quickly and smoothly in such situations.
ー What about the “TMA-2 Move Wireless”? It’s a model that supports Bluetooth 5.0 and can play continuously for up to 40 hours.
Mars89：I like that these are very lightweight. My first impression was that the sound was much flatter than I had imagined, although I was expecting the sealed texture to produce a strong bass sound. Since these are also over-ear headphones, I felt as if the sound was reaching me very naturally rather than directly.
ー The sound tends to be different from the headphones you normally use, and they are wireless, but in what situations did you find them suitable for use?
Mars89：They are comfortable to wear and put less pressure on the ears, so I think they are perfect for long journeys such as airplanes and bullet trains. Since they are held firmly in place from the outside, the sound insulation will be very effective, and it will be good to enjoy music and videos when on an expedition. I’m usually a headphone person, not an earphone person, so I found these headphones to be easy to use.
ー This time, you also created a playlist to go with the AIAIAI headphones for us. We thought there was a lot of music from your musical roots on the list, but what do you think about it?
Mars89：I didn’t really think about it that much, but now that you mention it, there might be a lot of UK artists. But since it’s a collection of my favorite artists that I listen to on a regular basis, it ends up being a playlist that I really like (laughs).
ー What kind of situations would you recommend listening to this playlist?
Mars89： I had an idea that I wanted it to be something that would sound good while moving around outside. I selected it as background music to listen to while moving around at night in the city.
ー Lastly, please tell us about your future activities and work.
Mars89：My new EP “Night Call EP” will be released on “Sneaker Social Club”, and pre-orders for it have already started. Also, I’ll be releasing an album soon. It will be on vinyl. There is also a joint work with a fashion brand, for which I am providing music, which will be announced soon. I’m sure all of these will be released in detail from various sources, so please check them out if you like.
INFORMATION
For more information on AIAIAI items, please visit the BEAMS RECORDS store or the official online store.
