FEATURE A story about the culture.

アーティスト、SHINKNOWNSUKEの描く世界。 アーティスト、SHINKNOWNSUKEの描く世界。
2022.3.15

アーティスト、SHINKNOWNSUKEの描く世界。

The world depicted by artist SHINKNOWNSUKE.

ファッション・カルチャー好きから日に日に注目度を増すアーティスト、SHINKNOWNSUKE。「ミンナノ」や「サプライ」、「ベンド トーキョー」といった東京でも指折りの個性派セレクトショップとのコラボレーションや、〈BoTT(ボット)〉や〈DIVINITIES(ディヴィニティーズ)〉などの気鋭ブランドへのグラフィック提供などで、その名をご存知の方も多いはず。そんな彼のソロエキシビジョン“Dots Per Inch”が、「ビームスT 原宿」にて開催中。未だ謎多きSHINKNOWNSUKEさんのバックボーンから、創作にかける思いについて話を聞きました。

SHINKNOWNSUKE is an artist who is gaining more and more attention from fashion and culture lovers. Many of you must know his name from his collaboration with some of Tokyo's most unique boutiques such as “MIN-NANO”, “SUPPLY”, and “bend Tokyo”, or his graphic work for up-and-coming brands such as “BoTT” and “Divinities”. His solo exhibition "Dots Per Inch" is currently being held at BEAMS T Harajuku. We interviewed the still mysterious SHINKNOWNSUKE about his background and his passion for creation.

PROFILE

SHINKNOWNSUKE
(グラフィックデザイナー/アーティスト)
東京を拠点に活動するグラフィックデザイナー/アーティスト。2017年にLAで開催された個展を期に、本格的に活動を開始。ユーモアと少し捻くれた目線で、ポップな世界観を構築する。GORO(ミンナノ)との『UPPERLAKE MOB』や、FACEとの『UND』、D.O.Xとの『SD FAM』など複数のユニットとしても精力的に活動中。

すべて満たされたら終わり。

ー ネットなどでSHINKNOWNSUKEさんのインタビューを見かけないのですが、これまであまり受けてなかったのでしょうか?

SHINKNOWNSUKE:受けてないですね(笑)。複数人で受けたことはありますが、ひとりでは初めてかもしれないです。

ー やはり素性を知られたくないからですか?

SHINKNOWNSUKE:以前は分からない部分がある人の方が好きだったんです。もちろん分かる嬉しさもあると思うんですけど、すべてを曝け出してしまうと、「あ、この人も人間なんだな」と急にリアルな距離感を感じてしまう。でも、最近になって限界があるんじゃないかと感じ始めてきて(笑)。今はある程度は露出してもいいのかなと思ってます。

ー 今日はそれこそ、SHINKNOWNSUKEさんのパーソナルな部分に迫っていきたいと思っているので、無理のない範囲で答えていただければと思います。早速突っ込んでしまいますが、幼い頃から絵を描くことは好きでしたか?

SHINKNOWNSUKE:絵を描くのは好きでしたね。美術と図工以外の科目は全部嫌いだったけど、絵だけは色の使い方を先生に褒められることが多くて。上手い下手は置いておいて、描くという行為自体がすごく好きだった気がします。

ー 将来絵描きになるということも考えたりしていましたか?

SHINKNOWNSUKE:人に自分の絵を見せることが好きだっただけで、絵を描いて仕事にしていこうという感覚は無かったです。

ー ちなみに幼い頃の夢は?

SHINKNOWNSUKE:サッカー選手とか、すごく一般的なものです。サッカーは小学生から中学生までやっていて、カッコイイ言い方で言うと、膝を壊して引退しました(笑)。どこにでもいるような、元気で明るい子供だったと思います。

ー 当時はどんな絵を描いていたか覚えてますか?

SHINKNOWNSUKE:アニメキャラの模写をしてましたね。あと、RPG的な世界のなかで武器をつくるというのが、友達の中でブームになっていて。剣のデザインや攻撃力を考えて、自分の架空の武器コレクションを自慢し合うみたいな。

ー アニメやゲームといった架空の世界は、いまのSHINKNOWNSUKEさんの作風に繋がる部分がありそうですね。ちなみに、絵以外にはどんなものにハマっていましたか?

SHINKNOWNSUKE:中学生ぐらいになって、ストリートカルチャーに触れ始めるようになって。お兄ちゃんがDJをやっている子とか、ませた同級生っているじゃないですか。そこから教えてもらう情報は知らないことばかりで、全部が刺激的でしたね。

ー 出身はどちらですか?

SHINKNOWNSUKE:東京で生まれて、埼玉で育ちました。だから、いわゆる不良と言われるカルチャーもあったんですけど、ぼくには全然ハマらなくて。当時は、もっとカッコイイ表現の仕方があるんじゃないかなと思ってました。そういう時に、周りの友達たちがスケートボードやBMXとか、色々なカルチャーを教えてくれたんです。時間の潰し方がこれだったらいいなと思えたし、やってる自分もなんとなくカッコイイ気がして、だんだんとのめり込んでいきました。

ー 中学・高校生の段階でそういったカルチャーに出会えたというのは、恵まれた環境でしたね。

SHINKNOWNSUKE:いや、恵まれてはなかったと思います。だって、大変でしたもん。常に先輩に見つからないように遊ぶ世代でした(笑)。だから、本当に端っこの方でスケートボードやBMXをやってました。そんな高校生ぐらいの頃から、いまに近いような感覚があったり、気にしてるものは変わってなかったりするかもしれないですね。

ー アーティスト、SHINKNOWNSUKEとしてのアイデンティティはその頃に芽生え始めたと。

SHINKNOWNSUKE:いまも変わらず自分の根本にあるのは、反発する気持ちだと思います。ふとした瞬間に幸せだなと感じることはあっても、すべて満たされたら終わりだなと思っていて。何か嫌なことがあったり、疑問に思うことがあったり、上手くいかないことが無いと動けないんです。

フラストレーションをガソリンに。

ー 現在の作風を形成した転機は何かあったのでしょうか?

SHINKNOWNSUKE:グラフィックアーティストとして独立するまでは、デザイン会社を転々としながら計10年ぐらい勤めていました。ただ、人生一度きりだし、何か面白いことをしたいと思ったので、とりあえず会社を辞めたんです。その後、「ベンド トーキョー」をやっている友達の五井くんが、「L.A.に一緒に行かないですか?」と誘ってくれて。それまで海外に行ったことがなかったんですけど、その土地のリアルな生活が根付いてるエリアに身を置けるなら行ってみようかなと。

ー L.A.では何をされていたんですか?

SHINKNOWNSUKE:どうせ行くなら、ZINEをつくろうと思って。50冊ぐらい持って行って、英語も喋れないので、とりあえず会う人みんなにあげていたんです。「東京から来ました」みたいな感じで(笑)。一種のコミュニケーションのツールですよね。

ー 作品を自己紹介的に配るというのは、ZINE本来の姿の一つでもありますよね。SHINKNOWNSUKEさんのグラフィックといえば、キャラクターのイメージがありますが、この頃に生まれたものなんですか?

SHINKNOWNSUKE:ZINEをつくる過程で、アーティストとして今後活動していくには、何が必要なのかを考えたんです。その答えが、ぼくのなかではキャラクターでした。一番キャッチーかつ、人の記憶に残るものなので。それで、ブートキャットというキャラクター(命名はGOROさんによるもの)をZINEの表紙にして、押し出してみたんです。そのZINEがきっかけで、〈DIVINITIES〉とコラボすることにもなりました。

ー キャラクターを描き始めたのには、そんなきっかけがあったんですね。

SHINKNOWNSUKE:〈DIVINITIES〉を紹介してくれたのは五井くんだし、「ベンド トーキョー」と繋いでくれたのはGOROさん。皆が面白がって一緒になにかしようって言ってくれるから、自分もやらなきゃと思えるんです。それが無かったら、ぼくの人生は違う形になっていた気がします。

今回の展示のために製作されたアパレル。パーカやTシャツに、SHINKNOWNSUKEさんのポップかつシリアスなキャラクターが落とし込まれている。

展示会場でも発売される、〈Fellowes(フェローズ)〉とのコラボ収納ボックス。

ー 周りにいる人たちも、いまのSHINKNOWNSUKEさんを形づくっている要因なんですね。

SHINKNOWNSUKE:個人的にアパレルのグラフィックって、すごく難しい。着てもらえるようなグラフィックにすることは、ハードルが高くて、これまで出来るだけ避けてきました。でも、つくった時に喜んでくれる人がいたり、GOROさんが一緒にやろうと言ってくれたり、面白がってくれる周りの友達がぼくの背中を押してくれて。「やった方がいいよ」と、皆から常にいいきっかけをもらえるんです。

ー 他のアーティストから影響を受けることはあるんですか?

SHINKNOWNSUKE:知らないうちに影響を受けている人はいると思うんですけど、アーティストに全然詳しくなくて。あと、わざと情報を収集しないようにしている部分もあります。ぼくは誰かの絵を見ると、意識せずとも寄せてしまうこともあるので。いまは便利過ぎちゃって、何でもかんでも勝手に情報が入ってきちゃうじゃないですか。それがあまり面白くないなと思っていて。

ー 開催中の“Dots Per Inch”のテーマは、混沌している世の中で、常に行き交っている情報精度をD.P.I(解像度=Dots Per Inch)と捉え表現しているとのことですが、いまのお話にも通ずる部分がありそうですね。

SHINKNOWNSUKE:2年前のコロナが流行した頃から、何が正解か分からない中で、みんなが自分の意見を表明しないといけない雰囲気になりがちで、疲れるなって思ってしまって。だから、今回はそういうモヤモヤを、“Dots Per Inch”っていうテーマに込めました。

ー キャラクターの輪郭をガビガビに歪ませたりしているのは、日々入ってくる情報の多さやノイズをイメージされているのでしょうか?

SHINKNOWNSUKE:そうですね。いま、ストレートに伝わる情報ってほぼ無いなと思っていて。そんな状況をグラフィックに落とし込んで、ちょっと線をずらしたり、不規則にガタガタさせたり、下地を不安定にさせたり、実験的なことをしています。

あと、ここ数年の出来事が激動で、自分も含めて癒されたいと思っている人が多いと思うんです。だから、線の数を減らして、シンプルにしています。子供たちが見ても可愛いとか、家族でほっこりするとか、そういうものもいいかなと思ったんです。

コロナ禍の中で生まれた新キャラクター、ミスター。

ー “Dots Per Inch”では、お馴染みのものから、新しいものまでさまざまなキャラクターがたくさん登場しています。彼らは全員同じ世界のなかにいる想定なんですか?

SHINKNOWNSUKE:全然別の世界に住んでいます。いつかはそれぞれの世界に、新しいキャラクターを追加するなんてこともしてみたいですね。ちなみに今回の展示は、四角のドットを持っている妖精がいて、実はこの子がイベントのホストとして、全ての絵のドットを運んで形成していってるイメージです。

ー 今回、その別々の世界のキャラクターたちが一同に会しているのには理由があるんですか?

SHINKNOWNSUKE:〈BEAMS T〉さんからお話をいただいた時が、ちょうど自分の気持ちだったり、頭の中を整理をしたいタイミングだったんです。いままではアパレルにのせる前提でグラフィックをつくっていたんですけど、去年ぐらいから、絵にしないのはもったいないと思い始めて。今回はアパレルに使っているグラフィックを、キャンバスに描くということに挑戦しています。だからこの展示は、絵をやるということに対して、自分の確認作業でもあるんです。

ー いろいろなキャラクターが並んでいることでも、先ほど言われていた、情報の多さを感じることが出来ますね。

SHINKNOWNSUKE:「ビームスT 原宿」での展示は、作品を壁一面に並べるレイアウトだったので、1つのキャラクターにフォーカスして収まりよくまとめるのもいいかなと考えていたんですけど。ただ今回は、自分の描きたいと思うキャラクターや、今やってみたい手法をできる限り表現してみようと思ったんです。たくさんキャラクターがいて、色も派手で、並ぶとうるさい感じになると思うんですよ。でも、それが元々自分の好きな色の使い方だったりするので、壁一面で観てもらった時の騒がしさや不穏さ、儚さを感じてもらえたら嬉しいですね。

ー SHINKNOWNSUKEさんは、その時々でつくるものが違っているからこそ、観る人を飽きさせない魅力があるような気がします。

SHINKNOWNSUKE:ぼくは同じグラフィックをやり続けることはあんまりしたくないというか、出来ないのかもしれません。だから、途端に馴染みのあるキャラを描かなくなることもあるかもしれない。でも、そうやって自分らしい部分を突き放した時に、ファンがついてきてくれなかったら、全力で元のスタイルに戻ることになるのかも(笑)。そんなことをいつも考えています。

ー そのせめぎ合いは、活動していくうえでどうしても起きてしまいますよね。

SHINKNOWNSUKE:お仕事をするときに、ぼくの周りの人たちがこれを見てどう思うか、すごい考えます。これまで好きと言ってくれていた人たちやお客さんが、これからもいいと思ってくれる方法って何だろうと、毎日のように自問自答したりもして。

だけど、そうやって悩んだり、社会に対しての不満があるからこそ、グラフィックがつくれている気がします。ジャンルは政治でも何でもいいんですけど、何糞と燃えるものが無いと、やっていても楽しくない。ネガティブなことって、みんなマイナスなことに捉えがちだけど、ぼくはパワーだと思っていて。ネガティブなことがあればある程、やる気になるんです。けど、不満がありすぎると、それはそれで参っちゃうかもしれないですね(笑)。

INFORMATION

SHINKNOWNSUKE “Dots Per Inch”
会期:2022年3月11日(金)〜2022年3月21日(月)
場所:ビームスT 原宿

PROFILE

SHINKNOWNSUKE
(Graphic Designer / Artist)
A Tokyo-based graphic designer and artist. He began his career on a full scale after a solo exhibition in LA in 2017. With a sense of humor and a slightly twisted perspective, he constructs a pop worldview. He is also active as a member of several groups, including “UPPERLAKE MOB” with GORO (MIN-NANO), “UND” with FACE, and “SD FAM” with D.O.X.

If everything is satisfied, it is the end.

ー We haven’t seen any interviews with you on the internet or elsewhere. Have you not had interviews in the past?

SHINKNOWNSUKE:I haven’t (laughs). I have been interviewed as a member of a group, but this may be the first time alone.

ー Is it because you don’t want people to know who you are?

SHINKNOWNSUKE:I used to prefer being a mysterious person. Of course I understand there is the joy of getting to know someone’s personality, but if all is exposed, suddenly he/she seems real and you think, “Oh, this person is human, too.” Recently, however, I have begun to feel that there is a limit to how much I can keep hidden (laughs). Now I think it’s okay to expose myself to some extent.

ー We would like to get to know your personal side, so please answer as many questions as you feel comfortable with. Let me start by asking you, have you loved to draw since you were a child?

SHINKNOWNSUKE:I liked to draw. I disliked all subjects except fine arts and arts and crafts, but the only thing I was often praised for by my teachers was my use of color when I painted. I think I really liked the act of drawing and painting, regardless of whether I was good at it or not.

ー Did you ever think about becoming a painter in the future?

SHINKNOWNSUKE:I just liked showing my pictures to people, but I never had the feeling that I wanted to make a career out of it.

ー By the way, what were your dreams when you were a child?

SHINKNOWNSUKE:It’s very common, like a soccer player. I played soccer from elementary school to junior high school, and to put it in a cool way, I retired after breaking my knee (laughs). I think I was an energetic and cheerful kid, like any kid in any town.

ー Do you remember what kind of pictures you were drawing at the time?

SHINKNOWNSUKE:I was copying anime characters. Also, I was making imaginary weapons in an RPG-like world. It was a boom among my friends. We designed swords, thought about how strong their attack would be, and bragged to each other about our weapon collections.

ー It seems that the fictional worlds of anime and video games have some connection to your current style. By the way, what other things were you into besides drawing?

SHINKNOWNSUKE:When I was in junior high school, I started getting exposed to street culture. There were kids whose older brothers were DJs, and there were also some really precocious classmates. I learned a lot of things from them that I hadn’t known, and it was all very inspiring.

ー Where are you from?

SHINKNOWNSUKE:I was born in Tokyo and raised in Saitama, so I was exposed to what is called “Furyo” (Japanese delinquents) culture, but I never really got into it. I thought there must be a cooler way to express myself. At that time, my friends around me introduced me to skateboarding, BMX, and various other things. It seemed like a good way to kill time, and I felt like I was kind of cool doing it, so I gradually got more and more into it.

ー You were lucky to have been exposed to such a culture in junior high and high school.

SHINKNOWNSUKE:No, I don’t think I was that lucky. It was rather difficult, because kids of my generation had to play carefully so as not to be discovered by older students (laughs). I was skateboarding and BMXing on the fringes of town. Since I was in high school, I have had a similar feeling to today, and the things I care about may not have changed.

ー So you think your identity as an artist, SHINKNOWNSUKE, began to develop around that time?

SHINKNOWNSUKE:I think the fundamental thing that is still in me is the feeling of rebellion. There are moments when I feel happy, but I think that if everything is satisfied, it is the end. I can’t move unless there is something I don’t like, something I have doubts about, or something that doesn’t work out.

Frustration as fuel

ー Was there any turning point that shaped your current style?

SHINKNOWNSUKE:I worked for a total of about 10 years, moving from one design company to another, before becoming an independent graphic artist. But I thought you only live once, and I wanted to do something interesting, so I quit the company. After that, my friend Goi, who runs “bend Tokyo,” asked me to go to L.A. with him. I had never been abroad before, but I thought that if I could put myself in an area where real local life was rooted, I might as well go.

ー What did you do in L.A.?

SHINKNOWNSUKE:If I was going to go anyway, I thought I’d make a zine and bring it with me. I took about 50 copies with me, and since I couldn’t speak English, I just gave them to everyone I met. It was like, “Here you are, I’m from Tokyo” (laughs), so it served as a kind of communication tool.

ー It is one of the original forms of zines, isn’t it, to distribute your work in a self-introductory way? When we think of your graphic works, we have the image of characters, but were they created around this time?

SHINKNOWNSUKE:In the process of creating the zine, I thought about what I needed in the future as an artist. The answer, in my mind, was a character. It is the most catchy and memorable thing. So, I decided to use the character “Boot Cat” (named by GORO) as the cover of the zine and tried to promote it. That zine led to a collaboration with “Divinities”.

ー I see that was the impetus for you to start drawing characters.

SHINKNOWNSUKE:It was Goi who introduced me to “Divinities”, and Goro who connected me with “bend Tokyo”. Everyone was interested and wanted to do something together, which made me feel like I had to do it too. Without them, I think my life would have taken a different shape.

Apparel produced for this exhibition. SHINKNOWNSUKE’s pop and serious characters are incorporated into hoodies and T-shirts.

A storage box in collaboration with “Fellowes,” which will also be on sale at the exhibition.

ー I see that the people around you are also a factor in shaping your current work.

SHINKNOWNSUKE:Personally, apparel graphics are very difficult. It is very difficult to create graphics that people will wear, so I have avoided it as much as possible. However, there were people who were happy when I made them. GORO suggested we do it together, and my friends around me who enjoyed it pushed me to do it. I always get a good opportunity from everyone who tells me, “You should do it”.

ー Do you have any influences from other artists?

SHINKNOWNSUKE:I think there are people who have influenced me without my knowing it, but I am not familiar with the artists at all. Also, there is a part of me that deliberately avoids collecting information, because when I see someone’s work, I tend to draw like it without even being aware of it. Nowadays, we have so much convenience that we can get information about anything and everything on our own, but I don’t think that is very interesting.

ー We hear “Dots Per Inch” is an exhibition in which the accuracy of information that constantly comes and goes in a chaotic world is likened to “Dots Per Inch” (D.P.I.) resolution, but it seems to have something in common with what you just said.

SHINKNOWNSUKE:Since the pandemic began two years ago, I have felt tired of the atmosphere in which everyone tends to have to express his or her own opinion, not knowing what the right answer is. That’s why I put that kind of confusion into the theme of “Dots Per Inch” this time.

ー You distort the outlines of the characters to make them look more gruff, but is it an image of the amount of information and noise that comes in on a day-to-day basis?

SHINKNOWNSUKE:Yes, that’s right. I feel that there is almost no information that can be conveyed straightforwardly nowadays. I put such a situation into the graphics, shifting the lines a bit, making them rattle irregularly, making the groundwork unstable, and doing other experimental things.

Also, I think the events of the past few years have been so turbulent that many people, myself included, are looking for healing. So I am reducing the number of lines and keeping it simple. I thought it would be nice to have something cute for the kids to look at, or something that would make the family feel relaxed.

A new character born in the pandemic, “Mr.”

ー In “Dots Per Inch,” there are many different characters, some familiar and some new. Are they all supposed to be in the same world?

SHINKNOWNSUKE:They live in totally different worlds. I would like to add new characters to each world someday. By the way, for this exhibition, there is a fairy who has a square dot, who is actually the host of the event, and I imagine her carrying and forming the dots for all the pictures.

ー Is there a reason why all the characters from different worlds have been brought together this time?

SHINKNOWNSUKE:When I was approached by BEAMS T, it was just the right time for me to sort out my feelings and my mind. Up until then, I had been creating graphics with the assumption that they would be used for apparel, but around last year, I began to think that it would be a waste not to use them for pictures. This time, I challenged myself to take the graphics I use for apparel and paint them on canvas. Therefore, this exhibition is also a confirmation of my decision to paint.

ー I think that the variety of characters lined up in a row also gives a sense of the amount of information that you mentioned earlier.

SHINKNOWNSUKE:For the exhibition at “BEAMS T HARAJUKU,” the layout was to line up all the works on one wall, so at first I thought it would be good to focus on one character and organize them in a way that would fit well. This time, however, I decided to express as much as possible the characters I wanted to draw and the techniques I wanted to try. As a result, there are so many characters and so many colors. They are all lined up, so they may look chaotic, but that is my favorite way of using color anyway. So, I would be happy if people could feel the chaos, uneasiness, restlessness, and fragility when they see it all on one wall.

ー We feel that because you create different things from time to time, you have a charm that keeps the viewer interested.

SHINKNOWNSUKE:I don’t really want to keep doing the same graphics, or maybe I can’t. So I may stop drawing familiar characters at a moment’s notice. But if fans don’t follow me when I push away the parts that are unique to me in that way, I may have to go back to my original style with all my might (laughs). I am always thinking about such things.

ー We understand that conflict inevitably arises in the course of artists’ activities.

SHINKNOWNSUKE:When I do my work, I think about what the people around me will think when they see it. I ask myself every day what I can do to make the people who have liked my work so far and my clients continue to appreciate my work.

But I feel like I am able to create graphics because of these worries and dissatisfaction with society. It doesn’t matter if it’s about politics or anything else, but if I don’t have any frustration, I cannot enjoy creating. People tend to think of negativity as a negative thing, but I think of it as power. The more negative things there are, the more motivated I am. However, if I have too many complaints, I might get overwhelmed (laughs).

INFORMATION

SHINKNOWNSUKE “Dots Per Inch”
March 11 (Fri), 2022 – March 21 (Mon), 2022
Place: BEAMS T, HARAJUKU

  • Photo_Momo Angela
  • Text_Sota Nagashima
  • Edit_Soma Takeda(Rhino inc.)
  • Translation_Yoko Oyabu
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