Jリーグ開幕から30年越え!日本でも着々とフットボールカルチャーが根付いていて、最近では、カジュアルにユニフォームを私服に取り入れた“ブロークコア”スタイルも定着。身につける理由は、機能性や快適さだけじゃない。そのチームのフィロソフィーに共感してみたり、デザインや好みからチョイスしてみたり、取り入れ方は様々。そこで幅広いフットボールアイテムを取り揃える「4BFC (フォービーエフシー)」に、モデルLISAさんと一緒に行ってきました!彼女の私服とミックスしたコーディネートもご紹介します!
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LISA
2000年生まれ。MOMENT所属。モデル業に加えて、オリジナルアパレルブランド〈MADE BY LISA〉を2023 年に立ち上げ、ディレクター兼デザイナーを務める。その傍ら現在もアパレル・ビューティーモデルとして活躍中!
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4BFC
「4BFC」は、フットボールファンの新しい交流拠点/クラブハウスになってほしいという思いのもとに、SHUKYU / BENE / CITY BOYS FC / FOOTBALL&ENGLISHによって国立競技場近くで運営されています。ここでは、世界各国のユニフォームや雑誌・アパレル・雑貨など、ヴィンテージから最新のものまで、独自の目線でセレクトされたアイテムが揃っているほか、展示やイベントなど、様々な形でフットボールの魅力を発信しています。
ユニフォームをきっかけに
フットボールの知識が広がる。
2023年5月にオープンした「4BFC」は、フットボールカルチャーマガジンを発行する『SHUKYU』、ヴィンテージ・ユニフォームや雑誌などを取り扱うセレクトショップ「BENE」、デザインスタジオ「CITY BOYS FC」、フットボールに関するポッドキャストをバイリンガルで配信する『FOOTBALL&ENGLISH』が手を組んで立ち上げたショップです!
今回ガイドしてくれた「4BFC」スタッフの新谷さんは、ファッション目線でフットボールウェアにまつわる知識をたくさん教えてくれました。
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LISA
「友人がマンチェスター・ユナイテッドのサポーターで、会うとよく話を聞くんです。この機会に私も着てみたいな!でも、チーム自体はそんなに強くはないですよね・・・(笑)」
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新谷
「今はそこまでですね・・・(笑)でも僕が子どもの頃は強かったですよ。時代によってばらつきはありますが、歴史が長く、国際的にも有名なので、かっこいいチームだと思います。」
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新谷
「接客をしていて、『チームのこと、よく知らないけど着ていいの?』っていう相談をよく受けるんですが、デザインがかっこいいな、色がかわいいなってヴィジュアルで決めるのは全然アリです!実際に購入して着てみることでそのチームのことを調べて、よりサッカーを知るきっかけになると思っています。」
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新谷
「最近、再結成をして話題になったイギリスのロックバンド・OASISが着ていたことで有名なこのユニフォームもオススメ!彼らは大のマンチェスター・シティサポーターなんです。好きなアーティストやミュージシャンが着ていたとか、そういった文脈から探すのも楽しいですよ。」
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LISA
「小さい頃、川崎フロンターレの練習場が近くにあったんです。だからこの鮮やかなブルーにはなんだか馴染みがあります。」
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新谷
「あと、元イングランド代表のポール・ガスコインのユニフォームはどうですか? 90年代に活躍したスター選手で、公私ともに破茶滅茶で、悪童と呼ばれていましたが、とても愛されていたひとりです。」
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LISA
「このユニフォームはどこのですか?タイトなシルエットで、暗めな色が好きなので私好みかも!」
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新谷
「これは2013年のアイルランド代表のユニフォームですね。ポロシャツっぽいので一枚で様になると思いますよ。」
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新谷
「少し肌寒くなってきたこの時期にはトレーニングジャケットもおすすめです。裾にドローコードが付いているので、シルエットを変えられるデザインもポイント。僕も実は欲しくて、出勤するたびに袖を通して、鏡見ながら悩んでいます(笑)」
その当時のチームや選手事情、有名デザイナーによって手がけられた制作背景など。ウェアからフットボールにまつわる情報は広がっていくばかり。今回気になったアイテムをミックスしてLISAさんがコーディネートしてくれました。
「フロントのグラフィックが気に入りました!デザインが隠れない程度に裾をまくり、ウエストラインにレースを取り入れたのがポイント。パンツはリラックス感のあるゆったりとしたシルエットですが、光沢のある軽やかな素材でジャージのセットアップっぽく見えないように」。黒とネイビーで大人っぽく、カジュアルになりすぎないスタイルに。
フットボールウェアを軸にカルチャーがどんどん広がっていく感覚は、ファッションらしい楽しみ方のひとつ。最新ウェアから世界各国に溢れるフットボールファンのコミュニティーの情報を得ることができるし、今回紹介したヴィンテージウェアは、当時活躍した選手やチームに思いを馳せることができる。ストーリーを身につけることは、スタイルを作る上で重要な目的になるはず!まずは気軽にスポーツウェアを取り入れてみて!
Photo:Sayuri Yamada
Model:LISA [MOMENT]
Edit & Text : Narumi Yoshihashi [MANUSKRIPT]