林 久仁子

＜M・fil＞の春夏の新作が早くも入荷しました。ドラマティックなワイドパンツは何と言ってもイエローの色と大きな柄が目を引きます。最初カシミヤニットと合わせたところ、ニットの起毛感が華やかなパンツの光沢といまいち合わない気がしてチェンジ。マットな風合いの＜EFFE BEAMS＞のジャケットとインナーも＜three dots＞のシンプルなカットソーに変更したところすっきりまとまりました。難易度高めですが、パンツを主役にして他のアイテムは無地且つサラッとした素材のデザイン性の高すぎないものを選ぶと、悪目立ちせず着こなしていただけると思います。

＜MACKAGE＞のライトダウンを使用したブルゾン。前身頃の上部にダウンが入っています。袖の部分と身頃が細身のため、中に厚手のニットを重ねるのは難しいかもしれません。私が着ているサイズSで9号くらいです。ウエストのドローコードを絞るとよりフェミニンな印象に。ラフ過ぎずラグジュアリー感もあるので＜M・fil＞のとろみのあるワイドパンツと＜TOD'S＞のバッグを合わせて大人カジュアルスタイルに。本格的に冷え込むこれからの季節はインナーダウンとしてもお使いいただけます。

＜EFFE BEAMS＞のフラワージャガードワンピースはポリエステル100%でハリがあり、タイトシルエットですが空気をはらんだような立体感が出ます。着丈の長さはサイズ38でも良かったのですが、スカート部分が膨らんでシルエットがぼやけた印象になったため、36にしたところすっきり着られました。＜Bijou de M＞のシンプルなマダムパールネックレスをアクセントに。

本日の主役＜NATAN＞のスカートはウエストの大きなリボンがアクセント。こちらは取り外しはできません。生地に適度な張りと光沢があり、冬のコーディネートを華やかにしてくれます。ドレッシーになりすぎないようトップスはミディアムゲージの＜DRUMOHR＞のウールニットを選択。 顔周りは＜ALEXANDRE DE PARIS＞のベロアカチューシャとバロックパールのピアスでアクセントを。アウターはスカートの個性を生かすためシンプルな＜LENOCI＞のノーカラーコートを合わせました。品の良いベージュがポイントです。

＜SOFIE D HOORE＞のウールコートはダブルフェイスで裏地がなく、裏側の仕立ても綺麗です。オーバーサイズのシルエットが少し張りがある生地を使うことでより立体的に見えます。特に横と後ろから見た時のラインがお気に入り。ボリュームはあってもラグランスリーブなので肩の収まりが良いのもポイント。袖が長いのが可愛いですよ。チェック柄に入った赤がアクセントに。インナーには1年中活躍している＜EFFE BEAMS＞のカラミリボンブラウスを合わせました。

＜HERNO＞のまるでプードルのようなフェイクファーコート。軽くて肌触りも◎。中にダウンは入っていませんが、裏地付きで意外と暖かくダウンを着るほどではない気温の日にぴったりです。ネックが高いので首回りがほかほかなのが嬉しい。＜Johnstons＞のカシミヤストールを組み合わせれば凍えそうな日でも十分暖かく過ごせますよ。パンツは＜M・fil＞のオールインワンです。

＜MaxMara＞のお馴染みテディベアコート。今シーズンはサイズはXSのワンサイズでご用意しています。長さがありボリュームも出るため、淡いベージュを選ぶと迫力がですきず、着やすいですよ。ブラウスとツイードのパンツは＜M・fil＞のもの。 バッグは最近入荷したばかりの＜TOD'S＞のタイムレスシリーズ。全体的に優しいカラーリングにしました。

＜HERNO＞のコートは少し厚みのある肌触りの良いフェイクファー生地を使っています。チェック柄が可愛い裏地付き。ダウンや中綿は入っていないものの、暖かさは十分。ミディアムゲージの＜DRUMOHR＞のニットの下にはインナーも着ています。これ以上厚手のニットですとアームホールがきつく感じそうです。フロントはスナップボタン付き。気軽に羽織れるアウターです。

デコルテを綺麗に見せてくれる＜NATAN＞のドレス。これを着るために予定を入れたくなるほど素敵です。サイズ38を着ていますが、実は肩とバスト周りが大きくてずり落ちています。（本来はもう少し肩に乗るデザイン）肩幅が狭く身体も薄い私はおそらく36の方が合っています。アウターはタクシー移動を想定して防寒よりも雰囲気を重視した＜GIOVI＞のポンチョを合わせました。黒のフォックスファーがラグジュアリーさをプラスしてくれます。イヤリングはヴィンテージ＜CHANEL＞です。

＜ROOM NO.8 BLACK＞のドレスは秋冬シーズンのアイテムですが、薄手の生地を使っており、春夏もお召しいただけます。スカートのフロント部分はドレープが綺麗に出ており、歩くとより一層表情豊かに。袖口はゴムになっているため、袖を肘の下辺りまでたくしあげてふんわりさせることもできます。背中のファスナーは腰まで開き着脱しやすいのが嬉しい。アウターは新規のファクトリーブランド＜LENOCI＞のコート。大きめの襟が華やかでフェミニンなスカートやワンピースとも相性が良いですよ。

＜HERNO＞のフェイクファーブルゾンはサイズ40を着用。9号くらいです。インナーにはコットンブラウスの上にメンズの＜DRUMOHR＞のウールニットを着ています。これ以上の厚手のトップス（ゆったりしたケーブルニットや裏起毛の厚地スウェットなど）は腕の部分が細いため着ると窮屈に感じそうです。身頃はウエストは真っ直ぐのラインですが、ダウンとフェザーがたっぷり入っており、見た目より案外タイト。厚手のトップスは不要なほどかなり暖かいです。HERNOのフェイクファーは品質が高く、見た目と手触りいずれもリアルファーと比べても遜色ないですよ。ネック部分も高さがあり、ファスナーを閉めれば保温性もバッチリ。急に寒くなる日に向けて今から冬支度を整えてみてはいかがでしょうか。

ビームス ハウス 六本木でモアバリエーションを開催中の＜MONCLER＞の「SHIRTS」というモデル。名前がシャツというだけあり、裾がラウンドカットになっています。ダウンの量も控え目で着膨れすることなく、この上からアウターを着ることも可能。寒くなったらインナーダウンとしても使えます。中に着ているスウェットもMONCLERのもの。フロントに入ったマークは黒のラインストーンで描かれていてラグジュアリー感があります。形自体も綺麗ですよ。

【アウターフェア対象10％OFF！！11/28（木）まで】 新しく取り扱いが始まった＜Whiteley & Green＞のコート。英国のメーカーらしいトラッドなアウターですが、少し光沢のある生地と丸みのある肩のシルエットのおかげでメンズっぽくなりません。飽きの来ないベーシックなデザインは長く愛用できます。コートの深いネイビーに合わせてインナーのニットはネイビー、パンツはブラックに。＜EFFE BEAMS＞のブルーのブラウスと＜Joshua Ellis＞の大判カシミヤストールをアクセントにしました。個人的には暖かいダウンをそのまま着るより、正統派のコートにストールやもっと寒くなればグローブなどの小物を足していくのが好きです。＜BLANC＞のゴールドフレームの軽さの出るメガネをチョイス。

ビームス ハウス 六本木にて【11/14（金）〜11/24（日）まで＜MONCLER＞MORE VARIATION】を開催します】＜MONCLER＞のショートダウン「BAYARD」は着丈の短いコンパクトなバランスが今っぽいデザイン。ショート丈のアウターは着慣れないという方も＜SLOANE＞のようなお尻が隠れる丈のニットを合わせるとバランスが取りやすいですよ。ボリュームのあるスカートとも相性◎です。

＜ROOM NO.8 BLACK＞のニットは手首からひじまで覆うアームカバー付き。写真1枚目はカバーあり、2枚目はカバーなしで着ています。袖と身頃を別にすることで腕をあげても着崩れることなく美しいシルエットを保つことができます。ハイネック部分はピタッと首にフィット。薄手のハイゲージニットで秋から春の手前まで長い期間楽しめます。ボトムスは＜EFFE BEAMS＞のオフホワイトのパンツを合わせて明るさをプラス。

＜HERNO＞のロングダウンコート。ダウンを直接注入しているため、とっても軽量なのが魅力。真冬の寒冷地で着るには薄手ですが、その分日常使いに適しています。生地はタフではないのでタウンユース向きです。細身のシルエットのため私が着ているサイズ42で9号から11号くらい。付属のベルトはゴムが入っており、細身のシルエットにさらにメリハリを付けてくれます。エレガントなダウンをお探しの方にお勧めです。

＜EFFE BEAMS＞の5th deliveryのスカートが入荷しました。こちらのライトブラウンは白はもちろん黒やネイビー、グレーといったダークカラーと合わせてもしっくり馴染むので使いやすいです。＜NATAN＞のウールニットは一見シンプルですが、ウエスト部分にアクセントが。＜HERNO＞のベストは贅沢なウールカシミヤを使用し、前立てとネックの内側はフェイクファーになっており頬ずりしたくなるような肌触り。暖かさも抜群です。

＜EFFE BEAMS＞のリバーコートは裏地がなく軽い着心地。やや短い着丈で動きやすく、車の運転をされる方にもお勧めです。＜ROBERTO COLLINA＞のニットはアルパカ混の太い毛糸をざっくり編んでいます。ミックスカラーで存在感があるため、シンプルなコーディネートがベター。ほっこりし過ぎないよう＜ROOM NO.8 BLACK＞のとろみのあるワイドパンツを合わせました。

＜HERNO＞の「Laminar（ラミナー）」シリーズは撥水、防風、通気性に優れたGORE-TEXの生地を使用しています。機能的であるがゆえアウトドア要素が強くなりがちな素材をHERNOらしいエレガントなデザインに落とし込んでいます。ハンガーに掛かった状態ではメンズっぽく見えますが、羽織ってみるとシルエットが絶妙にフェミニンなんです。私のジャストサイズは38ですが、サイズ40のゆったり感が今の気分。内側には上質なグースダウンが入っており、軽くて寒冷地でも対応できる暖かさ。デザイン性と機能性どちらも兼ね備えています。活動的に着たいけどエレガントなダウンをお探しの方にお勧めの１着。ワイドパンツを合わせてもかっこよく着られますよ。

【ビームス ダブルポイント キャンペーン11/10（日）まで開催中】色のトーンと異なる質感で変化を付けたボルドーのワントーンコーディネート。ニットは＜DRUMOHR＞の8ゲージタートルに同じシリーズのクルーネックのニットを肩掛けしています。＜EFFE BEAMS＞のサテンスカートは艶があって華やかですが、ニットとの相性も良く意外と普段使いできるアイテムです。