⾃分らしいフィールドでソリューションを。

⼤学⽣時代に BEAMS ⼊社。ディレクターズバンクのディレクターの中で BEAMS 歴は最⻑。「Ray BEAMS」で店⻑を務めた後、未経験でバイヤーに抜擢。当時、海外買い付けで渡⽶した際に「X-girl」を発掘、⽇本で展開し話題を集めた。現在はプロダクトの製作を中⼼に、若⼿クリエイターの発掘、地⽅の伝統⼯芸品に光を当てたプロジェクトなど幅広いクライアント案件を⼿がける。

独⾃の選球眼を持つ、クリエイティブディレクター

未経験で「Ray BEAMS」のバイヤーを務めることになった際、海外へ渡って⾯⽩いものを発⾒しても、当然⽇本では誰も知らない訳です。そうしたカルチャーを「海外の若者の間ではこんなカルチャーが流⾏してる!」と伝えるべく、⾃分で⽂章を書き、雑誌とタイアップしたり、クラブなどでイベントを開催したりと、拡散するためのプロセスを全て⾃分で担当していました。当時は編集者やクリエイティブディレクター的な視点でバイイングするバイヤーは珍しかったですし、⾃⼰流で PR 的な視点でのディレクションのノウハウを組み⽴てていったことが今の仕事に繋がっています。ものづくりやセレクトはもちろんですが、クリエイティブディレクターとして、プロジェクトごとにクリエイターやアーティストをアサインし、全体のクリエイティブのアウトプットをコントロールしながら PR 戦略を考え、プロジェクト全体の責任を取るというのが⾃分の役⽬だと考えています。プロジェクトに参加する際は、まずはその業界の歴史やトレンドなど、ジェネラルに発信されている情報をできるだけたくさんリサーチしながら、⾃分⾃⾝の琴線に触れる個⼈的な「共感ポイント」を探します。場合によってはそれがそのカルチャーの本質的な部分とは違っていてもいいと思っています。それはあくまでもお客さまに知っていただくための「⼊⼝」ですから。なにより、私⾃⾝の強みを活かせる切り⼝の⽅がリアリティがありますし、クリエイティブにも強さが⽣まれると思っています。課題をお伺いして、業界を深く知り、独⾃の視点を⾒つけて、⼊⼝をつくり、拡散する⽅法を考える。それが私の仕事のプロセスです。

また私は「プロダクトの⼒」を強く信じています。バイヤーとしての経験からも、プロダクトそのものの魅⼒がお客さまを強く惹きつけ、そのバックストーリーまで興味を拡⼤していくプロセスを何度も体験してきました。だからソリューションとして、プロダクト製作からスタートする提案をさせていただくことも多いですね。⾃分⾃⾝が「良いものだから、ぜひ買って欲しい」とお客さまに⾔えるプロダクトであるかどうかを⼀番⼤切にしています。現在は温泉施設のブランディングから施設のインテリアコーディネート、EC サイトのディレクションまで、ジャンルを問わず幅広いプロジェクトに関わっています。ですからあらゆるジャンル、どんなタイプの課題に対しても、常にごくパーソナルな視点で新しい切り⼝を発⾒し、それまでなかったような新鮮なソリューションを提案させていただけると考えています。

Three Questions

⾃⾝の強みは?

あらゆるカルチャーからパーソナルな切り⼝を⾒つけて、それを⾃分⾃⾝が最⾼に⾯⽩がること。

インスピレーションの源は?

ネットや会話。仕事で繋がりのあるクリエイターとの会話から着想を得ることが多い。

ディレクターズバンクとは?

クセの強いプレイヤーがいる集団。アパッチ野球軍(笑)。