建築や写真に着目した書籍を手掛ける、ポーランド発の独立系出版社〈ZUPAGRAFiKA books(ズパグラフィカ ブックス)〉。

ブルータリズム建築を中心としたフォトページに加えて、建築物の紙製模型がセットになったユニークな一冊です。

ブルータリズム建築とは、第二次世界大戦後の1950年代に世界中で流行した建築様式のこと。

打放しコンクリートやガラス等の素材をそのまま使い、「ブルータル(＝獣のような、荒々しい)」の言葉の通り、粗野で装飾を廃した建築のことを指します。

本書では、イタリアでの諸例を収録。 ジェノヴァの「ラヴァトリチ」、ローマのヌオーヴォ・コルヴィアーレ、ナポリのヴェーレ・ディ・スカンピア、トリエステのロッゾル・メラーラといった公営住宅団地にフォーカスを当てています。

本書の終盤には5つの模型が掲載されており、押し出して組み立てることができます。
「見る」、「作る」の両面から建築様式を味わえる一冊です。

【仕様・詳細】
・出版社：ZUPAGRAFiKA(2023)
・頁数：72ページ ・サイズ：245x302×13mm
・ハードカバー
・模型：ル ラヴァトリチ(ジェノバ)、トーレ ベラスカ(ミラノ) 、ヴェレ ディ スカンピア(ナポリ)、ヌオーヴォ コルヴィアーレ(ローマ)、ロッツォル メララ(トリエステ)

※本書は印刷や製本、紙の性質上、折れや汚れがある場合がございます。不良品ではございませんので、あらかじめご了承ください。