





そこでビームスは、国民的気象予報士にして、大の服好きとして知られる天達さんにインタビュー。
5月の気候解説を基に、“天気と服のイイ関係”=“今月のMUST ITEM”へと導きます。
BEAMS meets
AMATATSU TAKESHI (WEATHER REPORTER)

気象予報士と服好き、両方の顔を持つアマタツさんだからこそ、天気のフィルターを通した服選びのヒントが得られるはず。5月の天気と常備すべきアイテムについて語り合いました。
「晴れ」とか「雨」だけじゃなく、天気予報のココはチェックしといた方がいい!という項目ってありますか?

やっぱり「気温」はとても重要な要素ですね。例えば10℃なら軽いアウターを羽織る、15度なら厚手のニット一枚にと、大体「5℃で服装が一段階変わる」と言われています。なので最高気温と最低気温を把握してから服を選ぶと失敗しないかもしれません。
なるほど!

あとは「風速」も大事。例えば同じ気温でも、風速1mで体感温度は大体1℃下がるんです。僕自身も天気や気温と一緒に風速もチェックして、服装を選ぶようにしています。
それは知らなかったです! ちなみに5月の天気の傾向を教えていただけるでしょうか?

5月の天候は「安定」しているのが特徴。晴れの日も多いですし、お洒落も楽しくなる時季…なんですが、実は天気が急変して一気に崩れる可能性があるのも、5月の傾向ですね。
朝は晴れていたのに、午後から急に雨が降って気温も急降下……なんてシチュエーションも増えそうですね。

はい。薄着で出かけて、思いの外気温が下がって風邪を引いてしまう、なんてこともあるので、用心してほしいですね。
そうすると5月は男女問わず、シャツやカーディガンみたいな、軽い羽織り物を携行しておいた方が安心かもしれませんね。

そうですね。ちなみに5月は気温こそ夏場より低いものの、実は紫外線の量は7月や8月とほぼ同じなんです。
えっ、そうなんですか!?

過ごしやすい時季だからと肌を露出するとダメージを受けやすいので、同じく注意してほしいですね。
ではなおさら羽織り物を取り入れたコーディネートを意識した方は良さそうですね! 参考になりました。ありがとうございました。

1975年生まれ。2002年に難関の気象予報士試験に合格し、2005年から2021年3月の番組終了時まで、フジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」の天気予報を担当。司会の小倉智昭さんの「あまたつー!」という掛け声でお馴染みの国民的気象予報士に。また中学生の頃からファッションに開眼した、大の服好きという一面もあり。最近は東京の高円寺や渋谷などの古着店を巡り、お宝をハントするのが至福の時間なんだとか。