





そこでビームスは、国民的気象予報士にして、大の服好きとして知られる天達さんにインタビュー。
6月の気候解説を基に、“天気と服のイイ関係”=“今月のMUST ITEM”へと導きます。
BEAMS meets
AMATATSU TAKESHI (WEATHER REPORTER)

気象予報士と服好き、両方の顔を持つアマタツさんだからこそ、天気のフィルターを通した服選びのヒントが得られるはず。6月の天気と常備すべきアイテムについて語り合いました。
やっぱり6月というと「梅雨」というイメージがあるんですが、今年も傘は常に持ち歩いておいた方が良さそうでしょうか?

そうですね…一概に「はい」と答えるのは難しいかもしれません(苦笑)。というのも、実はひと口に6月の天気といっても、前半と後半では性質が異なるんです。前半は5月の安定した気候の名残りで晴れることも意外と多いんですよ。
へ〜、知りませんでした!

6月の上旬は梅雨前線がまだまだ不安定で、気温も高めなんですが、中旬から下旬になると、いよいよ梅雨本番に突入。雨の頻度も多くなる分、当然「湿度」もグッと高まってくるので、不快感を覚える方も多いかもしれません。
なるほど。たしかに夏前が一番蒸すっていうイメージがありますもんね。

ちなみに、6月の前半と後半では、雨の降り方も変わってきます。イメージで言うと、「シトシト」から「ザーザー」に変わってくる感じなので、特に後半はこまめに天気予報をチェックして、雨対策を万全にしておくのがいいでしょう。
そうすると傘を携行しておくのは当然として、6月の梅雨時期の服選びは「湿度」にも気を配った方が良さそうですね。メンズで言うとロンTみたいな万能選手が活躍しそうだし、レディースで言うとワンピースみたいな蒸れ知らずなアイテムが重宝するかもしれません。

たしかに、「雨」と「湿度」、両方をケアすれば、気持ちよく夏が迎えられると思います。
参考になりました。ありがとうございました!

1975年生まれ。2002年に難関の気象予報士試験に合格し、2005年から2021年3月の番組終了時まで、フジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」の天気予報を担当。司会の小倉智昭さんの「あまたつー!」という掛け声でお馴染みの国民的気象予報士に。また中学生の頃からファッションに開眼した、大の服好きという一面もあり。最近は東京の高円寺や渋谷などの古着店を巡り、お宝をハントするのが至福の時間なんだとか。