




そこでビームスは、国民的気象予報士にして、大の服好きとして知られる天達さんにインタビュー。
8月の気候解説を基に、“天気と服のイイ関係”=“今月のMUST ITEM”へと導きます。
BEAMS meets
AMATATSU TAKESHI (WEATHER REPORTER)

8月と言えばレジャーシーズンですが、今年は晴天が続いて暑くなりそうでしょうか?

実は8月は毎年かなり特徴が異なっていて、後半までずっと暑い年もあれば、中盤から気温が下がり始めて秋っぽくなってしまう年もあるんです。ただ今年は猛暑が予想されるので、カラッとした夏らしい日が多く、レジャーを楽しみたい方には嬉しい年になるかもしれません。
それは朗報ですね! 猛暑だと熱中症対策が必要になると思うのですが、他にも注意しておいた方がいいことはありますか?

8月の前半は晴れる日が多くなると思いますが、「ゲリラ豪雨」の懸念も。特に西・東日本を中心に多くなりそうです。天気予報が晴れマークでも、ニュースで「ところにより雨」と言っていたり、午前中から入道雲が見えているときは要注意です。中旬以降は「台風」と「秋雨前線」の存在を、天気予報でチェックしておくのがオススメです。秋雨前線が単体で現れた時は、それほど天気が荒れず、シトシトとした雨が降るケースが多いのですが、もし台風とセットで現れた場合は、一気に天気が荒れがちで、梅雨時期のようなドバドバとした大量の雨が降ることも多いんです。今年の台風は、高気圧の勢力が不安定なため、進路が難しく迷走することが多いかもしれません。
それは知りませんでした! やっぱり天気予報はこまめにチェックしておいた方が安心ですね。

そうですね。ただ晴れの日に関しては、今年は気温が高く、湿度は低めで、本当に夏らしく気持ちいい暑さになると思います。軽装で出かけられる期間はそれほど長くないかもしれませんが、思い切り暑い夏を満喫できるはずです。
そうすると、メンズは当然として、レディースもやっぱりTシャツが活躍しそうですね。不意に涼しい日がきても使えるし、9月以降も着回せる。これは夏レジャーに向けて、勝負Tを用意しておいたほうが良さそう。今月もためになりました。ありがとうございました。

1975年生まれ。2002年に難関の気象予報士試験に合格し、2005年から2021年3月の番組終了時まで、フジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」の天気予報を担当。司会の小倉智昭さんの「あまたつー!」という掛け声でお馴染みの国民的気象予報士に。また中学生の頃からファッションに開眼した、大の服好きという一面もあり。最近は東京の高円寺や渋谷などの古着店を巡り、お宝をハントするのが至福の時間なんだとか。