









そこでビームスは、国民的気象予報士にして、大の服好きとして知られる天達さんにインタビュー。
10月の気候解説を基に、“天気と服のイイ関係”=“今月のMUST ITEM”へと導きます。
BEAMS meets
AMATATSU TAKESHI (WEATHER REPORTER)

いくら暑い時期が長引く傾向にあると言っても、さすがに10月になれば、秋っぽい気候に変化していくと思うんですが、今年はどうでしょう?

実はひと昔前は“晴れの特異日”などと言って、10月の前半は気持ちよく晴れる日が多いイメージだったんですが、近年は温暖化の影響なんかもあって台風シーズンが伸びていますし、秋雨前線の影響も残ってて、意外と雨も多いんです。
えっ、そうなんですか!? なんかずっと雨ばかり降ってる気がします(苦笑)。

たしかに一年を通しても意外と雨は多いんですよ。でも10月も後半になればようやく秋晴れシーズンに突入しますし、年にもよるんですが、今年は平年より気温は高めなので、毎日過ごしやすくなるはずです。
それは嬉しいですね。湿度なんかも低くなりそうですし、ようやく蒸し蒸しした気候とオサラバできそう。

そうですね。湿度が低くてカラッと晴れるというのが、秋晴れの特徴です。雨も少なくなりますし、紫外線も弱まりますし、山の紅葉なんかも見頃を迎えるんですが、9月と同様に朝晩の寒暖差が激しい点だけは注意が必要。ベースの気温自体も低くなってきて、例えば東京だと日中は20度くらいあっても、最低気温は12〜13度くらいにグッと下がってしまうので、服を選ぶ際はより慎重にならなくちゃいけないかもしれませんね。
なるほど。そうすると体温調整することを想定してレイヤードを楽しみやすいアイテムが活躍しそうなので、例えばメンズならカーディガンとか、レディースだったらタートルニットなんかをベースにコーディネートを考えるとよさそうですね。

そうですね。“秋の日はつるべ落とし”という諺があるんですけど、秋は日が暮れ出すと一気に暗くなって、気温も一気に下がっていくので、重ね着しやすい服は重宝するはずです。
今月も参考になりました。ありがとうございました。
MONTHLY AMATATSU!
「“ラフなのにキレイ”をテーマに、今回も大好きな古着を中心にコーディネートしました。1930年代に作られたフランスのアトリエコートがかなりいい味を出してるんですが、バージスブルックというベルギーブランドが手がけた降ろし立てのワイドパンツや、パラブーツのシャンボードを合わせて、全身を欧風にすることで、キレイにまとめたつもりです♪」

MONTHLY AMATATSU!
「“ラフなのにキレイ”をテーマに、今回も大好きな古着を中心にコーディネートしました。1930年代に作られたフランスのアトリエコートがかなりいい味を出してるんですが、バージスブルックというベルギーブランドが手がけた降ろし立てのワイドパンツや、パラブーツのシャンボードを合わせて、全身を欧風にすることで、キレイにまとめたつもりです♪」
1975年生まれ。2002年に難関の気象予報士試験に合格し、2005年から2021年3月の番組終了時まで、フジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」の天気予報を担当。司会の小倉智昭さんの「あまたつー!」という掛け声でお馴染みの国民的気象予報士に。また中学生の頃からファッションに開眼した、大の服好きという一面もあり。最近は東京の高円寺や渋谷などの古着店を巡り、お宝をハントするのが至福の時間なんだとか。