









そこでビームスは、国民的気象予報士にして、大の服好きとして知られる天達さんにインタビュー。
12月の気候解説を基に、“天気と服のイイ関係”=“今月のMUST BUY”へと導きます。
今月はニットをピックアップ! いよいよ冬本番。インナーに重ね着して防寒対策をしておくのがポイントですよ。
BEAMS meets
AMATATSU TAKESHI (WEATHER REPORTER)

12月は冬の入り口というイメージですが、今年の天候はどんな特徴があるんでしょうか?

今年は例年よりも冬の訪れが早いと予想されます。日本海側と太平洋側の天候の差のコントラストも、早い時期からよりハッキリ出てきそうですね。日本海側を中心に雪が多い地域の場合は、11月は雨だったのが12月は雪に変わり、今年はいきなりドカ雪が降ったり、平地でも積もる所がありそうです。
なるほど。早い時期から冷え込むとなると、防寒対策も12月の初めから万全にしておいた方がよさそうですね。

そうですね。12月は“冬晴れ”と言って、太平洋側を中心に晴れる日が多いんですが、雨こそ降らないものの、とにかく冷えるんです。冷たい風が吹きますし、さらに朝方なんかは底冷えしているので、気温以上に寒さを感じるかもしれません。
ではいよいよ服選びは大事になってきますね。アウターは11月からすでに取り入れ始めていることを考えると、インナーを重ねるのが重要になりそう。性別関係なく、ニットのように伸縮性に優れたアイテムを取り入れた方がよさそうですね。

たしかにニットの活躍する頻度は高くなると思います。
ちなみに他に12月は他に気をつけておいた方がいいことってありますか?

やっぱり乾燥ですね。暖房を使うシーズンということもあって火事も起きやすいんで、注意が必要です。あとはハンドクリームやリップクリームなどで保湿にも気を使い始めたい時期だと思います。
なるほど。ちなみに反対に12月の天候だからこそ楽しめることってなにかありますかね?

個人的には夕日を見るのがオススメです。夕日って湿度と太陽の角度によって見える色が変わるんですが、12月は空気が澄んでいて、湿度の変化も大きいので、雲に反射して太陽が色んな表情を見せてくれるんです。黄色だったり、ピンクだったり、赤だったり、普段見られない太陽を見られるので、ぜひ意識して眺めてみてほしいですね。
12月はいつも以上に夕日を意識するようにします!今月もありがとうございました。
MONTHLY AMATATSU!
「テーマは“ユルめのカジュアル”。12月はやっぱりニットが主役になる時期なので、ニットコートのインナーに、ジャミーソンズのニットをアンサンブルしました。脱け感を出すために、フェアアイル柄をチラッとだけ見せるのがポイントですね。あとはボリューム感のあるパラブーツのランスを合わせているのもこだわりどころ。寒い時期だからこそ、見た目から温かみのアイテムで統一するように心がけています。」

MONTHLY AMATATSU!
「テーマは“ユルめのカジュアル”。12月はやっぱりニットが主役になる時期なので、ニットコートのインナーに、ジャミーソンズのニットをアンサンブルしました。脱け感を出すために、フェアアイル柄をチラッとだけ見せるのがポイントですね。あとはボリューム感のあるパラブーツのランスを合わせているのもこだわりどころ。寒い時期だからこそ、見た目から温かみのアイテムで統一するように心がけています。」
1975年生まれ。2002年に難関の気象予報士試験に合格し、2005年から2021年3月の番組終了時まで、フジテレビの朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」の天気予報を担当。司会の小倉智昭さんの「あまたつー!」という掛け声でお馴染みの国民的気象予報士に。また中学生の頃からファッションに開眼した、大の服好きという一面もあり。最近は東京の高円寺や渋谷などの古着店を巡り、お宝をハントするのが至福の時間なんだとか。