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〈B GALLERY〉では、2月8日(土)より、現代アーティスト宮原嵩広がディレクションするグループ展『象牙の塔からの不条理主義者』を開催します。
現代アートは現在、社会への課題提起としてコンセプトを重視する作品群が世界的に大きな流れとなっています。その一方で、個人の文化的な背景を通じて自らの技能を磨き、オリジナルの表現を追求し続ける現代アーティストたちがいます。本展では、このような現代アーティスト5名に光を当て、作品が存在する時間や空間における“唯一性”に改めて着目することで、現代における作品制作の意義をリマインドします。
注目のアーティストたちの息吹あふれる作品群に、どうぞご期待ください。
※本展は伊勢丹新宿店アートギャラリーにて宮原嵩広が企画する『マジシャンズエンカウンター #3 象牙の塔からの不条理主義者』との共同開催です。
フォーマリズムや、フォーディズムの影響を受けつつ、現代アートはどのように進化し、社会的文脈と結びついていてきたのか。ポップアートは消費社会を積極的に取り込み、アートと商業的価値を直結させました。この商業化の流れは、アートマーケットの拡大とグローバルな商業ギャラリーシステムの成⻑を促し、アーティストが自己表現と市場の要請に応える形で作品を制作できるようになりました。加速する技術革新の中で、技法的ユニークさを失ったアーティストはどのように世界を捉え、視覚化しうるのか。かつての労働が、物的生産に従属していたのに対し現代では、非物的な生産、すなわち人々とのコミュニケーションや社会との接続が、新たな労働の中核を成しています。ミニマルアートが暴露したアートの労働性もコンセプチャルアートなどにより、知的労働、脱物質化が芸術的アウラさえも量産を可能にしました。同時に、この流れは脱物質化や商業主義への反動としての「脱アート化」も見られます。これは、植⺠地時代の芸術に対する再評価とも関連しています。植⺠地美術は、商業主義やグローバル市場との複雑な関係性を通して、現代アートに新たな視点を提供し、文化的アイデンティティと対話を強調しています。芸術は単なる視覚的な体験から、社会的・政治的メッセージを伝えるものへと変容し、肉体的発露は機械にかわり知的労働すら人工知能が補完しうる時代において人類はなにを芸術とするのでしょうか。 芸術は死んだのか?もしかしたら有史以前の戯れに還元されるのかもしれない。芸術における労働と技術またはその社会的・文化的背景を元に、制作の主導権をアーティストの手に戻してみようと思う。
宮原嵩広
2025年2月8日(土)〜2月25日(火) 11:00 – 20:00
※会期中無休
ビームス ジャパン(新宿)5F
「B GALLERY」
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目32-6
2月15日(土)16:00〜20:00
本展ディレクターの宮原嵩広氏と参加作家によるギャラリーツアー。
展示内容や作品について解説いたします。
皆様のご来場をお待ちしております。
※本イベントへ参加する作家は予定なく変更になる可能性がございます。ご了承ください。
カルチャーは現象。誰かと何かが出合って、
気づいたらいつもそこにあった。
世界各地で生まれる新たな息吹を、
BEAMS的な視点で捉えて、育みたい。
きっと、そこにまた新たなカルチャーが
生まれるから。