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EDITOR三尋木奈保のベーシックノート<br>大人の冬アウターは、『上質感』と『今っぽさ』のいいとこ取りで
EDITOR三尋木奈保のベーシックノート<br>大人の冬アウターは、『上質感』と『今っぽさ』のいいとこ取りで

BASIC CLOSET 〜ベーシックスタイル、私の場合〜

EDITOR三尋木奈保のベーシックノート
大人の冬アウターは、『上質感』と『今っぽさ』のいいとこ取りで

好印象なきれいめスタイルに、働く女性から厚い支持が集まるエディター三尋木奈保。ビームスで見つけた私的好みのアイテムを紹介する人気連載。今シーズンの最終回は、冬アウターの選びのコツをナビゲート。

みなさん、こんにちは。エディターの三尋木奈保です。あっという間に冬も本番ですね。今年は去年以上に、日々が過ぎるのが速く感じました。仕事も生活も、かなり様式が変わった中で改めて感じたのが、「私はやっぱりおしゃれが好きだなぁ」ということ。旅行も外食もままならない日々だったけれど、新しく買った一枚の服で、こんなにワクワク、ときめきをもらえるんだなぁ、って。だれに会うわけでもなくても、その日のコーディネートが素敵に決まったら、間違いなく気分が上がります。大人ビームスのサイトを読んでくださってるみなさんも、きっと同じですよね。不自由が多い世の中だからこそ、自分の気持ちひとつで楽しむことができるファッションのパワーを感じた一年でした。

さて、季節のおしゃれの中でもいちばんの大物といえば、冬のコート! 妥協せずに慎重に選びたいもの。私は、冬のコートは一度買ったら数年、長く大事に着たいので、「上質なもの」を選んだほうが、結果コスパがいいと思っているタイプ。加えて、ここ数年はシルエットやディテールで、ほんのり「今っぽさ」もあるものを選ぶようにしています。面積が大きい冬のコートは、「上質さ」だけが先に立つと、堅苦しく見えてしまうから(特に大人の女性にとっては!)。ゆったりしたオーバーサイズだったり、どこかに小ワザが効いたデザインだったり。質がいいけれど、時代の空気もふんわりまとっているような。そんな「大人の余裕」を反映できたら、と思っています。

Item01:ヘリンボーン織りのケープ風コート

クラシカルな素材を、可愛げのあるフォルムで

正統派のメンズコートにもよく使われる、ヘリンボーン織り。私も大好きな生地ですが、ともすると生真面目に転んでしまいがち……。そんなモヤモヤを解消してくれる一枚を見つけました! 
ケープ風のたっぷりしたAラインなので、ヘリンボーンの『上質感』に『今っぽさ』を上乗せできるんです。大きく落ちた肩と、弧を描くようなシルエット。動いたときの揺れ感がとてもきれいで、素敵な余韻が残ります。ケープ風のフォルムは、どこか可愛げも感じられて。フォルム袖口と裾の合皮パイピングも、ヘリンボーンをモダンな方向に引き締めてくれます。こういう小ワザが、大人のおしゃれには必要ですよね。

Item02:リバー仕立てのロングコート

ベーシックコートこそ、サイズ感のアップデートが大事です

大人のクローゼットになくてはならない、ベーシックなロングコート。こちらは柔らかなウールを裏地なしのリバー仕立てにした、上質感漂う一枚。それでいて、シルエットは抜群に今っぽい。ゆるやかなV開きのノーカラーやドロップショルダー、たっぷりしたアームなど、どこをとっても絶妙にこなれたシルエットです。
こういうコートが、結局いちばん使えます。どんなシーンでも大人として自信が持てて、どんな着こなしにもしっくりハマります。ここではデニムに合わせていますが、女っぽいワンピースにも、もちろん。カジュアルにもエレガントにも無理なく振れるコートって、なかなかありません。『素材は上質、シルエットは今どき』が、大人の冬コートのゆずれない基準です。

Item03:リバーシブルショートダウン

きれいめ派も納得のリュクスな仕様

『ザ・本気のアウトドア』に見えちゃうダウンは苦手ですが、これなら大人も大丈夫! ウエストを絞れるショート丈なので、遠目で見たら、ダウンというよりはきれいめブルゾン風。ダウンの軽さと暖かさは大好きだけど、おしゃれなものが見つからない……とお悩みのかたに、ぜひおすすめです。
ツヤ感のあるシャンパンベージュ地&ゴールド金具もエレガント。ゴールドジュエリーやスカートを合わせたくなる、きれいめ派向けのダウンです。それだけでもかなりの高得点なのに、実はリバーシブルでなんともお得♡ 裏側はモカ色で、クールなスタイリングに合いそうです。

冬アウターを盛り上げるトレンド小物

フェイクファーバッグ

今季は例年以上に、ふわふわ、もこもこのバッグが花盛り! 小さめサイズを選ぶと、冬コートに大人の愛嬌が加わって、とってもチャーミングです。こちらはコロンとまあるいフォルムに毛足の長いフェイクファーが愛らしくマッチ。寒い日もこれと一緒なら癒されそうですね♡

コンバットブーツ

重量感のあるラバーソールが特徴のコンバットブーツ。今年は大人の女性の間でも大ブーム。写真のように、筒がすっきり細身のものを選ぶとスカートにも合わせやすく、きれいめ派にもおすすめです。コート姿に今どきのアクセントを効かせたいときにぴったり。



三尋木 業界内でひっそりと話題になってたこのコラム連載も、今回が最終回だねぇ。須藤さんちは、まわりのスタイリストやエディター、モデルたちのあいだで、しょっちゅう話題になるよ。
須藤 ほんと? どこからも話題聞かないよ!(笑)
三尋木 最後に私、ぜひ聞きたかったのが<オートゥルノトゥルス>について。雑誌やSNSでよく目にしていたけど、実物を見たのは須藤さんちが初めて!
須藤 <オートゥルノトゥルス>は、沖縄で活動する種村太樹さんと尾崎 紅さんによるアートユニット。海辺に流れ着いた漂流物と、真鍮を組み合わせて製作するオブジェがほんと素敵なんだ。初めて出合ったのは2019年、東京・馬喰町の「ミナ ペルホネン エラヴァ」の展示。もともと真鍮好きなんだけど、大ぶりなモビールにひと目惚れでした♡
三尋木 海洋生物の骨や流木、木の実とか……、どこから流れ着いたものなんだろう? って、じっと見入ってしまうね。
須藤 そう! なんとも言えない怪しげな漂流物もあったり。それらが真鍮と交わることで、静かな揺らぎの中にも強いエネルギーを感じるんだよね。
三尋木 須藤さんちは、ほっこり温かみのある北欧インテリアがベースだよね。そこに<オートゥルノトゥルス>が点在してるのが面白いなぁ。
須藤 うん。こまごました小物が散乱している我が家にて、凛とした真鍮オブジェが空間を引き締めるいい役割りになってる気がする。
三尋木 そういうミックスバランスも、自分らしい家づくりには大事なんだね。須藤さん、見かけは北欧好きのおしゃれお兄さん、って感じだけどさ、芯のところはピリッとした感性をもつアーティストなんだな、ってセンスを感じました。
須藤 あら、珍しく褒められちゃった♡

 

三尋木奈保

三尋木奈保 Naho Mihirogi

Editor

ファッションエディター。雑誌『Oggi』『Marisol』などを中心に活動。近年はアパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書『マイ ベーシック ノート』(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。

ファッションエディター。雑誌『Oggi』『Marisol』などを中心に活動。近年はアパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書『マイ ベーシック ノート』(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。

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