ほかの世界からもらうこと

こんにちは。

2022年、「大人BEAMS」2回目の…個人的には初のコラムです。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

皆さんは年末年始どのように過ごされたのでしょうか。

私は終わっていなかった大掃除をしたり（それでもまだ終わっていない）、身近な場所にあるホテルに行ったりいつもと変わらず散歩したりしていました。

東京は神保町にある山の上ホテル。ミニマムな規模感も好き。

そしてこれも日常とさほど変わらないのですが、新年というタイミングに出会えて良かったあれこれ。

年明け早々に観た映画『偶然と想像』。

これから先の、いまは予想できない出来事やひととの出会いが楽しみになる作品でした。

最終の回で観たのですが鑑賞後、夕方までの時間がどこかに行ったような。この1日からトリップしたような不思議な感覚。

ひとそれぞれ感想が違うとはいえ、スクリーン前のみんなをまるごとどこかへ連れて行く映画（に携わる方）すごい。

映画『偶然と想像』

そしてこちらは日本文学者・荒井裕樹さんによるエッセイ集『まとまらない 言葉を 生きる』。年末〜年始にかけて読んだ本です。

最近は詩や、こういったエッセイをよく読みます。読み終わったらレビューを検索したりするのだけど。

大事にしたいことって、これだけ大勢のみんな結局似ているんじゃないかな〜と感じたりします。

何より読書は、自分がちょっと成長できたり心が豊かになるっていうのはあるんですけど…。

約2年前の自粛期間を経てそのまま足が遠のいてしまっているのだけど、図書館もいいですよね〜。

その場でちょっと読めるし、馴染みの無い本に出会うきっかけになって有難い環境。

世の中の状況が落ち着いたら、続・好みの図書館を探したいな〜と思っています。

この辺りも好き…なエッセイたち

映画、本、ときたら音楽にもらう力も偉大。

「音楽のある豊かな暮らし」を提案するレーベル〈BEAMS RECORDS（ビームス レコーズ）〉のディレクターとは最近よくタイミングが合って、ちょこちょこ話をしています。

彼女は絶対的にわたしより音楽に詳しいはずなのに、同じ目線で情報交換をしたり真剣に話を聞いてくれる。嬉しいなあって思います。

状況が落ち着いていいイベントがあったら行きたいねえなんて会話もしていますが…

そういえば世の中がこうなるすこし前、手話通訳の方がいるソウルミュージックのイベントに足を運びました。思い浮かびそうで初めてのこと。

その場にいる「全員」が同じ時間を共有できる素晴らしい機会でした。

コロナ禍を経てオンラインでの音楽イベントも増えましたね。

こういうほかの世界から何かをもらうと。

例えば他にも近所の商店を通って96歳店主が働く姿やちいさな命を守る保育士さんを見かけたり。

（それでも私の知らない世界なんて山ほどあるんだけど）服の世界では何ができるんだろう？と頭をよぎる瞬間。

、、、

BEAMSでは2022年春夏の新作がすこしずつ入荷中。

個人的に注目しているキーワードは、「ありのままの身体」を活かすという意味のヘルシーな露出…クロップド丈のトップスやミニスカートを目にする機会が増えそう。

露出の有無は好みなので置いておいて「個人ありのままの」という考えに共感しています。

 新作では〈Les vacances d’Irina（レ ヴァカンス デイリーナ）〉ボーダー柄カットソーを購入しました。クロップド丈。あと手持ちの服も大切に着るぞ。

まだ遠出は難しそうですが、今年も可能な限り色々体感したい。

知っているひと・知らないひと、大勢の方から刺激をもらおうと思います！

次回、コラムを担当する頃には新しいコンテンツがお披露目されているかな？

その舞台裏もお届けできたらいいな〜と思います。

今年も皆さまにとって健やかな一年になりますように。