WHY
で、ビジネスカジュアルにふさわしい服装って何?って話なんですが、結局のところ「トップスがちゃんとしてればパンツはたいがいOK」なんですよ。ジャケットやシャツさえ着とけば、パンツはほぼ何でもアリ。さすがに短パンやダメージデニムなどは論外ですが。そんなに深く考えなくてもコレ着ときゃ大丈夫、ってなパンツの手札が何種類か揃っていれば、日々の服選びが格段にラクになるのに……。ということで、お仕事パンツのローテーションの柱に加えたいのがコチラ。ポイントは「ピケ」と「すっきりテーパード」です。
1960年代に製造されていたリーバイス社のピケパンツにインスピレーションを得て、素材やシルエットを現代的にアップデート。今シーズンより生地染めへと変更したことでよりキレイ目に。
DETAIL
そもそもビジカジをこなせる定番的なパンツの型や素材って、スラックスにチノパン、あとはノンウォッシュデニムくらい? コーデュロイともまた違う独特の細畝に、程よくクラシックな風合い。そんなピケって実に絶妙な選択肢じゃあないかと。素材感が単調になりがちな薄着シーズンにはこの質感が想像以上に生きてくるもので、シンプルなシャツや無地Tと合わせても、不思議と着こなしに奥行きが生まれます。膝から裾にかけてテーパードがかかったすっきりとしたシルエットも、この素材感なら絶対に正解です。
そもそもピケとは、綾織りと平織りを組み合わせて経(タテ)に畝織りした二重組織の生地のこと。スリムに穿くのがサマになる生地ですが、特性上どうしてもゴワつきがち。そこんとこ本作はストレッチ性も兼備するから、そんな懸念も一蹴します。
同じ縦畝でも、コーデュロイと違って起毛していないので、見た目の清涼感を損ないません。コインポケット周りの表情もスッキリ。