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STAFF'S EYE 〜人気スタッフ発信。私達のケーススタディ〜

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『大人BEAMS』だけで読むことができるBEAMSスタッフのコラム。今回は<EFFE BEAMS>オリジナルアイテムや、多くのファンを持つブランド<AK+1>のデザインを務める植田が登場。デザインをする上でインスパイアされているものや心がけていることなど、アイテムが誕生するまでの背景をお届けします。

はじめまして。

<EFFE BEAMS(エッフェ ビームス)>オリジナルの企画生産をしています植田です。

わかりやすく言うとデザイナーってやつです。

デザイナーとして仕事をして二十数年経ちました(はい、かなりの大人です)。

ビームス歴はまだ7年弱です。アパレル業界を渡り歩いてきました。

 

どうやってデザインするの?ってよく聞かれます。

 

様々なdesign source(デザインのきっかけ)があります。

そのひとつの話を…

 

20代後半。今では考えられませんが、夜中までバリバリ働いてました(ビームスではありません)。

その当時、東京はリーマンショック前で、かなり華やかな時。

縁あって仕事でニューヨークに足を運び、ニューヨークコレクションで活躍するデザイナーご本人の仕事に直接触れることに。

彼がよくdesign source にしていたもの・・・

 

それは、1950~60年代のセレブリティのスタイル。そこにオリジナリティを加え、現在のシルエットに落とし込んだりしてデザインしていたようでした。

彼の場合は、Jacqueline Kennedy の大ファンでした。

 

それを見てから私は定期的に図書館に行くようになり、昔のAmerican Vogueを読み漁るように。

1950~60年代のセレブリティ、ソーシャライトやファッションアイコンと呼ばれる人たちのスタイルを調べる事は、今でも続けていますVMDの安藤が好きなのは、Babe PaleyやGloria Guinessだそう)。

 

彼女らのようなエレガントなファッションアイコンは、<EFFE BEAMS>のテーマのような存在です。

 

私が20代の時は、ソーシャルライトやファッションアイコンって言葉よりもジェットセッターという言葉が流行していました。

ジェットセッター、つまり自家用ジェットで旅する富豪。Jacqueline Kennedyは、旅をしている服装もよくパパラッチされていたと思います。

 

我が家には自家用ジェットは…もちろんありません。ですが、旅には行っています。

 

コロナ前までは、毎年必ず海外旅行に行ってた我が家。私の夫は、出張ベースで海外を飛び回る人間でした。夫の会社では、海外出張に家族の同伴も可。

日本の企業であれば公私混同だと批判されるところですが、家族との時間を優先する外国の考え方です。アメリカへの家族旅行を計画していたら、アメリカ行くなら出張も行ってきてよと言われたことも。

 

そんな行動範囲が広かった我が家ですが、私の出産とコロナで行動範囲が一変。夫の仕事は、2020年の2月から完全リモートに。いまだに出社は禁止。つまり、ほぼ家にいます。

そしてまだ2歳の娘の存在。このコロナ禍で海外には行けません。夫は長期間、家以外で過ごしていないので、最近は息抜きに外で過ごしたいと言うようになりました。休日の家族での過ごし方を考えた結果、東京または関東、関東近辺のホテルステイを定期的にすることに。ステイケーションとか、ホテルリビングと最近は言うそう。そう言う言葉が出てきている=実際に関東のホテルステイ&ディナーの予約は取りづらくなっていると感じます。

ここ最近は、車で栃木に行くことが多くなりました。

 

栃木といえば…外国大使や要人の別荘の歴史がある日光や中禅寺湖。日本の皇室の御用邸のある那須などなど。

特に日光を訪れた時、外国人居留地がある神戸で育った私は、懐かしさを感じました。

都会で忙しく働き、休みが取れると家族で別荘に行く明治時代の外国大使のライフスタイル。憧れます…

その明治時代から外国大使が出入りしていたとして有名な金谷ホテル。

先日、日光と鬼怒川の金谷ホテルに伺いました。

 

鬼怒川の金谷ホテルで拝見したのは、オールドノリタケ(オールドノリタケコレクションしたい…そこそこのお値段するので、気持ち抑制中)。

 

アールデコなデザインは、エレガントでクラシックながらも古さを感じない。

時代を超えて良いデザイン。華やかな色合いは、洋服のデザインの参考にもなります。

 

そして日光の金谷ホテルのレストランのおもてなし。子供用のシルバー(写真だと大きく見えますが、子供サイズのとても小さいものです)。

 

実際に使えるプラスチックの軽いカトラリーもありましたが、子供にもこのように用意頂いたのは感動でした。シルバーのまばゆい光。ステンレスとは違う本物の輝きは、お食事を少し特別なものとしてくれます。

 

エレガントでクラシックながらも古さを感じない。

時代を超えて良いデザイン。

本物の輝き。

少し特別なものとしてくれる。

以上のような言葉が、お洋服にも実現できたら…といつも思ってデザインしています。

毎シーズン、私がデザインする<EFFE BEAMS>では、ホテルへのお出かけ、ちょっとしたお食事に行けるワンピースを作るようにしています。

 

このドラマティックなAラインシルエットは、1950年代の雑誌に出ていたドレスがdesign source 。

冬場はタートルに重ねて着たり。後肩からの大きなタックはさりげなく二の腕をカバーしてくれます。

 

ホテルで座ってお食事。コース料理だとそれなりに時間がかかる。

長時間座ってもシワになりづらい。車や飛行機移動にも楽に過ごせる。

もしかしたら、お食事が終わってゆっくりして、ホテルのスパに行くかも。

そうすると一旦お洋服は畳まないといけない。

ホテルでのお食事は目上の方と同伴かもしれないし、派手すぎるのも良くない。

色んな場面を想像しながらデザインしています。

 

コロナ禍で混沌とした雰囲気はまだまだあるものの、こういったドラマティックなワンピースは着るだけで高揚感が得られます。

 

お洋服を着るのが楽しい、ファッションが大好き。そんな気持ちになっていただけるお洋服が皆様に沢山届けられますように。

 

植田芙未

植田芙未 Fumi Ueda

<EFFE BEAMS>designer

いくつかのアパレル企業を経験したのち、現在は<EFFE BEAMS(エッフェ ビームス)>オリジナルアイテムや、多くのファンを持つブランド<AK+1(エーケーワン)>のデザインを務める。趣味は、上質な食材探しと旅行。家ご飯を充実するために、高級スーパーの徘徊、地方からお取り寄せ、旅行先で新鮮な野菜などを買って帰るのを楽しむ毎日。身に纏うものも、身体に入れるものも上質にできるよう日々奮闘中。

@fuminda

いくつかのアパレル企業を経験したのち、現在は<EFFE BEAMS(エッフェ ビームス)>オリジナルアイテムや、多くのファンを持つブランド<AK+1(エーケーワン)>のデザインを務める。趣味は、上質な食材探しと旅行。家ご飯を充実するために、高級スーパーの徘徊、地方からお取り寄せ、旅行先で新鮮な野菜などを買って帰るのを楽しむ毎日。身に纏うものも、身体に入れるものも上質にできるよう日々奮闘中。

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