機能とデザイン
多種多様に展開されているランニングシューズ。最新テクノロジーの搭載や機能素材の採用など、履き心地は各メーカーが競い合うように年々アップデートされています。その本格的なランニングシューズをファッションに取り入れるなら。村口がレコメンドするのは〈オン〉の「クラウド5」。ランニングからタウンユースまで実際に履いているという彼が、その魅力を余すところなく教えくれました。
プロも頷く快適な履き心地
〈オン〉と出会ったのは、約5年前。当時の僕は、ランニングシューズといえば大手スポーツブランドばかり履いていて、<B:MING by BEAMS>で〈オン〉の取り扱いが始まったのですが、あまり着用する機会がありませんでした。でも、試着してみたら本当に驚いて、それ以来愛用しています。
その驚いた理由は、ソールのクッショニング。ホースの断面から着想を得たという、空洞型になっているソールのパーツが、いろんな角度からの衝撃を緩和して、蹴り出しの反発力と推進力を発揮します。まるで雲の上を歩いているような感覚は、大手スポーツブランドのシューズでは体感したことがないものでした。足の動きに合わせて締め付ける、ゴム製シューレースのフィット感も絶妙で、「クラウド5」を履いて大会に出場しているアスリートもいるそうです。僕も実際に「クラウド5」を履いてランニングしていますし、スリッポンのようにサッと履けるから、子どもと一緒に出掛ける時にも助かっています。
洗練されたシンプルなデザイン
「クラウド5」を<B:MING by BEAMS>でセレクトしている理由は、抜群の履き心地だけではありません。<B:MING by BEAMS>は、ファッションとライフスタイルを提案するレーベルなので、タウンユースとランニングの両方で履けることが肝心。その点でいうと、「クラウド5」は確かな機能性に加えてデザイン性も優れています。ミニマルなアッパーがスタイリッシュで、僕も愛用しているオールブラックはコーディネートに使いやすい。実際ビジネスカジュアルに合わせている人も多いですし。
大反響だった「クラウドモンスター」のデザインも気に入っています。「クラウド5」よりスポーティな印象ですが、ボリューム感が着こなしのアクセントにぴったり。来シーズンも展開予定なので楽しみです。
オンオフで履ける万能性
ランニングやお出掛けから仕事まで、どんな時でも履いている「クラウド5」。オシャレしたい日は、ワイドパンツに合わせてモードを意識したスタイリングに。ソールのハイテク感がちょうどいい具合に主張されます。観光やショッピングで1日中歩き回っても足が疲れません。
もちろん仕事で取引先と会う時にも。小綺麗にまとめたセットアップとの相性が良く、ソールのデザイン性がコンサバを回避します。そして出張の時にも大活躍。飛行機や新幹線に乗っている時もリラックスできるし、知らない土地を朝ランするのも気持ちいい。あらゆるシーンに対応する一足なので、ここだけの話、他のスニーカーの出番が減ってます(笑)。