「PLAN B」が第3弾アーティストとして迎えるのは、
今やそのサウンド、MV、ステージパフォーマンス、歌詞など、
一挙一動が注目を集めるアーティストへと変貌を遂げたユニット・水曜日のカンパネラ。
今回は、第一線で活躍するスタッフが集結し、
水曜日のカンパネラ史上最大規模の撮影になった新曲「松尾芭蕉」のMV制作現場に、
ドキュメンタリー映画監督の岩渕弘樹が密着。
映画『モッシュピット』(2016)などでその手腕を発揮している彼が、
刻一刻と猛烈なスピードで変化する水曜日のカンパネラの「今」を保存する
ドキュメンタリー作品を作り上げた。フロントマンのコムアイはもちろん、
水曜日のカンパネラを形成する数多くのスタッフの証言で構成された全4回に渡る放送は、
彼らのMV制作にかける想いを知る貴重な機会になるだろう。
ARTIST PROFILE
水曜日のカンパネラ
2012年、夏。初のデモ音源「オズ」「空海」をYouTubeに配信し始動。
「水曜日のカンパネラ」の語源は、水曜日に打合せが多かったから・・・と言う理由と、それ以外にも、様々な説がある。
当初グループを予定して名付けられていたが、現在ステージとしてはコムアイのみが担当。
それ以降、ボーカルのコムアイを中心とした、暢気でマイペースな音楽や様々な活動がスタートしている。
岩淵弘樹
1983年、宮城県生まれ。
大学卒業後、派遣社員となった自身を撮影したドキュメンタリー映画「遭難フリーター」(07)が山形国際ドキュメンタリー映画祭に招待され、09年に劇場公開。
震災後の実家仙台のクリスマスを追った「サンタクロースをつかまえて」(12)は東京国際映画祭ある視点部門に出品。
ミュージシャン大森靖子と歌舞伎町のラブホテルで2泊3日過ごした「サマーセール」(12)はMOOSIC LAB2012でベストミュージシャン賞を受賞。
東京アンダーグラウンドの音楽シーンを追った「モッシュピット」(16)が劇場公開。
山田智和
映画監督、映像作家。東京都出身。
クリエイティブチームTokyo Filmを主宰、2015年よりCAVIARに所属。
2013年、WIRED Creative Huck Awardにてグランプリ受賞、 2014年、ニューヨークフェスティバルにて銀賞受賞。
水曜日のカンパネラやサカナクションらの人気アーティストの映像作品を監督し、映画やTVCM、ライブ演出と多岐にわたって演出を手がける。
シネマティックな演出と現代都市論をモチーフとした映像表現が特色。
今回、水曜日のカンパネラのNEW MUSIC VIDEO「松尾芭蕉」も監督した。
Photographer : Ryuichi Taniura