建築や写真に着目した書籍を手掛ける、ポーランド発の独立系出版社〈ZUPAGRAFiKA books(ズパグラフィカ ブックス)〉。

ブルータリズム建築を中心としたフォトページに加えて、建築物の紙製模型がセットになったユニークな一冊です。

ブルータリズム建築とは、第二次世界大戦後の1950年代に世界中で流行した建築様式のこと。打放しコンクリートやガラス等の素材をそのまま使い、「ブルータル(＝獣のような、荒々しい)」の言葉の通り、粗野で装飾を廃した建築のことを指します。

本書では、旧東欧諸国と旧ユーゴスラビアに建てられたブルータリスト建築とモダニズム建築を収録。
モスクワの巨大な住宅地からトビリシの荒々しいスカイラインに至るまで、建築にとどまらず歴史に関する洞察が記されています。

本書の終盤には9つの模型が掲載されており、押し出して組み立てることができます。「見る」、「作る」の両面から建築様式を味わえる一冊です。

【仕様・詳細】
・出版社：ZUPAGRAFiKA(2021)
・頁数：72ページ
・サイズ：240x300mm
・ハードカバー
・模型：鶏の足の家(モスクワ)、スカイブリッジ住宅団地(トビリシ) 、ホテル サルーテ(キエフ)、学生寮ゴツェ デルチェフ(スコピエ)、ハウス デア スタティスティック(ベルリン)、ハバナ住宅団地(ブダペスト)、ククルザ住宅団地(ミンスク)、ホテル アマナウズ(ドンバイ)、ブルガリア共産党記念碑(ブズルジャ)

※本書は印刷や製本、紙の性質上、折れや汚れがある場合がございます。不良品ではございませんので、あらかじめご了承ください。