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屋根から降りてきた
日本の美意識
— icci KAWARA PRODUCTS

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土井地 博 (BEAMS Senior Creative Director)
百年の瓦を、掌の中に。

土井地 博

(BEAMS Senior Creative Director)

百年の瓦を掌に

— icci KAWARA PRODUCTS

 

瓦という日本の原風景

日本の街並みを思い浮かべるとき、あなたの記憶には何が浮かびますか?

山あいの集落、海辺の町、静かな寺社の参道。

そこに必ずあるのは、瓦屋根の家々が連なる風景です。

 

瓦は、千年以上にわたり日本の建築を守り続けてきました。

土と水と火だけで生み出される、極めてシンプルな素材。

しかし、その耐久性、美しさ、そして時を経ても変わらぬ佇まいは、

どの時代にあっても人々の暮らしの一部であり続けました。

一ノ瀬瓦工業の百年

山梨県笛吹市に拠点を置く一ノ瀬瓦工業は、瓦づくり一筋で百年を迎えます。

代々受け継がれてきたのは、技術だけではありません。

土の選び方、湿度や気温の読み方、火の扱い方。

それらはマニュアルではなく、職人の経験と感覚に刻まれた“生きた知恵”です。

 

創業当時、瓦は住宅の象徴的な存在でした。

しかし現代では建材や住宅様式の変化に伴い、瓦の需要は減少。

このままでは、百年培った技術も、瓦の文化そのものも失われかねない。

そんな危機感から生まれたのが、〈icci KAWARA PRODUCTS(イッチカワラプロダクト)〉です。

屋根の上からテノヒラの上へ

「瓦を屋根から降ろし、暮らしの中へ」

このシンプルで強い想いが、ブランドのすべての出発点。

 

瓦はただの建材ではなく、焼き物としての魅力を持っています。

釉薬のかかり方、焼きむら、表面の微細な凹凸。

炎の温度や窯の中での位置によって一つひとつが異なり、

まるで絵画のように、その瞬間にしか生まれない景色を纏っています。

 

この唯一無二の美を、日常で使えるかたちに変換する。

それがicciの挑戦でもあり私が惹かれた点でもあります。

五感で感じる瓦

手に取った瞬間、瓦は語り始めます。

ひんやりとした質感は、土の記憶。

重みは、時間の積み重ね。

指先を滑らせれば、釉薬のなめらかさと素地のざらりとした感触が交互に訪れます。

 

光を受ければ、マットな質感が柔らかく反射し、影を美しく落とします。

この静けさと存在感は、他の工業製品にはない、土と火が生んだ生命力です。

土井地商店が選んだ理由

「その人、その土地、その物語が詰まった商品」という理由を選びました。

それは単なる器やオブジェではなく、

“日本のヒトカケラ”を未来に手渡す行為でもあると思います。

 

icciには、百年の職人技と革新の精神、日本の原風景、

そしてこれからの暮らしに必要な静けさが揃っていました。

《icci KAWARA PRODUCTS》は、まだ始まったばかりです。

屋根の上で百年守られてきた技術が、これからは食卓や書斎、

そしてあなたの毎日に寄り添う存在へと広がっていきます。

 

百年先の未来にも、この瓦の温もりと美しさが残るように。

icciは今日も、土と火と向き合い続けています。

あなたの掌に、日本のヒトカケラを。

ぜひこの特別な一片を、あなたの暮らしに迎えてください。

 

 

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( PROFILE )

美しいデザインが
とにかく好き。
土井地 博
(BEAMS Senior Creative Director)

ショップスタッフを経て、20年以上BEAMSグループの宣伝PR業務を行い、その後グローバルプラットフォームを持つ国内外の企業や組織、ブランド、人などと次世代に向けたアライアンスを組む新たなビジネスモデルを立ち上げる。現在はディレクターを集結したエージェンシーであるディレクターズバンク室長を務める。シニアクリエイティブディレクターとして革新的な価値創出やブランドイメージの向上、ビームスが目指すビジョン実現に向けた推進を行う。また出雲観光大使やこうげい社・旧白洲次郎 正子邸である武相荘のクリエイティブディレクター、その他ラジオパーソナリティ、大学非常勤講師、 司会業、各講演など仕事は多岐にわたる。

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