RECRUIT

誰にでもチャンスがある、若手も活躍できる会社。

2024.03.26

INTERVIEWEE
  • ビームス 恵比寿 サービスマスター 兼 オムニスタイルコンサルタント
    Heg.

Photo : Masanori Akao(whiteSTOUT)
Text : Rie Ochi

TOPICS :

SERVICE
MASTER

接客の達人

『STAFF OF THE YEAR2022』でグランプリを受賞、社内外で講習を行うなど活躍中のHeg.。デジタルツールを活用した彼女ならではの接客方法や今後のさらなる目標を話してもらいました。

今注目されている
デジタル接客とは。

Q.ビームスに入社を決めた理由を教えてください。

A.一言でいうと、仕事もプライベートも両方充実させたかったからです。就職活動ではセレクトショップはビームスだけを受けていて、当初は先に内定をいただいた繊維商社の総合職につく予定でした。けれど、先輩社員から商社は7〜8年働いてやっと一人前で、そこから本格的にキャリアがスタートする。海外とのやりとりのために休日も仕事で忙しいことが多く、プライベートを犠牲にする可能性があると聞きました。でも私は仕事100%の人生ではなく、結婚もしたいし、子どもも欲しいし、やりたいことがたくさんありました。いろいろ考えた結果、ビームスで働くことが、より自分の人生が豊かになると思ったんです。

Q.ビームスのどんなところに魅力を感じましたか?

A.もともと洋服も好きでしたが、なによりも人や社風に惹かれました。大学時代の4年間、ビームスでアルバイトをしていたので、会社の様々な方とお話する機会も多く、「この人たちと一緒に働きたい」という想いを強く持っていました。いろんなものに興味を惹かれるタイプなので、自分の好きなことや趣味を仕事に結びつけられるところも楽しそうだなって。他社でのアルバイト経験もないので、ビームスしか知らない生粋のビームスっ子になってしまいました(笑)。

Q.入社してから現在まで、どのような仕事を担当してきましたか?

A.現在入社8年目で、入社後は販売員として「ビームス 二子玉川」に配属され、その後「ビームス 恵比寿」に異動。現在はオムニスタイルコンサルタントの仕事も兼務しています。オムニスタイルコンサルタントとはデジタルツールを活用して店頭やオンラインで接客する部署で、デジタル接客が得意なスタッフが集まっています。新作アイテムをいち早く撮影して情報を発信したり、最近は『STAFF OF THE YEAR 2022』を受賞したことをきっかけに、社外での講演会やビジネスフェアでの登壇も増えました。

Q.今の仕事内容について教えてください。

A.社内外に向けて、デジタルとリアルを融合させた接客スタイルの勉強会などをしています。店頭であれば、デジタルツールを活用してお客様に接客しながら機能をご案内する。例えば、お客様が気になった商品のバーコードをアプリでスキャンすると商品情報やスタイリングが見られます。接客しているとその場で買ってほしいという気持ちが強くなりがちですが、購入しないお客様に対しても情報を持ち帰ってもらうんです。私は個人の公式LINEも運営しているので、LINEに登録していただくなど、なるべくお客様にお店へ来て良かったと思ってもらえる体験をしていきたいと思っています。ビームス公式オンラインショップにご来店いただくことも含めて、店頭で一度きりで終わるのではなく、お客様とまたつながる機会を持ちたいと思っています。

Q.デジタル接客に力を注ぐようになったきっかけはなんですか?

A.今はお客様自身が商品をリサーチしてご来店いただくことが多いです。お客様がデジタルを入り口にしているのに、私たちがデジタルツールを使わなくてどうするんだ、時代に合わせて変化しなければという思いからです。入社当初、ビームス公式サイトに「スタイリングを載せてみない?」と言われた時も、顔も名前も出したくなかったのですが、逃げちゃいけないなって。そもそも私自身はオンラインショップでの買い物が苦手なんです。「実物も本当にこの色?」とかあれこれ不安でいっぱい。だからこそ、お客様が何を不安に感じるのかという個人的な視点を活かして、なるべく不安を払拭できるように心がけています。「買ってよかった」とLINEでメッセージをいただけるとやっぱり嬉しいですし、実際にお会いしたことのないお客様とコミュニケーションできるのもデジタルのいいところ。リアルでもデジタルでも、お客様からリアクションをいただけるとやりがいを感じます。

社内の風土、頑張る
社員への協力体制。

Q.どんな人がビームスで働くのに向いていると思いますか?

A.ポジティブな人。私自身も基本的に弱音を言いませんし、常にポジティブでいるように心がけています。ポジティブじゃないと新しいものは生み出せない気がするんです。ビームスはいつも新しいつながりやビジネスを生み出そうとする会社なので、とりあえずやってみようという前向きな姿勢が大事だと思います。誰にでもチャンスがあるし、何年目にならないとこの仕事はできない、という縛りもありません。若手も活躍できる場があるので、「やりたいです」と声を上げられる人が向いていると思います。新入社員でも店舗の中で「こういうことをしたい」とマネージャーに提案したら、店舗でやってみようと受け入れてもらえることが多いです。

Q.これまでの経験の中で、「ビームスっぽい」と感じたエピソードを教えてください。

A.ビームスは頑張っている人を応援してくれる会社。それを一番感じたのが『STAFF OF THE YEAR2022』に出場した時のことです。アパレルブランドに所属する店舗スタッフから日本一の“令和のカリスマ店員”を決めるイベントで、審査に一般投票もありました。オフィスのエレベーターに乗っていると面識のない社内スタッフから「Heg.ちゃん、毎日投票してるよ。頑張ってね!」と声をかけてもらうことが日常茶飯事。大会後もオフィスフロアの壁面に私の写真が貼られていて、頑張っていれば分け隔てなく応援してくれる姿勢がビームスらしいなって感じます。ビームスには接客において社内外から高い支持を得る、優れた接客技術を持つサービスマスターと呼ばれるスタッフがいるのですが、接客の勉強会を個人的に開いてくださって、そういうレジェンドたちのサポートも心強かったです。

Q.スキルアップのための制度はありますか?

A.スキルアップのための勉強会がたくさん開催されています。私が開催した例をあげると、デジタル接客につい社内のみなさんにもお伝えしたくて、3回にわけて勉強会を開きました。入社したら、まずスタイリングの投稿をすることになると思うのですが、どうしてもマンネリになってしまいがち。普段の投稿が顧客づくりに直接つながるので、投稿の質を高めるテクニックなどを紹介しました。

趣味やプライベートでの
過ごし方にフォーカス。

Q.普段の趣味や好きなカルチャーはなんですか?

A.昔から音楽が好きです。特にロックやパンクが好きで、ライブにもちょこちょこ行きます。あとはストレス発散のためにカラオケも。『STAFF OFTHE YEAR 2022』の大会前は発声練習を兼ねて、1時間半ひとりカラオケをしていました(笑)。音楽は自分のエンジンをかけるきっかけでもあるので、いつもイヤホンで音楽を聴きながら出勤しています。あとは、仕事効率を考えることがすごく好き。段取りを考えて、要領よく物事をこなしたいタイプなので、普段から便利なアプリやガジェットを探して使っています。

Q.これからの仕事の目標は?

A.はからずも『STAFF OF THE YEAR 2022』で優勝して、“令和のカリスマ店員”と呼ばれるようになったので、その称号をキープしたいですね(笑)。当初はオンライン接客力のあるアパレルスタッフを決める大会だと思っていたものの、気がつけば「接客力No.1のHeg.」と呼ばれる機会が増えたので、その表現に追いつかなければという焦りがあります。気を引き締めて、しっかりと店頭に立ちたいと思っています。

いつも出勤時に使っているお気に入りのワイヤレスイヤホン。好きな音楽を聴いて気分を高めるのがルーティーン。

MESSAGE

  • 人生には分岐点がいくつもあると思っています。自分がその時に一番大切にしていることは何かを考え、選択すれば自ずと道が開けるはず。私は「仕事もプライベートも楽しむこと」を大事にして、この会社に決めました!

PROFILE

  • Heg. ビームス 恵比寿 サービスマスター 兼 オムニスタイルコンサルタント 2017年入社
    「ビームス 恵比寿」スタッフ。オムニスタイルコンサルタント。『STAFF OF THE YEAR 2022』でグランプリを受賞し、全国8万人の販売員の頂点に。趣味は音楽。