RECRUIT

ママが自分らしさを活かせる働きやすい環境。

2024.03.26

INTERVIEWEE
  • こども ビームス ショップマネージャー
    玉野晴美

Photo : Masanori Akao(whiteSTOUT)
Text : Rie Ochi

TOPICS :

MOM
WORK

子育てと仕事

入社当初から「こども ビームス」で働いてみたいと希望していた玉野。念願叶って二年前に「こども ビームス」ショップマネージャー職に。今の業務内容や子育てをしながら働くことについて話してもらいました。

念願の「こども ビームス」
ショップマネージャーとしての日々。

Q.ビームスに入社を決めた理由を教えてください。

A.もともと教師になりたくて、大学進学のために上京したんです。岡山から横浜に来てみたら、みんなおしゃれだしキラキラして見えて、それまで興味のなかったファッションに目覚めてしまいました。なかでもビームスは、何度通っても飽きない刺激的な場所でした。当時、横浜駅西口にあったビームスには、多い時で週4回も通っていたほど。いつ行っても新しい提案があってワクワクするし、時には「誰が買うの?」っていうアイテムもあったり(笑)。そんなハズシがあるところも、ビームスっぽくて魅力的でした。最終的に自分にとって一番楽しいことって何だろうと考えて、「服飾の仕事につきたい。働くなら本当に親しみのあるブランドがいい」と思って入社を決めました。

Q.入社してから現在まで、どのような仕事を担当してきましたか?

A.入社16年目になりますが、販売員として路面店、商業施設内の店舗、アウトレットなど6店舗ほど経験し、2年前に「こども ビームス」へ異動しました。入社当初から「こども ビームス」で働いてみたいと思っていたので、念願が叶いました。仕事内容としては販売はもちろん、社歴が長くなるにつれて商品配置やディスプレイを考えるVMDなどを任され、最近は展示会にバイヤーと一緒に同行したりと、商品の企画にも携わっています。販売員は名刺を交換する機会が少ないのですが、「こども ビームス」異動後は取引先とコミュニケーションを取る機会が増えたので、名刺入れを持ち歩くように。

Q.今の仕事内容について教えてください。

A.「こども ビームス」のショップマネージャーとして、販売に加えて、スタッフのマネジメント業務も行っています。また、「こども ビームス」では、オリジナルレーベルの商品づくりにショップスタッフもいちから携わることができます。店頭に立ちながらお客様の声を直接聞いたうえで、どんな商品が求められているのかを企画し、デザインや色、生地を決めて形にしていく。そうやってつくった服を最後は自分たちで販売するので当然熱が入りますし、すごくやりがいを感じます。

ショップカラーの鮮やかな水色が映える「こどもビームス」の名刺。異動後、取引先との名刺交換をすることも増え、名刺入れは欠かせない仕事道具に。

コロナ禍で感じた
ビームスの温かさ。

Q.どんな人がビームスで働くのに向いていると思いますか?

A.ビームスには面白い人、真面目な人、聡明で賢い人、子どものようなピュアな心を持っている人と、本当にいろんな人がいます。「こういう人になりましょう」というモデル像もないので、いい意味でバラバラ。個性を寄せ集めたような会社だから、物事を柔軟に捉えることができる人が向いていると思います。知らないことは「あんな考え方もあるんだな」と吸収して、「自分はこうしよう」とポジティブに転換できるような。あとは、どんなことも前向きにできる人。与えられた状況を心から楽しめれば自分自身のためにもなるし、まわりにもいい影響を与えられるので。

Q.これまでの経験の中で、「ビームスっぽい」と感じたエピソードを教えてください。

A.私にとってのビームスらしさは、人の温かさを感じられることです。どんなことも機械的じゃないんです。それを改めて感じたのがコロナ禍の時でした。みんな漠然とした不安を抱えて、未曾有の事態に会社も窮地に立たされていたはずですが、設楽社長は「ビームスは絶対に人を守ります」と断言してくれました。人を守ることで、会社そのものも守る。スタッフを心から大切にしてくれているんだ、この会社で良かったって思いました。普段から社長や副社長は店舗を訪れて、「頑張ってくれてありがとう」といつも声をかけてくれる。そんなところも温かいなと思っています。

Q.新入社員時代に教わって、続けていることはありますか?

A.休憩中にごはんを食べる時、男性も女性も当たり前のようにバンダナを首元につけて、前かけ代わりに使っていることにびっくり。「販売員たるもの、ごはんやソース類が飛び散って、洋服を汚すことはあってはならない」と先輩から教えていただきました。前かけをするなんて子どもの時以来でしたが、今も必ずつけています。ビームス社員にとってバンダナは必需品。だから、バンダナがショップに入荷するとスタッフの争奪戦になるんです(笑)。

Q.働くうえで大切にしているルールはありますか?

A.当たり前のことをちゃんと当たり前にすること。挨拶をしっかりする、遅刻しない、ルールを守るなど、言葉にしてしまうと小学生みたいですけど、すごく大切だと思っています。当たり前のことをやってこそ信頼が生まれるし、自分のやりたいことを主張できる。私は個性が際立っているわけでも、何かに長けているわけでもないけれど、コツコツとやるべきことをしていたら今のポジションにつけました。ビームスは個性的で目立つ人もたくさんいますが、自分には秀でた個性がないと思っている人でも活躍できる場があります。

趣味やプライベートでの
過ごし方にフォーカス。

Q.ママスタッフとして、仕事と育児の両立はしやすいですか?

A.私には2人の娘がいて、短時間勤務制度を利用しています。時短でもショップマネージャーとして働いていますし、ママだからといってやりたいことを諦めなくていい。勤務時間の最低ラインは決まっていますが、もう少し長く働けるな、もうちょっと短くしたいなと融通も効くので、時短のママでも働きやすい環境です。もちろん時短なぶん、生産性を上げることを意識したり、自分ひとりではできないことが物理的に出てくるので、他のスタッフを信頼して仕事を任せることを大切にしています。

Q.普段の趣味や好きなカルチャーはなんですか?

A.子ども服をデザインすること。母親が洋裁の先生だったので、私が欲しい服を絵に描くと、母が縫って形にしてくれるんです。娘に似合う生地を選び、着心地にこだわって作っています。いいものができたら、企画書を書いて提出することもあります。子ども服って見た目がかわいくても着心地が悪かったり、トイレに行きづらかったりしたら着てくれません。子どもがいるからこそ身につけた目線で企画できることはすごく楽しいんですよ。それとヴィンテージカルチャーが好きで、自分自身のスタイリングにもその要素を取り入れることが多いです。「こども ビームス」でも古着や雑貨を集めた『KIDS VINTAGE MARKET』というイベントを開催したことがあります。

Q.これからの仕事の目標は?

A.代官山の「こども ビームス」は2008年にスタートして、15年間、先輩スタッフがショップマネージャーを務め続けていました。2代目を任されたばかりなので、お客様にとってこれまで以上に魅力的なお店にしていきたい。そして「こども ビームス」のスタッフが目標を持って楽しく働ける体制を整えていくことが目下の目標です。個人的にはお客様のリアルな声を拾いながら、洋服の企画やバイイングの方面にも進めればと思っています。

絵型を元に、洋裁の先生だったお母様が形にしてくれた子ども服。共同制作したこども服は数えきれないほど。

MESSAGE

  • ビームスは“クセのある人”が多く、常に感性を刺激される会社です。みんな違って、みんないい!自分の個性と"好き"を活かして仕事と人生を楽しめるチャンスがあちこちに。たくさんのヒトと話し、色々なモノを見て、多くのコトを吸収してほしいです。

PROFILE

  • 玉野晴美 こども ビームス ショップマネージャー 2008年入社
    「こども ビームス」ショップマネージャー。娘2人のママ。子ども好きで、学生時代には教員免許も取得。趣味は子ども服をデザインすること。