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MILITARY

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ミリタリーウェアのミリタリーとは軍隊、つまり兵士たちが着る洋服のことをいいます。ワークウェアにもいえることですが、明確な目的のために開発されたミリタリーウェアは、大量生産を可能にする最小限の資源を使いながら最大限の機能を持つ、機能服の元祖として、数多くのメンズウェアの起源となってきました。
戦争のために生まれた服、その生い立ちは決して幸せなものではありませんが、そこから生まれたディテールが、現代の洋服に与えた影響はとても大きなものがあります。そのアイテムが生まれた時代において、最先端の技術や生地が惜しげもなく使用されてきました。そして大量生産の結果、それらの技術や性能が一般の服に広まるきっかけを作ってきたのです。
今も残る数々のユニフォームやワークウェアも起源を辿ればミリタリーウェアに行き着くものばかり。過酷な環境において身に纏う者たちに最大限のサポートを与えてくれるアウトドアウェアも、そのほとんどの起源がミリタリーウェアといえます。そんなルーツを知りながら着るミリタリーウェアも、私たちのスタイルにおける大事なトラッドなのです。

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ウッディ・アレンが着たM-51ジャケットがトラッドならば、もしかしたらM-65パーカーもそうなるかも? 試しにアイビーガール定番のキルトスカートとカーディガンを合わせたら、予想以上のトラッドに。ポイントは柄と色の使い方です。
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“M-65” PARKA
ミリタリーウェアを愛する私たちが、ミリタリーを元ネタに服を作るときに心がけているのは、本物に敬意を払いつつ、いかにBOYらしくアレンジするか。
こちらのM-65パーカーも例外なく、本来は取り外し可能なライナーとフードがセットになっていますが、BOYではボディ本体のみ展開しています。日本は真冬でも寒冷地ほど厳しい寒さになりませんし、何より私たちが自由に冬のレイヤードスタイルを楽しみたいので、ボディだけの方が実は都合がいいのです。
素材はソロテックス®️に変更し、軽くてケアしやすい現代的機能を搭載。ディテールを忠実に再現しながら、随所に遊び心を加えているのもBOY流です。
ライニングやフードを取り付けるボタンは健在。別売りのキルトライナージャケットを装着することもできます。
ウエストはドローコードでフィット感を、フィッシュテールはボタンで着丈を調整することが可能です。
私たちはグリーンを見た瞬間に、ダートマス大学のカレッジカラーを連想します。こじつけに思われるかもしれませんが、グリーンを基調としたコーディネートはアイビースタイルなのです。それがミリタリーのライナージャケットだとしても。
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QUILTED LINER JACKET
映画やドラマの脇役がスピンオフ作品で主役になることはよくありますが、ごく稀に本家の主役を食うほど人気になってしまうことがあります。M-65パーカーに置き換えると、ライナーがその脇役に該当します。元々取り外せるようになっているライナーですが、近年はアウター単体として楽しむ人が増え、M-65パーカーは持っていなくてもライナーは持っている、という逆転現象が起きています。
M-65パーカーの中に隠れて、長らく日の目を見てこなかった時期を知っている私たちとしては、嬉しい反面、どこか寂しさを感じています。その気持ちを素直にぶつけるため、BOYらしいライナーを本気で作ってみました。
キルティングは得意のクレイジーパターンにして、ウエストに杉綾テープのベルトをプラス。M-65パーカーに取り付ける仕様や脇下のベンチレーションなど、本来のライナーとしての基本ディテールは踏襲。いつでもM-65パーカーに帰ってきてね、という思いも込めて。
PEA COAT
BOYが別注をお願いするブランドには、私たちの本物志向なリクエストを忠実に再現してくれるブランドや、私たちと似た視点を持ってアレンジを楽しんでくれるブランドなどがあり、〈ハバーサック〉は後者だと思っています。
2年ぶりに再別注したピーコートも、アイテムのルーツを大切にしながら、〈ハバーサック〉らしさが全開の名作です。素材にはブランドオリジナルのメルトンファブリックを使用し、高密度に織られた生地だからできるカットオフの始末に。
シルエットは身幅を広く取ったオーバーサイズで、袖付けはセットインからラグランスリーブへ変更。ピーコートの見た目を崩さずに、かなりの手数で攻めた一着。流石です!
ダブル前のリーファカラーとチンストラップを組み合わせた襟の仕様。
ハンドウォーマーポケットは、ミリタリーでよく見る貫通ポケットに。
脇下の菊穴ステッチは通気性をよくするための工夫。
CHINO PANTS
〈バズリクソンズ〉と作り続けている別注に加え、今シーズンはオリジナルでもチノパンを作りました。今回の元ネタは1950年代のアメリカ陸軍のチノパンです。別注では本物を再現する手法を取っていますが、こちらは“ありそうでない”を狙っています。
素材には微起毛の柔らかい生地を選び、穿きやすさを考慮してボタンフライをジップフライへ変更。一方、当時のミリタリーチノの特徴である後身頃の抑えステッチ、ベルトループに通したタコ糸など、私たちの視点で必要なディテールは積極的に採用しています。BOYの定番として長く愛されるアイテムになってくれたら嬉しいです。
片玉縁仕様のコインポケット。あまり使われる機会はないかもしれないけれど、省くことができない大切なポイント。
ヒップポケットも片玉縁仕様に。細かいけれど、特徴的なディテールが満載。
私たちの冬の定番、シャギードッグセーター。カーディガンとセーターのアンサンブルスタイルが実現できるブランドはなかなかないのでは? 新型のミリタリーチノと真っ赤なオペラパンプスを合わせる着こなしは、まさにBOYならでは。
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OVER PANTS
寒冷地の防寒用に開発されたM-51フィールドカーゴパンツは、パンツの上から重ね着することを前提としているため、かなり太めのシルエットが特徴です。BOYでは元ネタをそのまま再現するのではなく、大胆なアレンジで攻めてみました。
取り外し可能なストラップをつけてオーバーオール型に変更し、サイドのカーゴポケットを省くことでミリタリーの武骨さを軽減。一方、膝の可動域を広げるために入れたタックや裾のドローコードは健在です。必要なディテールを取捨選択することで、BOYらしい新しいオーバーパンツが完成。
元ネタのフロントポケットはフラップ付きの貫通式ポケットですが、BOYでは袋布をつけてスラッシュポケットに変更。フラップはM-51の面影を消さないための飾りとして残しています。
フラップ付きポケットも特徴の一つ。活動の中でポケットの中身を守る大切なディテールです。
寒冷地において、風の侵入を防ぐのに役立ったドローコード。
UTILITY PANTS
私たちが作りたいと思っている“ありそうでないアイテム”は、決して奇抜なものではなく、素材を変えることで実現できることもあります。例えば、元ネタが1970年代のアメリカ海軍のユーティリティパンツのこちらは、本来は頑丈なデニムなどで作られていますが、ソロテックス®混の素材に変更することで印象をガラリと変えています。
さらにグリストーン加工を施すことで上品なフェード感が生まれ、ミリタリーウェアによく用いられるバックサテンのようなツヤ感を表現するなど、ただの生地替えだけで終わらせないのが私たち。想定を超える出来栄えに満足です。
パッチポケットの仕様は、元ネタにしたユーティリティパンツを踏襲。パッと見はアメリカ陸軍のベイカーパンツのようなルックスですが、くれぐれもお間違えのないように。
ヒップポケットは左側だけボタンスルー仕様に。こちらも元ネタを再現したもの。
THERMAL
LONG SLEEVE T-SHIRT
ミリタリーのアンダーウェアとして誕生したサーマルTシャツは、私たちにとって最もベーシックなインナーです。白いTシャツ同様、何枚でも持っていて良いという自分都合のルールを設けているため、自分でもびっくりするほどクローゼットにサーマルが沢山あります。ですが、すでに今シーズンはBOYオリジナルの買い足しが確定。何故なら、定番のワッフルサーマルTシャツをアップデートさせたばかりなので、実際に着て、その魅力をきちんとお伝えしたいから。
肩幅と身幅をほんの少し大きく修正し、よりリラックスできるサイズ感に。アームホールの縫い目に少しカーブをつけることで肩周りの着心地を改善。カフスを長く、袖口を小さくしてフィット感を調整しました。ネックも詰めているので、肌見えは心配ありません。もちろん、フラットシーマー製法は健在。バッチリおすすめできる自信作です!
SOUVENIR JACKET &
SOUVENIR BAG
〈テーラー東洋〉全面協力により、ヴィンテージスカジャンの中でも一際レアなアイテムを完全復刻しました。同社のアーカイブから見つけた、1940年代後期に日本駐留アメリカ兵がカスタムオーダーしたジャケットです。
スカジャンが今の形になる過渡期に作られたとても貴重な一着を、〈テーラー東洋〉にしかできない圧巻の作り込みで忠実に再現しました。また、1950年代にスーベニアとしてアメリカ兵に人気だったクッションカバーは、フリンジを活かしながらバッグにアレンジしています。スペシャルアイテムなので、お見逃しなく!
胸には牡丹の花、背中にはバッグと同じ龍を刺繍。愛嬌のある表情がたまらなく可愛い!
襟や剣玉縁ポケット、カフスの仕様など、非常に珍しいヴィンテージの仕様が盛り沢山。フロントとカフスのくるみボタンは飾りで、実はスナップボタンになっています。
ABOUT

25年前の1998年、〈ビームス ボーイ〉のお店が誕生しました。コンセプトはその名の通り、『男の子のような女の子』。定番として愛され続けるメンズ服に惹かれる女性、そんな人たちのために生まれたお店です。

25周年のアニバーサリーイヤーにあたる今年、フラッグシップショップ「ビームス ボーイ 原宿」は同じ明治通り沿いに移転し、より大きくなって新しいスタートを切りました。

この大切な年に改めて、ブランドの根底にあるトラッドに着目。そして、トラッドの中でも私たちのスタイルを形作る中心ともいえるプレッピーをメインテーマにスタイルブックを制作しました。

アメリカ東海岸の学生たちの間で生まれたスタイルであるプレッピー。キャンパス内外での暮らしの中で派生した着こなしは、〈ビームス ボーイ〉というブランドを形成するカテゴリであるトラッド、アウトドア、ワーク、スポーツ、ミリタリーを上手にミックスする、まさに私たちの着こなしの教科書といえるものです。

ルール・ルーツを知って、ストーリーのあるファッションを楽しむ。さらにそれを知った上で自分流のアレンジを生み出していく。そのために背景とモノに軸を置いた、自分のスタイルを作り上げるためのバイブルのような辞書。

過去、現在、そして未来の〈ビームス ボーイ〉を網羅するスタイルブック、それが『THE INDEX: PREPPY』です。

INFORMATION

9月16日(土)より『THE INDEX: PREPPY』
ブック配布開始!

BEAMS各店舗※1 およびBEAMS公式オンラインショップ※2 にて、
〈ビームス ボーイ〉の商品をご購入いただいたお客さまに、本コンテンツを1冊に収めた『THE INDEX: PREPPY』ブックを先着でプレゼントします。
数に限りがございますので、予めご了承ください。

※1 BEAMS各店舗:〈ビームス ボーイ〉の商品を税込15,000円以上ご購入のお客さま。
※2 BEAMS公式オンラインショップ:〈ビームス ボーイ〉の商品を1点口(商品単品)で税込15,000円以上ご購入のお客さま。セール商品、アウトレット商品、予約商品は対象外です。