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WORK

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〈ビームス ボーイ〉にとってなぜワークウェアがなくてはならない大事なカテゴリの一つなのか? それはトラッドとはまた違った視点で、私たちに洋服というものの成り立ちを教えてくれる教科書のような存在だからです。ワークウェアとはその名の通り、“働く”ために生まれてきた洋服です。労働の現場において、安価で大量生産を可能にしつつも、耐久性に富み、安全にその環境で働くためのもの。そこで生まれた数々のディテールこそワークウェアの特徴です。
例えば3本針のステッチ。それはハードな仕事にも耐えうるようにステッチ箇所が引き裂けにくくするために生まれたもので、裾についた三角マチもまた同じ目的のために生み出されました。リベットやカンヌキ留めはポケットの縁を補強してくれます。注意してみなければ見落としがちなこうしたディテールは、先人たちが知恵を絞って生み出した機能性と共にどこか温かみを感じさせるものとなっています。
私たちがワークウェアをファッションとして身に纏う上で、これらのディテールは、もはや必要がないものなのかもしれません。けれども、何故このアイテムが生まれたのか? その成り立ちやストーリーを愛する〈ビームス ボーイ〉にとって、何よりも愛すべき、そして価値のあるディテールとなっているのです。

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とってもワークなデニムペインターパンツをトラッドに穿きたいなら、ハリスツイードのコートとB.D.シャツを合わせるのはいかが? コートからちらりとステッチワークが見えても断然トラッド。実はヘアピンもさりげなくチェック柄です。
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PAINTER PANTS
画家やペンキ職人が穿くパンツとして名付けられたペインターパンツは、そのディテールの特徴から別名でカーペンター(大工)パンツとも呼ばれています。作業に適した丈夫な素材と機能的なディテールを備えているのが特徴で、ワークウェアを代表するパンツです。
BOY定番のデニムペインターパンツは、ワークパンツらしい仕様をそのままに、余計なデザインを加えずに作り続けています。経年変化を楽しみながら、ボロボロになるまで穿き潰してもらえたら嬉しいです。
程よくルーズなシルエットに合わせてヒップポケットは大きめに。
ハンマーを引っ掛けるためにつけられたハンマーループ。
定規やスパナなど、仕事道具を入れるためのポケット。
右身頃のスラッシュポケットの近くにはコインポケットも健在。カンヌキ止めが目印です。
負荷がかかりやすいワークウェアは、二本針ステッチで頑丈に。
DENIM SKIRT
いい機会なので、私たちのデニムスカートについて改めて説明させてください。ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、定番のデニムスカートは、5ポケットのデニムパンツをBOY流にスカートへアレンジしたものです。まわりくどい表現になってしまうのは、ワークの歴史が生み出した名作、5ポケットのデニムパンツに対する私たちのリスペクトを示したいから。
素材にはストレッチ性があるデニムを使用し、裾周りにボリュームを出して上品なシルエットに仕上げることで、現代的な“デニムパンツをアレンジしたスカート”になっています。面倒くさくてすみません。
1900年代初頭に〈リーバイス®️〉がヒップポケットを2つに変更し、5ポケットのデニムパンツが誕生しました。私たちはヒップポケットを見るたびに、その偉大さを感じてしまうのです。
フロントポケットとコインポケットには補強用のリベットを。
KEY HOLDER
スーベニアグッズとしても好評のキーホルダーは、BOYが大切にしている定番アイテムをミニチュアサイズにした人気シリーズ。こちらはその中から、ワークウェアのみ厳選しました。キーホルダーだと思って侮ってはいけません。それぞれのアイテムのディテールを忠実に再現することにこだわり、本物の洋服を作るくらい手間をかけているのです。
基本的に私たちが好きなものをキーホルダーにするので、どれもお気に入りですが、強いていえばオーバーオールでしょう。何せ“私たちのナンバーワンワークウェア”ですから。デニムパンツは王道の5ポケットで、デニムジャケットはファースト型です。
キーホルダーだから着ることはできないけれど、どうしてもセットアップが作りたくなっちゃう私たち。うーん、全部可愛い! ワークウェアが好きな人はもちろん、ワークウェアがあまり得意じゃない人にもおすすめです。
ツイードのセットアップとフェアアイルセーターには、B.D. シャツを合わせるのがトラッドのセオリー。そこでネルシャツを選ぶ私たちは、着こなしも天邪鬼です。あえて野暮ったくタックインしてBOYの冬の風物詩、着膨れスタイルに。
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WORK PLAID SHIRT
中世のウェールズで生まれた織物が起源とされている、フランネル。その生地を使ったアイテムといえば、皆さんご存知のネルシャツです。シャンブレーシャツより温かく、ウールシャツより扱いやすいネルシャツは、アメリカのワーカーに親しまれ、デニムパンツなどのワークウェアと同様に、アメカジを代表するアイテムにまで発展していきました。
BOYのネルシャツは、毎シーズン柄をアレンジしながら作り続けている定番。肉厚ながら柔らかい風合いの生地感を使用した、ちょっと野暮ったいくらいの表情が私たちの好み。こだわり尽くしのディテールにも注目です。
胸ポケットのペンポケットやボタンに採用した猫目ボタンは、ワークウェアに欠かせないディテール。
脇は二本針の巻き縫いステッチ。さらに補強用の三角マチと空環仕上げでワークらしい丈夫な作りに。
体を少しでも動きやすくするための背中のタックも健在。
オールインワンとシャンプレーシャツの本格ワークスタイルも私たち好みですが、チルデンベストでスポーティにトラッドムードをプラス。ワーク由来のシャンブレーシャツはあえて残します。シューズやキャップなど、小物使いも抜かりなし。
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ALL-IN-ONE
私たちがワークウェアを作るときは、必ずその元ネタとなる年代のディテールなどを掘り下げて研究します。とはいえ、ただ古着のレプリカを作りたいわけではなく、何を残し、何をBOY流にアップデートさせるかを見極めることが重要です。
こちらのオールインワンは、1930年代のアイテムがモチーフ。元ネタはデニムでしたが、薄手ながら透けにくく、ハリコシのある風合いが魅力のハイカウントコットンツイルダンプという素材に変更し、シーズンレスで着られるように仕上げました。さらに製品でワンウォッシュ加工を施し、程よい柔らかさとシワ感のあるヴィンテージのような雰囲気に。メンズ顔負けのBOYの自信作です。
チンタブやポケットデザインは、元ネタにした1930年代のディテールを再現。当時のワークウェアは粗野で簡素な作りが特徴。
ウエストに紐を通しているので、絞って着ることも可能です。
APRON DRESS
働く人が身につけるエプロンに目がない私たち。古着屋でヴィンテージのエプロンを蒐集しながら、これはどういう人が使っていたんだろう? と、妄想タイムに耽ります。そんな大好きなエプロンの魅力を、より多くの人に伝えたい! ということで、ヴィンテージエプロンを元ネタにしたBOYらしいワンピースを作ってみました。
ヴィンテージの風合いを出すため、塩縮加工を施した高密度素材を使用し、胸元には架空の企業ロゴ“最高の洋服を作る会社”をプリント。ワークウェアとしてのエプロンの持ち味を残しながら、デイリーに着られるように仕上げました。ちなみに、電話番号は繋がりませんのでご安心を。
エプロンに後身頃を付けてワンピースへ。ありそうでない発想もBOYならでは。
ワークウェアには猫目ボタン。これは絶対に譲れません。
サイドステッチに被さるほど大きいポケットは、エプロンらしさの名残です。たっぷりとした収納力も◎。
COVERALL JACKET
アメリカの大手デパートのストアブランドとして誕生したワークウェアブランド〈ビッグマック〉。BOYでは人気モデルとなった別注の後染めオーバーオールが定番ですが、今シーズンは同じ生地を使用したカバーオールが新たに加わりました。
1960年代のアーカイブのディテールを踏襲し、今着たいゆったりしたシルエットとカラーリングにアップデートしています。セットインスリーブが多いカバーオールですが、今回はラグランスリーブに変更。 BOYらしさを注入しながら、古着にはなかなかない雰囲気に仕上げています。
左胸ポケットのタグは別注の証です。赤いカンヌキステッチもいいアクセントに。
ワークウェアらしく三本針ステッチで頑丈に縫製。ラグランスリーブ効果で、より印象的な後ろ姿になりました。
ボタンにはブランド名を刻印しています。
裏のポケットのネームも、1960年代のタグをアレンジした特別仕様。
ABOUT

25年前の1998年、〈ビームス ボーイ〉のお店が誕生しました。コンセプトはその名の通り、『男の子のような女の子』。定番として愛され続けるメンズ服に惹かれる女性、そんな人たちのために生まれたお店です。

25周年のアニバーサリーイヤーにあたる今年、フラッグシップショップ「ビームス ボーイ 原宿」は同じ明治通り沿いに移転し、より大きくなって新しいスタートを切りました。

この大切な年に改めて、ブランドの根底にあるトラッドに着目。そして、トラッドの中でも私たちのスタイルを形作る中心ともいえるプレッピーをメインテーマにスタイルブックを制作しました。

アメリカ東海岸の学生たちの間で生まれたスタイルであるプレッピー。キャンパス内外での暮らしの中で派生した着こなしは、〈ビームス ボーイ〉というブランドを形成するカテゴリであるトラッド、アウトドア、ワーク、スポーツ、ミリタリーを上手にミックスする、まさに私たちの着こなしの教科書といえるものです。

ルール・ルーツを知って、ストーリーのあるファッションを楽しむ。さらにそれを知った上で自分流のアレンジを生み出していく。そのために背景とモノに軸を置いた、自分のスタイルを作り上げるためのバイブルのような辞書。

過去、現在、そして未来の〈ビームス ボーイ〉を網羅するスタイルブック、それが『THE INDEX: PREPPY』です。

INFORMATION

9月16日(土)より『THE INDEX: PREPPY』
ブック配布開始!

BEAMS各店舗※1 およびBEAMS公式オンラインショップ※2 にて、
〈ビームス ボーイ〉の商品をご購入いただいたお客さまに、本コンテンツを1冊に収めた『THE INDEX: PREPPY』ブックを先着でプレゼントします。
数に限りがございますので、予めご了承ください。

※1 BEAMS各店舗:〈ビームス ボーイ〉の商品を税込15,000円以上ご購入のお客さま。
※2 BEAMS公式オンラインショップ:〈ビームス ボーイ〉の商品を1点口(商品単品)で税込15,000円以上ご購入のお客さま。セール商品、アウトレット商品、予約商品は対象外です。