ターフ(=芝)とタウン(=街)をクロスオーバーする ’90年代的ストーンウォッシュアイテムが面白い
もともとはジーンズの洗い加工のひとつである「ストーンウォッシュ」。’90年代のストリートを彷彿させるデザインであり、近年もジーンズをはじめさまざまなアイテムに転用され再燃の兆しを見せている。そんな“街着代表”ともいえるストーンウォッシュのアイテムをコースでも楽しんでしまおうというのが<BEAMS GOLF>の新提案。ポロシャツからヘッドカバーまで、多彩なストーンウォッシュアイテムを用意した。ゴルフのドレスコードでは絶対NGとされるデニムであるが「では、ブラックデニムのプリントなら?」という遊びの発想から生まれた、まさに“今”を象徴する新しいゴルフウェアの提案である。
身に着ける服は、芝の上でも街の中でも何も変わらない。それがTOKYO STREET GOLFERの新しい流儀である。
クリーンな印象も与えるポロシャツの秘密
ご存じのとおりストーンウォッシュは、ストリートを代表する加工パターンのひとつだ。しかしながらこのポロシャツからはクリーンな印象も漂ってくる。その理由はストーンウォッシュをプリントで表現しているから。つまり加工ではなく柄。しかもあえてのブルーではない色使い。ゆえにデニムの雰囲気を醸し出しつつ、総柄シャツのような大人っぽさも併せ持つポロシャツに仕上がっているのだ。このポロシャツをはじめストーンウォッシュシリーズのウェア類はすべて、ブラックとイエローの2色で展開。’90sデザインのエッセンスを汲んだロゴ入りラバーパーツが、このシリーズのアイコンとなっている。
シルエットとディテールにこだわったスウェットシャツ
メンズのスウェットはベーシックなクルーネックタイプ。今どきのゆったりしたシルエットでストリート感ある着こなしを楽しんでほしい。対するウィメンズは、これ一着で気兼ねなくプレーできるモックネック仕様。こちらもゆったりとしたサイズ感で、ヒップが隠れるチュニック丈に設定したこだわりのシルエットとなっている。細身のロングパンツやレギンスと合わせれば’90年代のストリートガールを彷彿させるスタイルに。コースの上だけでなく街で、いやむしろ街でこそ着たくなるインパクト抜群のスウェットだ。
卓越したデザインと機能を誇るハーフジップブルゾン
ゴルフではお馴染みのハージップタイプのブルゾンも、ストーンウォッシュ柄となると俄然ストリートな印象に。デザインは男女ほぼ同様だが、メンズは前面に大きめのフラップポケットを、ウィメンズは両サイドに腰ポケットを配置する。4WAYアクティブストレッチ生地を採用し動きやすさは抜群。ジップ&スナップボタンの比翼の前立てや、裾を絞ることができるドローコードなどを備え、優れた防風性も発揮する。またメンズは放湿性と着脱のしやすさを考慮し、身頃脇がジッパーで開閉できるようになっているのも嬉しいポイントだ。
パンツ&スカートこそデニム感覚で着こなすべき
動きやすく、かつコーディネイトしやすいベーシックなデザインのパンツに、ストーンウォッシュ柄をプリント。ボールが1つだけ入るポケットが付属し、機能性と遊び心を控えめに表現している。ウィメンズのスカートはフロント&ヒップポケットのデザインがまさにデニム感覚。いずれもシンプルなトップスを合わせて、ストーンウォッシュ柄を主役にしたコーディネイトを狙いたい。既存のゴルフウェアの方法論にこだわることなく、こんなパンツやスカートを手始めに、ストリート感覚漂う着こなしにトライしていただければ幸いである。
心機一転、大胆不敵なキャディバッグで
ウェアだけではなくキャディバッグにもブラックデニムのストーンウォッシュ柄を。イエローをロゴに大胆に刺繍したスタンド型キャディバッグ。見た目のインパクトのみならず機能面も完璧で、多くの収納ポケットを装備し、雨でも安心な止水ジップを採用した本格モデルだ。今季買い替えを考えているなら、ぜひ。
仕上げはヘッドカバーを始めとしたアクセサリー類で
今季大注目のストーンウォッシュシリーズには、気の利いた小物類も豊富にラインナップする。クラブを取り出しやすく、外した後も邪魔にならない袋型スタイルのヘッドカバー。紛失やポケットに入れる煩わしさを軽減するため、アウトドア製品に広く採用されている“Fidlock”のスライド磁石スナップ付きパターカバー。ラウンド中の小物類の整理に必須のカートバッグ。こんなアクセサリー類の数々が、ストリートゴルファーの装いを豊かに彩ってくれるはずだ。
カートバッグ
Photographs_Chifuyu Aizawa
Text_Tomoshige Kase
Edit_lefthands