MARCHE REPORT
東京都江東区。豊洲運河沿いを走る越中島通りを進むと、昨年9月に移転が完了したビームスの新物流拠点「ビームス ウエアステーション(DPL江東深川)」が現れます。延床面積約9000坪の同施設ではこの日、オーナーである大和ハウス工業とビームスの協業イベント『FUKAGAWA MARCHE (深川マルシェ)』が開催されました。
今回の会場は、DPL江東深川内にある広場。当日、入り口前には開場を待ちわびる人々が列を作り、「おはようございます」と声を掛け合う姿も。休日とあって多くの親子連れで賑わっていました。
午前11時、マルシェがスタート! 開場と同時にお客様はお目当てのブースへ。この日は、B品&サンプル品の販売、倉庫内見学、ミニ胡蝶蘭の鉢植え…と楽しいイベントが目白押し。中でもB品&サンプル品の販売ブースは、開場直後から大きな賑わいを見せ、ダウンやコートはあっという間に完売しました。

お揃いの半被を着て接客するビームススタッフ

B品&サンプル品ブース

最先端ロボットが働く倉庫内へ!
午前11時30分には、事前申し込み制の“倉庫内見学”がスタート。参加者はお揃いのベストを着て、「ビームス ウエアステーション(DPL江東深川)」の建物内へ。最新の自動化システムが導入された倉庫では、商品を搬送するロボットを見ることができ、最先端のテクノロジーを前に参加者からは驚きの声が上がっていました。受付開始15分ほどで募集定員に達した倉庫内見学。参加者の多くは近隣にお住まいの方々で、その関心度の高さが伺えました。
晴天のもと多岐にわたるコンテンツを展開した『FUKAGAWA MARCHE』。当日の入場者数は800人を超え、初開催ながら大盛況のイベントとなりました。
『FUKAGAWA MARCHE』の“育ての親” 2人に聞きました!『FUKAGAWA MARCHE』の“育ての親” 2人に聞きました!
ここからは、運営メンバーから縦横無尽に湧いてくるアイデアを実現し、現場を支えた2人にインタビュー。開催に至った経緯から、マルシェに込めた想い、そして「ビームス ウエアステーション」のこれからについて語っていただきました。
Profile
- 1人目は、大和ハウス工業株式会社の斎藤さん!
- 大和ハウス工業株式会社 東京本社 ビジネス・ソリューション本部所属。大和ハウス工業が開発する物流施設「DPL」の地域共生活動「DPL地域つながるプロジェクト」を担当。『FUKAGAWA MARCHE』の運営にも参加し、ビームスと大和ハウス工業の架け橋としてチームを支えている。

マルシェを通じた地域との共生
物流施設は通常あまり、地域の皆さんに向けた空間を持つことはありません。ただ、DPL江東深川には、今日の会場のような誰もが自由に利用できる公開空地があります。この施設が完成したとき、「もしビームスさんが何かイベントを開催する際には、ぜひご活用ください」とご案内して、それが結果的に今回のマルシェ開催に繋がりました。
弊社では今年に入り、物流施設を利用するテナント企業様と地域の方々とのつながりをテーマにした、“DPL地域つながるプロジェクト”を本格的に始動しました。大和ハウスといえば、多くの方がハウスメーカーをイメージされるかと思うのですが、実は物流施設の開発も主要事業の一つです。 施設は、建設されるとその場所にずっと残り続けますよね。だからこそ、 近隣にお住まいの方々との関わりを大切にしたいと思っています。そんな矢先、ビームスさんからマルシェのお誘いをいただいて。「地域の方々に日頃の感謝を伝えたい」という想いに深く共感し、開催にいたりました。

“倉庫”の透明性を高める機会に
物流施設は外壁が高く、建物も大きいため、 「一体この中で何をやっているんだろう?」と不思議に思われる方も少なくないと思います。 今回のマルシェを通じて、そうした皆さんに物流施設が開かれた場所であり、「こんなに綺麗なんだ」と感じていただけたらと思っています。
以前、別の施設で見学会を実施した際、近所にお住まいの方から「この倉庫がどうなっているのかずっと気になっていた」というお言葉をいただいたことがあります。「中が見れたから、これからは周りにもいろいろ説明ができる」と、喜んで帰られた姿を見て、 嬉しく感じました。 地域の方々のご協力なくして施設の運営はできないので、 このようなイベントを通して、少しでも地域の皆さんに安心していただける機会を増やしたいと思っています。
みんながHAPPYになれるコミュニティ
ビームスの皆さんからは、地域の方々をとても大切に思う気持ちが伝わってきます。「どうすれば地域の方が来てくださるか」「お子様に楽しんでもらうにはどうしたらいいか」と真剣に考える姿に、私たちも刺激を受けました。 皆さん自身が楽しそうに運営されているのも印象的でしたね。ビームスさんのバリューにある“ハッピーを提案して、ハッピーを生み出す”という姿勢を間近で感じることができ、私自身もワクワクしながら取り組むことができました。
実はモルック体験を実施する前に、「運営のみんなで一度やってみませんか?」とお声がけいただいて、みんなでやってみたんです。これがすごく盛り上がって! 自分たち自身が楽しむこと、周囲を巻き込むことの大切さを改めて実感しました。今回のマルシェは、当社にとっても非常に意義のある取り組みになりました。

大和ハウス工業の植物工場で栽培されたレタスの配布

住宅団地「緑が丘ネオポリス」で栽培されたCOCOLAN(ミニ胡蝶蘭)の鉢植え体験
Profile
- 2人目はビームス スタッフの相馬さん!
- ロジスティクス本部 物流管理部管理一課に所属し、「ビームス ウエアステーション」で庶務・事務を担当。今回のマルシェでは、メンバーのアイデアをまとめ、イベントに必要な備品なども準備。ディフェンスラインでチーム全体のバランスを整えつつ、持ち前の明るさでマルシェ当日も運営メンバーを支えた。

身近に感じてもらうきっかけに
『FUKAGAWA MARCHE』の一番の目的は、日頃お世話になっている地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えること。DPL江東深川は24時間稼働しており、昼夜問わずトラックが出入りします。どうしても近隣の皆さんにはご迷惑をおかけしてしまうことがあるため、大和ハウスさんもビームスも、以前から地域の方々とコミュニケーションを取りたいという想いがありました。どういう形で感謝の気持ちを伝えるかと考えたときに、“マルシェ”というアイデアが生まれたんです。
もう一つの目的として、「ビームス ウエアステーション」を地域の方に知ってもらいたいという想いもあります。倉庫だけを見ると、ビームスであると認識されない可能性も高い。だからこそ、マルシェを通して「ここはビームスの倉庫なんだ」とか、「ビームスってこんなこともやっているんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。

地域と繋がるサステナブルな取り組み
「ビームス ウエアステーション」では、サステナビリティ活動の一環として、週に2回、ストリート清掃を行っています。掃除をしていると「お疲れさま」や「ありがとうございます」、「ビームスさんいいね」といった温かい声をかけていただくことがあり、とても励みになります。この活動を地域内で広げて、将来的には周辺の企業も巻き込んで、地域全体で清掃活動に取り組めるようにしていきたいです。
また最近、社内では、地域貢献・深川マルシェ・サステナブルパーク構想といったテーマで、サステナブルな活動を考える分科会が設立されました。 週に1回のペースで「自分たちに何ができるか」を考えるミーティングをしていく予定です。
ビームスだからできること
初の開催を終えて、アップデートしたい部分はいろいろとあるのですが、今回1日目に実施予定で、悪天候により中止となった“シューケアのワークショップ”は、形を変えてでも実現したいです。あとは、「ビームスウエアステーション」=サステナブルパークという位置づけなので、深川マルシェを通じて体現できるイベントにしていきたいと考えています。例えば、ビームスでは部活動が盛んなので、ビームスの「釣り部」に所属するスタッフを呼んで、釣りの講習会とかルアー作りとかもやってみたいですね。
1回で終わらせることなく、継続していくことがこのマルシェの目指すところ。私だけでは出てこないアイデアが沢山あると思うので、これからもみんなで考えて、楽しみながら継続していきたいです。




地域と共に成長する物流拠点をめざして地域と共に成長する物流拠点をめざして
ビームスと大和ハウス工業の2社が『FUKAGAWA MARCHE』に込めたのは、地域への感謝と、開かれた物流拠点を創造したいという強い想い。単なるイベントに留まらず、近隣の方々との絆を深め、企業と地域が共生・共創する形を目指した活動の大きな一歩となりました。今後も「ビームス ウエアステーション」は、様々な取り組みを通して、地域と共に成長していきます。