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接客の達人
販売員として執行役員に抜擢された齊藤。長年お店に立ち、お客様と接してきたからこそわかる現場感覚や、執行役員として会社に届けていきたいことについて話してもらいました。


サービスマスターでもある
齊藤が思う仕事の魅力とは。
- Q.ビームスに入社を決めた理由を教えてください。
A.銀行員からの転職組です。当時は就職=ゴールのように考えていて、いい会社に就職しなきゃと福岡で銀行員になったものの、しっくりこない。週末になると気分転換するために、ショッピングしていました。さまざまなお店があるなかで、「ビームス 福岡」の楽しげな雰囲気にハマってしまって。楽しそうに喋りながらもキビキビと働いている同世代のスタッフを見て、いいなあと思っていたら、レジのところにスタッフ募集と書いてあり、「これだ!」と。親から見たら馬鹿野郎ですよね(笑)。
- Q.入社してから現在まで、どのような仕事を担当してきましたか?
A.キャリアのスタートは「ビームス 福岡」。ビームスといえばカジュアルな印象を持っていたので、メンズドレスに配属された時はこんな世界があるのかと驚きました。2004年に東京に移ってからは、バイヤーにくっついて生地の展示会に行ったり、スーツ工場とやり取りしたり。商品を理解すればするほど、お客様にも伝えやすくなっていくことが楽しくて、接客の仕事にのめり込んでいきました。現在は「ビームス ハウス 丸の内」で接客のプロフェッショナルであるサービスマスターとして、お客様をもてなしています。そして執行役員に就任しました。

- Q.仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
A.販売員はお客様をかっこよくして帰してあげる、お手伝いをする仕事。「ありがとう」と言って喜んでもらえると嬉しいし、仕事が楽しいと思える。それに尽きます。正直なところ、自分に突出したものはないと思っていて。ただ、お客様がどんなことを思っているのかを常に考え、お客様のペースに合わせることを大切にしています。勢いのある人にはすばやく元気よく、ゆったりしている人なら穏やかに。そして困っている人には寄り添ってあげられるように気遣う。長年販売員をやってきて、結果も出し続けてきましたが、売り上げを立てることだけが目標ではありません。数字の目標を立て、達成することを正解とする企業もありますが、ビームスは違う。1枚のハンカチの魅力を延々と伝えて売るのもビームスではかっこいい仕事。そんな価値観の会社です。
- Q.店舗で働く際に大切にしているルールはありますか?
A.お店のスタッフと連携することです。普段からスタッフのいいところを見つけて認め合い、仕事を頼む。お店って1人の売り上げが良くてもダメなんです。私が接客中に、もしサイズ違いのアイテムを別の店舗から取り寄せする工程が出てきたら、他のスタッフに頼んで関わってもらいます。スタッフの1人が忙しくしているのに、周囲が関係ないからとのんびりとしていたら、お客様はその空気を感じ取って不快に感じます。お店全体でお客様をもてなすからこそ、この店はきちんとしていていいなと安心してもらえる。スタッフ同士が自然に連携できる、いい空気のお店だからこそ、リピートもしていただけると思っています。
- Q.販売員と執行役員を両立している意義はなんですか?
A.執行役員に任命された際、設楽社長から「ビームスの軸は販売とサービス。売り場に立つスタッフの見本となり、あとに続く人への道筋を示してほしい」と言われました。ビームスの社員の大半は販売職で、そこから会社の運営に携わる人間が出てくるのは自然なこと。データや報告書からは読み取れない、現場にいる私たちの目でしか感じられないことがあります。例えば、最近はインバウンドのお客様が増えています。ガッチリした体格の方が多く、ジャストサイズで着るメンズドレスは販売機会を逃すことが多い。大きなサイズを増やすべきか、リスクになる在庫は持つべきではないのか、こういった肌感は現場での接客回数が多くないと判断できません。現場のリアルな声を反映していけることはビームスの強みになるはずです。

サービスマスターの証である名札、採寸に使うメジャー、後輩から贈られたカランダッシュのボールペンなど、仕事に必須のアイテム。

ビームスで活躍するための
心構えとは。
- Q.ビームスで活躍するために必要な力とは?
A.自分の売りになる、得意なことを持っておくこと。話すことが好きなら楽しく話し続けたらいいし、モノの知識を知ることが好きなら、他人よりとことん深掘りをする。できないことを悲観するよりも、できることをさらに伸ばす方が大切だと思います。他人のいいところを見て、自分ができないことは他人を頼って、仕事として成立させればいい。得意なことで貢献すればいいという考え方は、キャリア制度にも現れています。管理職を目指すジェネラリストになるか、特定業務を極めるスペシャリストになるかを自分で選ぶことができる。私自身もマネジメントに進むよりも、販売のスペシャリストという道を会社が認めてくれてよかったと思っています。
- Q.ビームスはどんな会社だと思いますか?
A.好きな仕事が楽しくできる会社です。自分のやりたいことを突き詰めようと思えば、それを認めてくれる土壌があります。私は接客が好きで販売員を続けていますが、接客がすべてではありません。もし今の場所がフィットしないと感じたら、他の可能性に挑戦できる。ビームスにはいろいろな仕事があるので、自分の特徴に合った仕事が見つけられる。それはビームスのいいところだなと思います。

- Q.日々、働くうえで大切にしていることは?
A.身体も心も健康でいることです。日々の業務で思ったようにいかないこともありますが、自分の気持ちを穏やかに保っていないと、接客に差し障りますし、不調にもなる。それに対しては神頼みで、お守りをたくさん持っています(笑)。人間力は自分にしか高めることはできません。自分なりの方法でメンタルを保つことは意識していますね。

趣味やプライベートでの
過ごし方にフォーカス。
- Q.普段の趣味や好きなカルチャーはなんですか?
A.しいて挙げるならジャズを聞くことが好きで、特にピアノジャズが好み。ジャケットを見ながら、1枚1枚出し入れする動作も楽しくて、いまだにCDを集めています。アーティストはフランス最高のジャズプレイヤーと呼ばれるミシェル・ペトルチアーニが特に好きですね。身体に先天性疾患を抱えながらも、力強いタッチでピアノを弾き、音から悲壮感が感じられない。純粋に奏でている音に惹かれました。休日は音楽をかけながら、ペットのお世話。子どもが持ち帰ってきたメダカの水槽を掃除したり、犬にシャンプーをしたり、飼育員のようなことをやっています。
- Q.これからの仕事の目標は?
A.最近は商品の値段が高くなって、素敵なものと出会ってワクワクしても躊躇して買いづらい状況です。一企業で解決できる問題ではないし、値段を下げることが正しいと言える時代ではありませんが、ハイクオリティでも買いやすい値段に落ち着いてくれるといいなと思っています。買い物って楽しいなと感じてもらえるように。そしてこれからもお客様の気持ちを想像することを大切にしていきたい。お客様一人ひとりの価値観や金銭感覚は違います。それぞれの立場に立って、迷っている方にはきちんとプロとしてご案内して、次につながるきっかけを作り続けることが大切だと思っています。
MESSAGE
- ビームスは自分の働きたいように働ける会社です。数字だけで判断されることはなく、他人に貢献したいという思いや人間的な魅力も含めて評価されます。人を喜ばせたい、服が好きという気持ちがあれば、いくらでも楽しく働けると思います。
PROFILE
- 齊藤浩樹 ビームス ハウス 丸の内 サービスマスター 2004年入社
- 「ビームス ハウス 丸の内」サービスマスター。現役販売員としてはビームスで初めて執行役員に就任。趣味は音楽を聞くことで、ピアノジャズのCDを収集。
