柄の秘密

2020.04.10

こんにちは、こんばんは。 

BEAMS JAPAN SHIBUYAの荒木です。


さてさて今日は、今でも日本で大切にされ続けている「畳」のあの部分を使った、小物入れのご紹介です。


高田織物 × BEAMS JAPAN / 別注 畳縁 カード & コイン ウォレット 柄
価格:¥715
商品番号:56-65-0065-389

店頭で「これって畳の…」なんて声をかけてくださるお客様も多いです、そうです。畳縁(たたみべり)です!本来は足で踏まれても問題ないほどの強度がある畳縁。その独特な模様と美しい色使いを生かした小物入れに仕上がっています。コインケースやカードケースなどのハードな使い方から、ちょっとしたリップや目薬、イヤホンなんかを入れておくのもオススメです!

この畳縁の柄シリーズは、全部で4種類あるのですが、柄で悩まれるお客様も多いので今日はその柄の意味をご紹介したいと思いますー!


亀甲(鶯)


これは「亀甲」という種類の模様で、文字通り亀の甲羅を表しています。 鶴は千年亀は万年というように、亀は長寿吉兆の象徴として親しまれているんですよ!亀の甲羅のひび割れで占いをしていたなんていう話も、歴史の授業で習ったんじゃないでしょうか?縁起のいい柄の代表的なものとして、今でも多くのものに使われています。


亀菊(納戸)


こちらは先ほどの「亀甲」に加えて、「菊」が添えられています。菊はその丸い形が太陽を思わせることから、花柄の中でも最も位の高い花として用いられています。 長寿の象徴であるほか、無病息災や邪気払い、心身の安定など様々な意味を持っているのが特徴となっています!


舛菊(鶯)


畳縁の中でも特にメジャーな柄となっている菊舛菱の柄。こちらはベースにひし形が使用されています。「菱」のルーツは水草の菱の葉で、繁栄力の強い特徴があることから、子孫繁栄、無病息災の意味などがあります!



ナリヒラ(納戸)


最後にこちらの「業平(なりひら)格子」の柄。業平格子とは、菱型の格子の中に十字を入れた柄のことで、在原業平が好んだことからつけられたそう!ちなみにこの和柄シリーズは「鶯」と「納戸」の2色があり、鶯はうぐいすの明るい黄緑色、納戸は緑色を帯びた深い青色となっています。

長くなりましたが、柄や色にも様々な意味を持たせる文化が日本にはあります。ぜひ選ぶときに参考にしてみてくださいね!


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