記憶の隅にあること。

大久保 マキ 2019.09.03

9月です。

むしむしと残暑厳し日がまだ続きそうですね。


娘がながい夏休みでしたので子育て期間をいただいていました。

山へ行ったり、川へ行ったり。

映画を見に行ったり、家でのんびりすごしたり。

なんでもないような、特別な夏。



©Disney


いま、こんなにきらきら笑っているこの子。

全身であそんで、わらって、泣いて、生きているこの夏の日。

この子の中で、いくつの記憶が残っていくんだろうか。

私が3歳のころのこと、覚えていないもんなぁ。




それでも3歳のちいさな宇宙の中に、この毎日はぎゅっとぎゅっと詰まっていく。

この笑い転げていた毎日を、たとえ娘が思い出すことがなくても、

これからおおきくなっていく娘の一部分になっていくことをうれしく思うのです。

3歳のこの夏は、きっと娘の記憶の隅っこにずっといるだろう。

私はきっとこんな毎日があったことを思い出して、たまにちょっと泣いたりするのかな。




夏のすこしセンチメンタルな時間。

また季節もめぐる。

秋のうつろい、冬のたのしみかた。

お店には、あたらしい季節の洋服がたくさん。

寒くなっていく時間、なにを着てみようかな。


そうしてまた、あたらしい世界。

この夏の記憶をちいさな宇宙に詰め込んで、私もまた生きていくのです。




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