吹く風がどこか涼しく感じられて、いよいよニットの出番ですね。
今日は好評開催中のイベント<BATONER MORE VARIATION>のご紹介です。
<BATONER(バトナー)>は1951年に創設のメゾンブランド等を手掛けていた
ファクトリーから発信されたニットブランドです。
今回のイベントに合わせ多彩なバリエーションをご用意しました。

先日、BATONERデザイナーの奥山さんから
お話しを聞く機会がありました。
<BATONER>の素晴らしさはいくつもあるのですが、
古き良き伝統的なニットを新しい解釈で展開し、
受け継がれていくモノをとことん追求している誠実な姿勢が
製品ひとつひとつに表れているところ。

<BATONER>はニットの名産地である山形生まれ。
原料から製品仕上げまでニットを作る紡績・鮮やかな染色・編み・風合い・仕上げといった
全ての工程を周囲15分圏内の山形の工房で互いの密接な連携のもと行っています。
糸を持って歩けば、その道のスぺシャリスト達に直ぐに出会うことが出来る。
そんな恵まれた環境が、細かいディディールにしっかりと向き合い、
高い品質を維持することを可能にしています。

例えば、ブランドのシグネチャーモデルと言えるこちらのボトルネック。
使用しているスーパーファインメリノウールの糸は
歴史ある山形産地の代表的な素材となっており、
戦後にいわゆる毛糸のセーターが山形で作られるようになってから
現在に至るまで産地の歴史と共にアップデートされ続けている
最もベーシックな糸になっています。
ここで拘っているのは、ニットの一般的な認識として、
良質なウールは柔らかく、ふんわりとしているけれど、
一方で毛羽たちやすく、品質に相反して繊細な分だけ扱いにくいというイメージがあります。

私自身も繊細なお気に入りのニットに毛玉が出来てしまった経験は何度もあります。
奥山さんは質の良いものが長持ちしないことは、どこか親切ではないと感じ、
こちらのスーパーファインメリノ糸を素材の特性を大切にしながら
シルクの様な上品なツヤがあり、素肌に着てもチクチク感が無く肌触りが滑らかで、
毛玉が出来にくいように、糸の改良を続けてこられました。
大切なニットを長く愛していただけるように、

編み方も、より落ち感が感じされるような、女性らしいシルエットが出るように
片畔編みに。デザインを見ただけで<BATONER>と分かる特徴的なラグランスリーブの
滑らかなシルエットは、肩からそっと流れるようなシルエットで、身体のラインに
沿い心地よい着心地。編み目が立って美しい表情に。
言葉では簡単ですが、シンプルに美しくあることは勿論、
丁寧で良質なモノ作りに対して、真っ直ぐ誠実に向き合っています。
さぞかし古いベテランの職人さんが多いブランドなのかと思っていると、
工房のスタッフの方は実は若いスタッフも多く、奥山さんだけでなく
<BATONER>には新たな若い活気と情熱とニットに対する愛情が溢れているようです。

今回イベントを記念して下記開催店舗で<BATONER>をお買い上げのお客様に先着で
アームウォーマーを差し上げています。
ビームス ハウス 丸の内
ビームスハウス 梅田
ビームス ハウス名古屋
デミルクス ビームス 柏
BEAMS online SHOP

こちらも愛情をもって1点1点作って頂きました。
色がアソートであることと、数に限りがございますので
ご了承ください。
イベントは10/30まで下記店舗で開催しております。
是非、大切に作られたニットに会いにいらしてください。
SHOPでONLINEでお待ちしております。