








2026.06.26
【オフサイド・ラブ】 君の隣を歩くたび、僕はオフサイドラインを探してしまう。 近づきすぎれば、君は離れていってしまう気がしていた。 だから半歩だけ後ろから、横顔ばかりをずっと見つめていた。 目が合うたびに君は少しほほえんで、また前を向く。 その笑顔は「来てもいいよ。」なのか、それとも「まだ早いよ。」なのか。 恋には笛がないから、誰も正解を教えてくれない。 一歩踏み出せば始まるのか、はたまた終わってしまうのか。 それでも君がこちらを振り返るたび、心だけは何度もラインを踏み越えていた。 まだ触れられない、この距離が一番苦しいくて、きっと一番美しい。 (ピピー!!!)