長崎県の伝統的な凧作りを受け継ぐ〈小川凧店（オガワハタテン）〉の豆凧。凧の模様は、描くのではなく、色鮮やかに染められた和紙を切り貼りして作られ、主に赤と青を使用したデザインが特徴です。

丹後縞(たんごじま)：オランダ国旗によく似た配色の、長崎凧の中でも最もポピュラーな紋様。

長崎凧
14世紀中頃から唐やオランダからの外国人によって伝えられたと言われています。凧のデザインは、オランダの船旗や標識の影響を強く受けています。また、長崎凧はもともと「ケンカ凧」と呼ばれていました。これは、空高く舞う凧が自分のものかそうでないかを見分ける必要があったためです。そのため、長崎凧のデザインは、単純で力強く、遠くからでもはっきりと見える色使いが特徴です。

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